2017.10.13 Friday
十和田市現代美術館が撮影可能になりました。
十和田市現代美術館が、10月7日(土)より、これまで撮影禁止となっていた常設展有料エリアで、一般のお客様の個人的な利用目的に限り写真撮影が可能になりました。
これは嬉しいニュースです。 十和田市現代美術館 TOWADA ART CENTER http://towadaartcenter.com/ 十和田市の官庁街通り(駒街道)の一角に2008年に開館。「日本の道100選」に選ばれた官庁街通りの景観を損なうことのない、開放的で外観も美しい美術館です。 豊島美術館や軽井沢千住博美術館を手掛けた若手人気建築家、西沢立衛氏が、ほかの美術館にはない特徴的な建物を創り上げている十和田現代美術館。 屋外に展示してある草間彌生作品などはこれまでも撮影可能でした。 市民に開かれた美術館を目指すことを象徴するかのように、入館しなくても美術館周り(屋外)にある数々の現代アート作品を鑑賞できます。 十和田現代美術館の常設展示室は、独立したホワイトキューブの部屋にひとつの作品が鎮座しています。まるで展示室が、作品たちの家のように思えてきます。 ジム・ランビー「ゾボップ」 こちらはチケットカウンター床にあるジム・ランビーの鮮やかな作品です。 初めの展示室にはこの美術館を代表するロン・ミュエクの作品が待ち受けています。 ロン・ミュエク「スタンディング・ウーマン」 これ誰でも写真撮りたくなりますよね。最も要望が多かった作品なのではないでしょうか。「巨人」と共にこうして記念撮影するのもよいですが、作家の細かな拘りも見逃せません。 さて、さて撮影OKとなった常設展示作品で絶対撮りたくなる5作品紹介しておきますね。 ロン・ミュエク「スタンディング・ウーマン」 指輪をはめていたり、爪の伸び具合や皺が妙にリアルであったりと全体の迫力に圧倒され細部を見逃さないようにしましょう。 森北伸「フライングマン・アンド・ハンター」 ぼーとしていると見逃してしまいます。よく探して下さいね。 アナ・ラウラ・アラエズ「光の橋」 宇宙船のような作品。中に入れます。ここで自撮りしたらどんな写真が撮れるか楽しみですね。 山極満博「あっちとこっちとそっち:ぼくはきみになれない」 こんな可愛いヤツもいるのです。連れて帰っては駄目ですよ~ スゥ・ドーホー「コーズ・アンド・エフェクト」 スゥ・ドーホー「コーズ・アンド・エフェクト」 スゥ・ドーホー「コーズ・アンド・エフェクト」 9メートルの高さからぶら下がっているのは「人」です。一体全体何体いるのか見当もつきません。みな肩車して必死の形相かと思いきや、中には手抜きをしている人もいます。探してみて下さい。 そうそう、ミュージアムかカフェの床は、マイケル・リンの作品ですよ! マイケル・リン「無題」 美術館の外にもたくさんにアート作品があるのも十和田現代美術館の魅力のひとつです。そしてそれらを地元の人たちが支えているのも素晴らしい点です。 インゲス・イデー「ゴースト」 詳しくはこちらのコラムに書いてあるので是非読んでみて下さい。 ポール・モリソン「オクリア」 奈良美智「夜露死苦ガール2012」 【十和田市現代美術館、常設展有料エリアにおける新ガイドライン】 1. 来場者は個人的な楽しみとして写真を撮影することができます。 2. フラッシュ、三脚、自撮り棒を用いた撮影、動画撮影は禁止されています。 3. 写真撮影時は、他のお客様のご迷惑にならないようご注意ください。 4. 撮影した写真をソーシャルメディアに投稿される際は、撮影場所(十和田市現代美術館)と作家名 を明記してください。 十和田市現代美術館 TOWADA ART CENTER http://towadaartcenter.com/ 場所:青森県十和田市西二番町10-9 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)、年末年始 十和田市現代美術館は、「アートを通した新しい体験を提供する開かれた施設」として、Arts Towada計画の中核となる現代美術館です。 ここ十和田でしかみることができない38点の恒久設置作品が展示されている常設展は、草間彌生、ロン・ミュエクなど世界で活躍する33組のアーティストによるコミッションワークにより構成されています。 また常設展スペースのほか、文化芸術活動の支援や交流を促進する拠点として、ギャラリースペース、カフェ、市民活動スペースなど、多様な機能を持ちます。 『フランス人がときめいた日本の美術館 Twitterやってます。 Facebookもチェック! この記事のURL http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4882 JUGEMテーマ:アート・デザイン |