KOBELCOの3つの約束

当社及び当社グループ会社における不適切行為に関するご報告について

2017年10月13日

株式会社神戸製鋼所

このたびは、当社及び当社グループ会社における不適切行為に関しまして、お客様、お取引先、株主様そのほか多数の皆様に多大なるご迷惑をおかけしておりますこと、改めて深くお詫び申し上げます。

当社が2017年10月8日付けで公表した「当社が製造したアルミ・銅製品の一部に関する不適切な行為について」及び同月11日付けで公表した「今回の不適切行為に関するご報告について(鉄粉及び検査会社事例)」に記載のとおり、当社は、アルミ・銅事業部門及び他の事業部門における不適切行為に関する事実関係等の調査を行っております。

これまでに公表した事案に加え、上記調査に関連して、当社グループ会社において、以下のとおり、同種の不適切行為(以下「本件不適切行為」といいます。)が確認されておりますので、ご報告させて頂きます。

1.不適合製品の内容

本件不適切行為の対象として現時点で確認されている製品(以下「本件不適合製品」といいます。)の概要は以下のとおりです。

本件不適合製品①

本件不適合製品②

本件不適合製品③

本件不適合製品④

本件不適合製品⑤

上記本件不適合製品①、②、③、④及び⑤については、現在、お客様とともに、本件不適合製品を使用した製品に対する品質影響(安全性含む)についての技術的検証を進めているところです。これまでの検証・調査において、これらの本件不適合製品の安全性に疑いを生じさせる具体的な問題は確認されておりませんが、万が一、本件不適合製品の安全性に疑いが生じた場合には、迅速かつ適切に対応する所存です。

一方、下記本件不適合製品⑥、⑦、⑧及び⑨については、既にお客様への説明を行った上で、お客様とともに、本件不適合製品を使用した製品に対する品質影響(安全性含む)についての技術的検証を完了し、製品の安全性について問題ないことを確認し、お客様との間で問題が解決したことを確認済みです。これらについて現時点で追加の費用発生は見込んでおりません。

本件不適合製品⑥

本件不適合製品⑦

本件不適合製品⑧

本件不適合製品⑨

2.不適切行為にかかる対応状況等

当社は、自主点検および緊急監査として、2017年9月より、神戸製鋼所本体及び国内外のグループ会社に対して、顧客要求仕様と検査成績書、及び検査成績書と検査実績の現物の突合せによる確認を進めております。新たに不適切行為が確認された場合には、迅速かつ適切にご報告させていただきます。
また、既に当社が確認してご報告した不適切行為も含め、不適切行為に係る事実関係の全容については、調査の公正性、中立性を担保するため、当社会長兼社長である川崎博也を委員長とする品質問題調査委員会が委任した外部法律事務所による調査が未了であるため、当該調査の完了を待って、改めてその結果をご報告する予定です。
さらに、当社は、事態の重大性に鑑み、品質問題調査委員会を設置して事態の対応にあたっており、外部法律事務所による調査の結果も踏まえつつ、徹底的な原因分析及び全社的な再発防止策を講じる所存です。現時点では、この全社的な再発防止策の一環として、本社主導での品質保証組織の改編等による品質に関するグループガバナンス強化、検査体制や品質設備投資の見直し、及び、教育体制の再構築等によるグループ従業員も含めた品質コンプライアンスの意識改革等を進めて参る予定です。 

なお、本件による業績への影響は現時点で不明です。今後、影響の程度が判明した時点で公表を行う予定です。