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（柏木）♪「あんこづくりは」
みね子は　ヒデ　ヤスハルと共に川本世津子救出作戦を決行！
果たして…。
（ヤスハル）カキ氷が無料大サービスやってるよ！
♪「Ｐｏｎ　ｐｏｎ　ｐｏｎ…」
♪「愛の言葉をリル」
♪「シャイなハートがドキドキ」
♪「あの日観てた“サウンド・オブ・ミュージック”」
♪「瞼閉じれば蘇る」
♪「幼い頃の大事な　宝物だけは」
♪「ずっと　この胸に抱きしめて来たのさ…　Ａｈ　ａｈ」
♪「夜の酒場で　Ｌｏｎｅｌｙ」
♪「あの娘　今頃どうしてる？」
♪「さなぎは今、　蝶になって」
♪「きっと誰かの腕の中」
♪「肩寄せ合い　声合わせて」
♪「希望に燃える　恋の歌」
♪～
（荒い息遣い）
（秀俊）水　ついでくる。（みね子）ありがとうございます。
（荒い息遣い）
大丈夫ですか？（世津子）えっ？
あっ　うん。
ごめんなさい。
血が止まったみたいになってる。えっ？
あっ　強ぐ握り過ぎましたかね　私。
すみません。
うれしかった。
（ドアが開く音）
（秀俊）どうぞ。
ありがとうございます。ありがとうございます。
えっと　あの…　ヒデさん。はい。
♪～
おいし～い！
（世津子）はぁ～！
♪～
フフフフ！　アハハハ！
逃げる時私が一番嫌いなカメラマンがね…。
こう…。あっ　ちょび髭！
そう　ちょび髭！そのちょび髭がね私と　みね子ちゃんが出てきたのに驚いて！　アハハハ！
カキ氷を　こうやって食べてて「あっ！」ってなってそのまま　カキ氷　こぼしちゃって。えっ？
首から下げてたカメラに直撃！
（笑い声）こんな顔になってるの。
あぁ　気持ちよかった～！うれしかった！
ざまみろ　ざまみろ。（笑い声）
あっ！？
あっ　ヤスハルさん！あ…。
（世津子）ヤスハルさんって　カキ氷の？（秀俊）はい。
大丈夫ですかね…。
（秀俊）大丈夫だよ。任せとけって言ってたから。
はい…。
どうすっかね　まず…。
あっ　私？　あっ　どうしたらいい？
（時子）あ～　消えた。（愛子）止まった。
（祐二）何やちゃ～。
（啓輔）祐二…。（祐二）啓輔…。
♪～
（秀俊）停電だね。
停電ですね。（世津子）だね。
あらあら　停電ですね。
このころ　東京では停電今に比べるとかなり多かったです。
（ドアが開く音）わわわわわわっ！
（愛子）富ちゃん　大丈夫？（富）うん。
（鈴子）いるの？　富ちゃん。（富）いるわよ。
（五郎）やんなっちゃうよ　停電よ。
（安江）休みの日で　よかったよ。（五郎）本当だよ。うわっ！？（世津子）キャ～！
（五郎）今　何か触った。（元治）えっ　誰？
（五郎）分かんない　分かんない。何か触った。すみません。
（一同）えっ？
あれ？　元治先輩いるんですか？（元治）あれ？　ヒデいんの？
（省吾）俺だよ。（元治）省吾さん　すみません。
（五郎）ゲンちゃんさ　昨日　酔っ払ってうち泊まったんだよ。迷惑だよ　本当に。（安江）本当　迷惑なのよねえ。
何だよ　それ！悪いね　安江さん　迷惑かけて！元治！（元治）すみませ～ん！
（愛子）省吾さんもいらっしゃるんですね。
あっ　永井さん？はい　愛子です！　どうも。
あっ　どうも。（愛子）見えないけど　すてきです。
（省吾）あっ　どうも。
（柏木）ヤスハル　知らないかな　ヤスハル！（鈴子）え～？
（柏木）いないんだよ。ヤスハルとカキ氷の機械がないんだけど。
（何かを蹴る音）（一同）あ～。
（鈴子）いっちゃん。家出したんじゃないの？親が　あんまりベタベタするから。（省吾）あ～　そうかもね。
（柏木）カキ氷の機械　持って？（鈴子）そうそうそう。
（時子）みね子　大丈夫かな？（早苗）出かけたままだな。
あっ　みね子います。
（時子）えっ？　いんの？　みね子。いる。
（啓輔）うわ～！（落ちる音）
（祐二）何やっとんがけ　啓輔～。
（啓輔）暗いが　怖いがいちゃ！あっ　あの…。
（時子）ん？何よ　みね子　どうしたの？
うん…　あ…。
（一同）あっ！
（五郎）あれ？あのですね　あの　あの！
えっと…　あぁ　もう！
川本世津子…。
（元治）休みなのにさみね子が制服なんだけど。
（柏木）えっ　何？　ヤスハル？違うよ！
あのですね！（世津子）みね子ちゃん　私　言う。
あっ　はい。
あの…　私…。
（一同）わ～！
あの…　川本世津子と申します。申し訳ありません。
（柏木）あっ！
あ…　あ…あの　あの　えっと　世津子さん！
え～　え～いろいろ　事情がありましてしばらぐこぢらにいるこどになりまして…。
（鈴子）そう…。
あっ　富さん　いいでしょうか？
（富）うん　ＯＫよ！
いがった…。
えっと　どごの部屋にすっかはあどで考えるとして…。
あの　皆さんくれぐれもですね　くれぐれも世津子さんが　こごにいるこどは内緒でお願いしますね！
（元治）当たり前だよ。　なぁ？（安江）分かってるよね。
（世津子）申し訳ありません。（鈴子）はい。
おしゃべりな人気を付けるんだよ。
やっちゃん　いっちゃん　元治。（元治）えっ？　俺もですか？
（鈴子）あとは　富ちゃん。あら。
分かったね？　しゃべり組。
（４人）は～い。
♪～
あっ！　あのさ　あのさ　あの…。
今からさ　餃子　焼いて３人で食べようと思ってたんだよ。
売るほどあるからさ　焼くからここで　みんなで食べない？
（歓声）いいわね！
（安江）いいね！
昨日　暇でさ　作り過ぎちゃったの。た～くさんあんの！
なんてこと言うんだよ　お前はよ。じゃあさ　酒は　うち　提供するよ。
ほら　あれ　何つったっけ？今　はやってる　ほら　あの…。
ビアガーデン。お～　そうそうそう！
よ～し　じゃ　支度しよう！　ねっ！世津子ちゃんの歓迎会！　ねっ？
いいね！
（拍手）
♪～
さあ　いった　いった？じゃ　乾杯するよ。
え～　えっと…　川本世津子さん。
はい。ようこそ　あかね坂へ。
（柏木）いらっしゃい。
（鈴子）それから　時子。（時子）はい。
（鈴子）え～　何だっけ？　え～。日本のツイッギーを探せコンテスト優勝を願って。
えっ？　出るの？はい。
いいね　いいよ！　うん　いい！
えっ？　本当ですか？（世津子）うん。
（時子）ありがとうございます！（笑い声）
あとは　新しく生まれ変わったニュー富ちゃんの誕生を祝って。
あら　うれしい！
（笑い声）
（鈴子）あとの人はなんとか　うまいこと　幸せにね。
（省吾）そうだね。
よ～し　乾杯～！（一同）乾杯～！
♪～
時子！（時子）ありがとう！
♪～
（拍手）
さてと　そんじょそこらの…。
そんじょそこらの中華屋の餃子だけどね。
何　言ってんだよ。まぁ　食べてくれよ！　なっ！
（一同）いただきま～す。
（五郎）どう？（省吾）いや　まだ食べてない。
どう？　どう？大丈夫？　大丈夫？
♪～
んめぇ～！
（愛子）出た　ヤギ！（富）ヤギ？
あっ　「んめえ」の言い方がヤギの鳴き方みたいだからです。
じゃ　皆さん　いきますよ。せ～の！
（一同）んめぇぇぇ！
世津子さんも　せ～の！
あ…。
うう…　めぇ～。
（笑い声）
めぇ…。
（柏木）いやいや　うまい　うまい。（五郎）あっ　本当？　よかった。
焼き方も　いいのよ。
いつもより　いいよ。（五郎）本当？
♪～
よかったねぇみんな　おいしかったって。
炒飯以外も　うめえだろ？みんな　優しいんだよ。
だな。だよ。
こちら　１階に住んでる早苗さん。
そして　こちらがえっと　２階に住んでる漫画家さんの…　え～…。
あっ　祐二です。啓輔です。です。
そして　一緒に住んでる　時子。
その隣の部屋に住んでる愛子さん。
そして　大家さんの富さんです。
…で　どの部屋に来てもらう？私んとこでしょ？　ねっ？
うん　そうですかね。
うん　まぁ　そうだな。（愛子）うん。
愛子さん　よろしくお願いします。うん！
よろしくお願いします。
♪～
（秀俊）お待たせしました～。切ってきました。
（柏木）世津子さん　スイカ来ましたよ。どうぞ　どうぞ　どうぞ。
＜お父さん…。みんな　優しいです。誰も　世津子さんに何か聞いだりせず普通に　違う話を笑ってしてくれでます。そして　世津子さん子どもみたいに笑っています。今日がら　仲間が一人　増えました＞
（柏木）まただ～。
・うわ～！（落ちる音）
♪「あんこづくりは」
（柏木）あ～　ヤスハルだ。