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♪~
(みね子)「お母ちゃん。川本世津子さんは今私とおんなじ あかね荘にいます」。
(美代子)お代わりは?(実)うん。
はい。
「それを知ったらお母ちゃんは やな気持ちになっかもしんないけどうそは つきたぐないがら」。
はい どうぞ。ありがとう。
(美代子)進は?(進)うん お代わり!
はい!お母ちゃんも お代わりすっぺ!
(美代子)「みね子様。知らせでくれで ありがとう。そうだったんですね。でも そんなとぎにお母ちゃんのこどは気にしなくて大丈夫です。お母ちゃんは そんなにやわな女じゃ ないですよ」。
お母ちゃん 大盛りだっぺ!(ちよ子)すげえな。
しっかり食わねえとね。
(笑い声)
うん! うんめぇ!
♪「Pon pon pon…」
♪「愛の言葉をリル」
♪「シャイなハートがドキドキ」
♪「あの日観てた“サウンド・オブ・ミュージック”」
♪「瞼閉じれば蘇る」
♪「幼い頃の大事な 宝物だけは」
♪「ずっと この胸に抱きしめて来たのさ… Ah ah」
♪「夜の酒場で Lonely」
♪「あの娘 今頃どうしてる?」
♪「さなぎは今、 蝶になって」
♪「きっと誰かの腕の中」
♪「肩寄せ合い 声合わせて」
♪「希望に燃える 恋の歌」
花?
(宗男)おう。
(茂)花って おめえ… 花が?
(宗男)うん 咲ぐ花だよ。
(美代子)ふ~ん。
そんなもんが おめえ…。
食えもしねえもんがそんなもんが 金んなんのか?
うん なんだよ 父ちゃん。
花はね これがらの仕事だよ。
♪~
この辺りの気候だとシクラメンチューリップ西洋菊なんかがあんだと。
♪~
(宗男)兄貴本と 新聞の切り抜きだ。
(実)あぁ ありがとう。
俺が古いのかぁ。
父ちゃんが古いんじゃねえんだよ。間違ってるわげじゃねえ。
ただ いろいろ変わってきてるっつうだけだ。
こごらの人間にとってみだら花は 葬式の花輪とが別にしてよ野に咲ぐもんだし飾るにしたって買ったりしねえけどよ。
でもよ東京は その花の咲ぐ 野っ原がどんどん なぐなっちまってんだ。そりゃ そうだ。
あんだげ たくさんの人がいるとごろと住むとごろと 働ぐとごろとさどんどん出来ちまうわげだがらな。んだっぺ?
うん だよねえ。
米はよ 父ちゃん 大事なもんだ。
生ぎるために 必要なもんだ。生ぎるってこどの象徴みでえなもんだ。
んだがらよそれを つくってるっつうのは誇らしいこどだ。
おぉ…。(宗男)うん。
花はよ その先の象徴だ。平和の象徴でもある。
楽しく生ぎるってこどの象徴でもある。
うん それによ ツイッギーと一緒だ。女の人が買うもんだっぺ。まぁ 男でも構わねえけど。でも 女の人が買うもんだ。女の人は 花が好きだっぺ?
これがらは 女の人が 自由に好きなもんを買う時代が来んだ。んだがら 花なんだ。どうだ?
(滋子)いぢいぢ話が でっかぐなんな あんたは。
(宗男)ハハハ!
(実)父ちゃん。
ん?
どうかな?
♪~
おめえがやりてえと思うならやったらいがっぺ。
♪~
俺は…。
やってみてえ。
おう! 分がった!
♪~
やった!よし! よし 決まりだな!
ありがとな 宗男。うん。
よし 一緒に勉強すっぺ!うん。
いがったなぁ 滋子! なっ!(滋子)んだな。
ん?(宗男)いや あのね…。
滋子 ちょっと おめえ しゃべれ。うん。
誰がに教わったりとがしねえとなんねえし最初は 苗木も分げでもらわなぎゃなんねえ。
で 知り合いの知り合いの知り合いに花で成功してる人が日立にいるって聞いで。でもね 大変だったんですよ。何か 気難しい 変な人でねえ。
でも 話は まどめだ。お~!
えっ? どうやって?
それがな…。うん。
ビートルズが好ぎなんだと。
えっ!?いいやづじゃねえが そいづ!
で 「ラブ・ミー」…。あっ 「ラブ・ミー・ドゥ」か?
「ラブ・ミー・ドゥ」っつうレコードが欲しいんだどが言ってで。
お~ 分がってんでねえの そいづ。(滋子)んだが?
(美代子)そうなの?えっ?
んだがら やった。
おう そうが。
えっ? やった?
んだがらうぢにあったがら やった。
それって… 俺のが?
んだ。
え~…。
うわ…。
うう… うわ…。
(宗男)ハハハハハハ…。
(落ちる音)宗男さん!
♪~
大丈夫って意味だ。
宗男… 宗男 ありがとな。
(宗男)うん… うう…。
(茂)何やってんだ。(笑い声)
♪~
そして 赤坂では…。
あら ケガしてますね。
(ヤスハル)うわ~!(落ちる音)
あ~この時にケガしたんですね。
(ヤスハル)あ…。
(由香)いらっしゃいま…。
(鈴子)私 氷あずき。
(省吾)あっ じゃ 俺 イチゴ。
はい! あっ こちらへ どうぞ。
氷あずきとイチゴ お願いします。
(柏木)はいよ。
ついに この日が…。
何 何?
由香。えっ?
ゆっくりで いいんだけど…。
なくしたもの取り戻さないか? 俺たち。
(省吾)なっ?
(由香)鈴子さんと…。ん?
鈴子さんと買い物に行きたい。
うん。
お父さんと…。
映画 見に行きたい。
あぁ 行こう…。
うん…。
♪~
よかったねえ 鈴ちゃん 省ちゃん。
(すすり泣き)
いっちゃん。
あんた 由香が ここに来てること私に内緒にしてたわけ?
そうだよ!
いやいや だってさぁ。
そうだよね 言うよね。
むしろ 言ってって意味だよ。
え~? 俺?
座って 座って。
(すすり泣き)
♪~
我が すずふり亭にも新しい風を吹かせてみようかと思いまして。
シェフから。
ずっと増やさずにきたわけだがメニュー 一つ 増やしてみようと思う。ヒデ 元治。
(秀俊)はい。(元治)はい。
お前たちで一つ 新しいメニューを考えてみろ。
(2人)えっ!
先輩!すごいな!
はい! 頑張りましょう!
楽しみにしてるからな。(2人)はい!
(鈴子)それから みね子。
えっ? 私もですか?
うん これもずっと変わらずにきたんだけど…。
制服。新しくしようかと思う。
あなたが 自分で考えて。
えっ?(鈴子)そのまま つくるから。
私が?いいんですか? そんなの。
(鈴子)うん そうして。
はい。
すごいね。はい。
え~ うれしい!
わっ どうしよう…。
来週の「ひよっこ」は…。
あぁ時子みてえになりてえなって。
時子 勝負の時。
女たちそして 男たちは…。
(さおり)女は 永遠には待てないよ。
いいんですか?(正二)いいんでねえが?
今が青春クライマックス!
熱いハートが止まらない。