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♪「Ｐｏｎ　ｐｏｎ　ｐｏｎ…」
♪「愛の言葉をリル」
♪「シャイなハートがドキドキ」
♪「あの日観てた“サウンド・オブ・ミュージック”」
♪「瞼閉じれば蘇る」
♪「幼い頃の大事な　宝物だけは」
♪「ずっと　この胸に抱きしめて来たのさ…　Ａｈ　ａｈ」
♪「夜の酒場で　Ｌｏｎｅｌｙ」
♪「あの娘　今頃どうしてる？」
♪「さなぎは今、　蝶になって」
♪「きっと誰かの腕の中」
♪「肩寄せ合い　声合わせて」
♪「希望に燃える　恋の歌」
おはようございます。昭和４３年　１９６８年になりました。
高度成長真っただ中の　この年日本は　ついにアメリカに次ぐ世界第２位の経済大国になりました。
この物語が始まってから４年が　たったんですね。
スコッチエッグ２つで。（みね子）スコッチエッグですね。
かしこまりました。
エッグツー　お願いします！
（秀俊）エッグツー！（元治）エッグツー！
（省吾）エッグツー！
（ドアベル）いらっしゃいませ。
＜お父ちゃん　それに　お母ちゃんお元気ですか？今日は　久しぶりにいろんな報告をします。盛りだくさんです＞
何か　全体的に味が濃かったよね。うん。
でも盛りつけ　すてきじゃなかった？
うん　私も思った。きれいだった。
「わ～！」って思ったよ。だよね。
＜ヒデさんとはお休みの日に　デートします。ランチを　いろんなお店に食べに行ぎます。安いので　ランチだけです。あっ　そういえば　こないだこんなこどもありました＞
　回想　（秀俊）おいしいね　このカレー。
どっかで食べたことあるような味…。
（秀俊）そうなの？どこだろう…。
懐かしい味。ふ～ん。
和夫さん！おぉ　みね子か。
え～！　え～！　ちょっと～！
みんな　元気か？はい　元気です！
和夫さん　元気ですか？まぁな。
＜愛子さんはシェフの奥さんになりました。でもすずふり亭で働くのではなく仕事は今までどおり　続けるらしいです＞
（愛子）じゃ　行くね…。
みんな　ありがとう…。
また会おうね　また会えるよね。
愛子さん　そこですから。
でも　やっぱり…。
寂しいです。でしょう？
はい。
みね子さん。
愛子さん。
（富）あなたが来てくれて本当に楽しかったわ。
（世津子）うん　愛ちゃんは一家に一人　欲しいよね。
そう！　ほんと　そうなんです！
愛ちゃん…。（祐二）あの～。
（啓輔）愛子さん…。（祐二）限界ですちゃ！
あっ　ごめん　ごめん。行こう行こう行こう。
＜五郎さんと安江さんには家族が増えました＞
（安江）ここも階段だからね。よいしょ　よいしょ　よいしょ。
えっと　紹介します。
今日から　うちの娘になることになりました。名前は　茜です！
（鈴子）あら　あかね坂の茜ちゃん？へぇ～！
かわいらしい。
こんにちは　茜ちゃん。
おいおい　おいおい　おい！よろしく！
アハハハ！　あれ？（笑い声）
♪～
（ヤスハル）よっ　茜！俺も一緒だよ。俺も突然　ここに連れてこられて今日から　ここで暮らすんだって言われた。その日から　新しいお母さんとお父さんと一緒に暮らし始めた。でも　本当の親じゃなくても親子になれるんだぞ。幸せにな。俺は　幸せになったよ。
ちゃんと　親子になった。だから　茜も　なれる。
（茜）うん…。
（ヤスハル）よし！　今日から　ここはお前のもんだ！　なっ！
（五郎）ヤスハル…。
ありがとう　ヤスハル。
いや…。
何か　ずるいな　ヤスハル。かっこよすぎだろ　ヤスハル。
（ヤスハル）何だよ　それ。
あ…。
（柏木）ヤスハル…。
え～？　いたのかよ～。
ヤスハル！
やめろって！（笑い声）
＜それから　すぐに茜ちゃんはみんなのアイドルになりました＞
よっ！（笑い声）
ヤスハル～！
何で呼び捨てなんだよ。「ヤスハルさん」だろ。
ヤスハル！（笑い声）
ごめんな。
怖い怖い！（安江）茜　ダメでしょ！
え～い！（一同）あ～！
＜ほかにも　たくさんあっけど今日はこれくらいにしておきますね＞
（宗男）うわ～　うわ～　うわ～！兄貴！
（実）おう。すげぇな　畑！
ああやって見るとながながのもんだな。
（茂）んだな…　まぁ　でも　俺には食えるもんでもねえのに売れんのが　心配だが。
それは任せどげって！なっ　兄貴！
おう…　大丈夫だよ　父ちゃん。うん。
あとは　咲くのを待つだけだ。（美代子）うん…　んだね。
大丈夫！　絶対　大丈夫。
もう一回　見でくっぺ　俺！ハハハハ！
（茂）こっちも行くか。うん。
♪～
お父さんから？うん。
♪～
（実）「みね子様。できるだけ早ぐ　茨城に帰ってこられないでしょうか？報告したいこど見せたいものがあります。相談したいこども」。
へぇ…。何だろ？
いや　分かんないけど…。うん。
帰った方がいいんじゃないか？
大したことないことで　お父さんこんなこと　言ってこないでしょ。
そうだね…。
休みか…。
う～ん。う～ん。
もう一回　見せて。
（由香）どうも～。
あついねえ　あつい　あつい。
あっ　天気のことね。
はぁ。
あっ！えっ？
飛んで火に入る…。夏の由香。
は？
お願い　お願い～。お願い　お願い。
♪～
（小太郎）「毎度ご乗車ありがとうございます。このバスは　富岡経由上賀口行きでございます」。
ねえ　小太郎さん。（小太郎）ん？
次郎さん　どうした？
（小太郎）バス降りだら　分がっから。
降りだら？（小太郎）あぁ。
♪～
あっ！
ちよ子～！　進～！
（ちよ子）姉ちゃん！（進）姉ちゃ～ん！
♪～
（進）姉ちゃん！（ちよ子）姉ちゃん！
♪～
小太郎さん　ありがとう。おう。
（クラクション）
（ちよ子）姉ちゃ～ん！何　あんたら！
迎えに来てくれだの？
（ちよ子）うん。ありがとう…　ただいま。
お帰りなさい。（進）お帰りなさい。
あっ　そうだ。次郎さんが　どうしてっかバス　降りだら分がるって言われたんだけど。
（ちよ子）あぁ…　あれだね。えっ？
（進）あれだ。何　何？
え～！？
（進）厳しいらしいよ　次郎さんは。
そうなの？今の村長は　しぶといがらね。
きれいだねぇ。
お姉ちゃんも　きれいだね～。（進）んだね。
え～？　何？
（ちよ子）じゃ　早ぐ行ぐか。（進）うん。
え～　ちょっと　走んの～？
（ちよ子）何だ～？おばさんになっちまったが？
（進）んだが？は？　ふざげんな　こら～！
（２人）わ～！
待て！（２人）怖いよ～！
（３人）♪「幸せは歩いてこないだから歩いて行くんだね」
♪「一日一歩　三日で三歩三歩進んで　二歩さがる」
（笑い声）
何で　二歩下がんなぎゃなんねえんだ？
全然進まねえよ　そんじゃ。一歩ずづっつう意味だよ。
うん。だったら　一歩ずづで　いがっぺ？
三歩　進まなくていいわ。（２人）フフフ！
じゃ　私ら　先　行ってっがらゆっくり来てね。
えっ？んだな。
♪～
♪「人生は　ワン・ツー・パンチ汗かき　べそかき歩こうよ」
じいちゃ～ん！　ただいま！
おう　よぐ帰ってきたな。
♪～
姉ちゃん　早ぐ～！早ぐ～！
ちょっと待って。
驚くかね？んだね。
♪～
何よ？
え…。
えっ？ほら！
ちょっと…　え～！
何これ～！　え～！