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♪「Ｐｏｎ ｐｏｎ ｐｏｎ…」
♪「愛の言葉をリル」
♪「シャイなハートがドキドキ」
♪「あの日観てた“サウンド・オブ・ミュージック”」
♪「瞼閉じれば蘇る」
♪「幼い頃の大事な 宝物だけは」
♪「ずっと この胸に抱きしめて来たのさ… Ａｈ ａｈ」
♪「夜の酒場で Ｌｏｎｅｌｙ」
♪「あの娘 今頃どうしてる？」
♪「さなぎは今、 蝶になって」
♪「きっと誰かの腕の中」
♪「肩寄せ合い 声合わせて」
♪「希望に燃える 恋の歌」
（世津子）あっ 今日 あれだよねヒデちゃんとデート。
（早苗）へぇ～。（鈴子）えっ？
そういうことになってるの？
（みね子）いやいや いやいや いやいや！違いますよ もう！
デートなんて そんな もう…。勉強ですよ 勉強！
おや 何か思い詰めた顔してますね ヒデ君。
実はゆうべ こんなことがありました。
（元治）いや 最近ね俺 自分の気持ちに気付いてしまってさ。
（秀俊）はぁ。
気付いたっていうのはな俺の恋心なんだけどさ。
（秀俊）えっ？（元治）いや 何て言うのかな…。
う～ん…ず～っと近くにいたのにいや 近すぎてかえって気付かなかったというか。
妹みたいに思ってたからさぁ。
あぁ 分かります。そう？
でね 「あっ 好きだな」って思ったんだけど近すぎてさなかなか言えないんだよなぁ。
分かります！（元治）あっ そう？
（秀俊）はい。
え…？えっ？
誰のことよ ヒデ。えっ？
（２人）えっ？誰？
いやいや… えっ？先輩こそ 誰なんですか？
いや 俺はアパートの近所のラーメン屋の子だけど。
へぇ～ あっ そうなんですか？よかったじゃないですか～！
えっ？ どんな子なんですか？いいんだよ 俺のことは。
えっ？ ひょっとして… えっ？
みね子？なっ 何 言ってんですか！
うわっ 分かりやすくうろたえてんな お前。
いやいやいやいやいや！へぇ そうなんだ～。
全然 気付かなかったわ。
（邦子）私は気付いてた。えっ？ 何で 分かったんですか？
認めてんじゃないか。えっ？
…で 何？ 一生 黙ってんの？
いや そういうわけじゃ…。
じゃ 言えばいいじゃん。
じゃなかったら 俺 言っちゃうよ。俺 黙ってらんないから。
おはよう！（２人）おはようございます。
そういえば みね子！ ヒデがみね子のこと 好きなんだって。ゆうべ 言ってたぞ。 な～！え～！
うわ～…。
ひゅ～ひゅ～！ ハハハハハ！
♪「ヒデが みね子に あっちっち」
♪「ヒデが みね子に あっちっち」え～！
どう思う？ イチコ。
元治先輩 本当に言いそうだしな。
まっ それも置いておくとしてもちゃんと 気持ち伝えないとな。
そうだよな！
だよな～。
今日は初めてさ２人で出かけるわけで間違いなく いい機会だよな。
だよな！
なっ！
勉強！
分かりやすい うろたえ方だなみね子。
それ 認めたようなもんだぞ好きだって。
いやいや いやいや いやいやいや。
（愛子）あら かわいい みね子さん。いやいや そんな…。
そうなの？いや 「そうなの？」って 鈴子さん。
違うの？「違うの？」って…。
どっち？「どっち？」って…。
好きなんでしょ？ ヒデ君のこと。私は そうだと思ってたけど。
えっ？うん 私も お似合いだと思ってた。
えっ？いいやつだよな ヒデは。
（富）いい子よね あの子は。
田舎は静岡の沼津。干物が おいしいの。
ヒデは いい子よね 本当に。信用できる男だね。
それは… はい。
（早苗）認めちゃったら どうだ？この際。
この際って…。そうよ 認めちゃいなさい。
そうですけど…。
好きなんですけど…。
へぇ。ほぉ。
けど？
何て言うか ちょっと前に恋があったわけで…。
回想 （島谷）すてきな人を好きになれてよかった。
♪～
やっぱり 怖いっていうか…恋は。
そっか。
ちょっと過去がある女っていうか。
は？ブッ！ ごめん。
何が おかしいんですか もう！（早苗）過去があるって 演歌か。
本気でちょっと 気にしてたんですよ！
だって その… 島谷さんのこと。
ヒデさん 友達だったし…。
それなのに今度は ヒデさんが好きって…。
どうなんだって思われる気もするし。
でも 好きになっちゃったんだろ？
そうですけど。
けど？
♪～
好きです。
へぇ。
ヒデさんは優しいし最近 特にいろいろ 私に言ってくれて。
厳しいことも それは やめた方がいいんじゃないかとがでも 厳しいだけじゃなくて「俺は みね子の仕事ぶり好きだけどな」って。
回想 俺は みね子の仕事ぶり好きだけどな。
私が自信をなぐしてると「自分のやってることに自信を持て」。
回想 自信持てよ自分のやってることに。
「人と比べるな」って。
回想 人と比べるのは やめようよ。
それに ずっと…。
すずふり亭に来てから私のこと 励ましてくれて。
♪～
あら すてき。すてき。
そうなんですよ！すてきなんですよ とっても！
行ってくるな イチコ！
♪～
私 谷田部みね子はですね…。
ヒデさんのことが 大好きです。
ずっと隣にいたいなって思います。
そうなれたら すてきだなって思います。
大好きです。
ヒデさんのこと。
♪～
好きなんです。
大好きなんです。
ヒデさんのこと。
あ… みね子さん。
はい？
あ…。
ん？
♪～
・え～っ！？（２人）痛っ！
え～っ！？ え～っ！？
うそだ！ こんなの！
おかしい おかしい！絶対おかしい！
神様 ひどい！ やだ～！やだ やだ やだ やだ やだ やだ！
（鈴子）フフッ…。（世津子）アハハハ！
ありえない！ ドラマだってありえないわ こんなの。
♪～
（秀俊）あの…。
みね子さん 行ってらっしゃい。
（鈴子）ヒデ 迎えに来たんでしょ？
ええ まぁ…。
行ってこい。
みね子…。
はい。
行こうか。
はい…。
（早苗）ちょっと ジャケット ジャケット。忘れてる はい。
♪～
（一同）フフフ…。アハハハハハ アハハハ！
（秀俊）食った 食った～。
＜お父さん…。今日は 横浜にある老舗のレストランにランチを食べに行きました＞
うまかったね ドリア。
はい うまかったです。
特に ソースが おいしかったね。
＜ヒデさんは さっきのことがまるでなかったかのように普通にしてくれでます。でも やっぱし なかったことにはなんないわけで…＞
あのさ みね子。
はい。
さっき 悔しかったんだ。
はぁ… 悔しい？うん。
俺から今日 言うつもりだったから。
みね子のこと 好きだって…。
恋人になってくれないかって言うつもりだったから。
え…？
だから うれしかったけど悔しかった。
かっこ悪いなっていうか。
みね子のこと 好きだ。
ずっと好きだ。
これからも ずっと好きだ。ずっと。
俺と 恋人としてつきあってくれないかな。
♪～
ありがとうございます。
うれしい。
ありがとう。
大切にするから。
あぁ…でも 何か かっこ悪いなぁ。
（ため息）
あっ！ん？
プロポーズする時はちゃんと 自分から言うから。
はい…。
えっ！？ん？
えっ？ プロポーズ！？ヒデ君 先走っちゃった！
え～！？ え～！
＜キャ～ お父さん！先走っても もう 盆と正月が一緒にやって来たって感じです！＞
♪～
大好き。
Twishort
