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お水取りには作法や日程よりも大切なものがあるんです

 

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開運お水取りの作法

御手水の作法

祐気取りにおいて重要なのは、お水取りの時刻や訪問する神社仏閣の方位だけではありません。

お水取りには色々とややこしい作法があります。それを守らないとお水取りの効果が発現しにくくなりますのでご注意ください。

また、ひいては吉方位旅行の心構えがその後の開運の行く末に大きく関わっていることを心に留めておいて下さい。

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お水取りの作法(神社編)

神社のお水取り

お水取り時間として指定されている2時間の過ごし方をご紹介します。
指定の2時間は、日本標準時表記ですから、訪問先によって修正が必要です。

1 まずは、心身を清めてから神社へ向かいます。
入浴やシャワーなどで身を清め、できるだけ歪んだ想念を捨て去り清らかな気持ちを心がけましょう。これを禊ぎ(みそぎ)といいます。

2 参道から最初の鳥居(一の鳥居といい、神社では通常複数の鳥居がある。)で脱帽し本殿に向かって軽く一礼してから進みます。
天皇家(皇族)でも下場といい、馬車や自動車を降り歩いて参内する場所が決まっています。
駐車場などから神社に入る際に参道脇の横道から入ると神社の祐気を受けにくくなります。できるだけ参道の鳥居からお進み下さい。
また参道の中央のラインは神様が進む位置ですから、真ん中から少し右か左の脇に寄って進みます。

神社の境内はご神体に護られており(いわゆる結界)、多くの場合パワースポットになっています。

ですから、境内に入ったら吉方位の土地の新鮮な空気をしっかりと呼吸し、大地のエネルギーをたくさん全身に浴びましょう。
特に急用がない限り、お水取りに指定された2時間は、できるだけ境内で過ごすよう心掛けます。

3 御手水の作法
お手水舎で手を洗い口をすすぎます。
その際、ひしゃくに直接口をつけ水を含む人がほとんどです。そうすれば、後の人がバッチイだろうに、こんな簡単なことに気がつかない方がいらっしゃいます。
外国人の方ならば、知らないで済ませるかもしれませんが、日本国民なら御手水の作法くらいはきちんと覚えておきましょう。

正しくは、
・右手でひしゃくを持ち左手の掌を洗う。
・次にひしゃくを左手に持ち替えて右手の掌を洗う。
・またひしゃくを右手に持ち替えて、左手の掌に水を受けて、それで口をすすぐ。
・口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手の掌にかけます。
・水を入れたひしゃくを立てながら、手を触れた柄の部分に水を掛け洗い流してひしゃく置きに伏せて置きます。
・最後にハンカチなどで手と口を拭います。
(役に立つおばあちゃんの豆知識)

4 本殿に向かい拝礼(もちろん脱帽)
最初に大きな鈴を鳴らしてから、お賽銭を入れる。

これが、お賽銭を先にすると駄目らしい。
まず神様に、やって参りましたと合図を送る必要がある。
それから、確かにお賽銭を入れましたよと観ていただく。その上で願い事をしつつ参拝するという流れらしい。

うっかりして、先にお賽銭を入れてから鈴を鳴らすのでは、神様が気がつかないケースもあるとのコト。すなわち、先に入れたお賽銭はフライングとなりカウントされないらしい。
そしてたとえフライングであっても一旦返金されることはない。リセットできない掟なのである。

日本中で、お賽銭を先に入れてから鈴を後で鳴らす人は随分多くいることでしょう。そういう人たちの願い事に対しては、お賽銭が奉納されているかどうか確認されていないので、神様はあまり本腰を入れないのである。
(役に立つおばあちゃんの豆知識その2)

こんな時は気を取り直して、改めてもう一度お賽銭を奉納致しましょう。
なあに、けちけちしなくともその分だけ神様はきちんと見てくださいます。
自分のミスにきちんとけじめをつける心構えが大切です。

通常の神社では二礼二拍手一礼です。
2回礼をして、2回柏手を打ち、願い事をし、最後に一礼します。

おさらいしますと、
・鈴を鳴らす
・お賽銭を奉納する
・二礼
・二拍手
・祓い給え、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え(はらいたまえ、きよめたまえ、かむながら、まもりたまい、さきあえたまえ)という略式祝詞を三回唱えることも良いでしょう。
・住所(○○県○○市○○町○○番地に住む)
・氏名(○川○江です)
・願い事(謹んで○○をお願い致します)
・一礼

5 いよいよお水取りです(水気法)
水にはその土地の気がたくさん含まれています。その水をいただくことによって、吉方位の気を存分に体内に取り入れることができるのです。
これをお水取りといいます。

★注意★
この時、ご自分の理想像を強く念じて下さい。←これ絶対大切!

社寺の名水をいただき、その場で500ccほど飲みます。

2Lペットボトル1~2本程度の水をいただき、持ち帰ってその日から9日間朝晩飲み続けます。1回の量はコップ1杯以上が理想ですが、おちょこ1杯程度でも大丈夫です。
9日間の意味は、日盤の一巡するまでの期間という意味です。

御神水は日光に当てると祐気が消滅しますので、容器はステンレス製など日光を通さないものを選びます。ペットボトルを黒いビニールテープでぐるぐる巻きにしたり、アルミホイールで包むという方法もあります。お水取りに行くとそんな方を多く見かけると思います。

もう一つ注意すべきなのは、容器は事前に洗っておくことです。
取水場でペットボトルを洗っている方がいますが言語道断でしょう。

御神水を頂くという感謝の気持ちが欠落しています。順番待ちをしている方にとってもはた迷惑な話です。感謝の気持ちがないお水取りではご利益もその程度までですね。

社寺で水をいただくときは、たとえ少額でも構いませんから必ず感謝の心を込めて奉納致しましょう。これはお賽銭の形で納めても構いません。

理想的な取水時間は指定2時間の真ん中付近。
正規時が11時~13時ならば、12時頃です。

また、始めと終わりの15分は隣接時間の象意が混じりますのであまりお勧めできません。
よって、できるだけ13時15分-14時45分の間に取水を済ませて下さい。
ですから、実質的なお水取りの有効時間は、1時間半になります。

頂いた御神水は帰宅後冷蔵庫に保存して下さい。

合わせて、水晶身代わりのお水取りを行うと更に祐気を受けられます。

と言いますのも、水晶は吉方位の祐気を増幅・吸収・蓄蔵する機能を持っています。
ですから、ただ単に人が生身で祐気取りをするのに較べて何倍も効果を高めてくれます。
中でも針(ルチル)入り水晶のパワーは別格といえましょう。

私の場合は、現地で光を通さない密閉容器に御神水と水晶を入れて身代わりのお水取りを開始し、家に帰ってからは冷蔵庫に入れて9日間保存しています。

6 お砂取り(土気法)
ご神木の根元にある土や砂をほんのひとつまみいただきます。
本当に少しでOKです。これを「お砂取り」といいます。

小さな半紙に包んでお守りの中に入れると良いでしょう。
お砂の効果は72日間~長くて1年と言われています。

ただし、五黄土星年(2013年、2022年、2031年、2040年)と五黄土星の月日は土気が強くなりすぎるので「お砂取り」ができません。
そこで、替わりにご神木の根元に落ちている落ち葉を1枚だけいただきます。

絶対に、枝に付いている葉っぱを大量にむしってはいけません。
バチが当たります。

7 帰る前に社務所でお守りを求めましょう。
お砂取りで頂いたお砂は小さな半紙に包んでお守りの中に入れると良いでしょう。

8 参道から出て鳥居をくぐり退出する時に本殿に向かって一礼

9 玉埋めまたは玉入れ(金気法)
指定2時間(実質1時間半)の間に、家から肌身離さず持ってきた(自分と同化し気を十分に吸収している)水晶を半紙や晒しの布などに包み、神社の近く(境内は不可。必ず境内の外に出ます)で絶対に人に見られないようにして地面に埋めます。

それは人に見られて後でほじくり返されないようにという意味です。

埋める深さは10cm程度(手のひら位)で十分です。
他人様の土地ですから大きなスコップで掘り起こすようなことはしないで下さい。

これを「玉埋め」といい、自分の分身が長く吉方位へ留まる、言わば身代わりに引越しさせるような意味合いを持ち、祐気取りの効果を驚異的に高めてくれます。

通常、この玉埋めには「さざれ水晶」といって、小砂利くらいの大きさのくず水晶を使います。1回に埋める量は10g程度で十分です。

ここで、五黄土星年(2013年、2022年、2031年、2040年)と五黄土星の月日は土気が強くなりすぎるので、玉埋めは致しません。
そのかわり、吉方位の範囲内にある水場(川・池・湖等)に水晶を投げ入れます。これを「玉入れ」といいます。

10 温泉入浴
最後に、指定の2時間に限りませんが、その日の内に社寺の近場の温泉で入浴すると、吉方位の祐気を更に吸収し、運の良い体質に改善することができます。

また、必ずしも社寺の近くでなくとも、温泉地が吉方位の範囲内に入っていれば大丈夫です。

当会の会員様の場合は、温泉入浴にはよく代替時を活用されます。
正規の時間でお水取りしにくい場合には、代替時でお水取りし正規の時間で温泉入浴するという使い方もあります。

ちなみに、正規の時間とはその日で最も祐気取り効果の高い時間帯で、代替時とは正規の時間帯に次いで効果の高い時間帯です。

全国各地でもお水取りの正規の時間帯をご案内している会派は多いのですが、代替時までご案内している会派はあまり見当たりません。
これは当会が独自にご案内しているいわば秘伝です。

お水取りの作法(仏閣編)

寺院のお水取り

日本における一般的な仏教寺院の参拝方法について記載しますが、一部の寺院では若干異なる場合があるので注意が必要です。
なお、特別にご供養を行う際は僧侶の指示に従って下さい。

1 寺院の入り口にある山門で、本堂に向かって合掌一礼。

2 御手洗(みたらし、水屋(みずや)とも言う)で身を清める。手順は神社参拝の場合と同じ。
もちろん護摩を焚く寺もあります。

3 鐘を撞ける場合は撞く。ただし一般参拝者が撞くことを禁じている寺院も多いので、許可する旨の掲示がない場合はしない。

4 蝋燭や線香が用意されている場合は以下の手順で献灯・献香を行う。
ただし、防火防犯の為に献灯・献香を謝絶している寺院もあるので、蝋燭や線香が用意されていない場合は行わない。

5 まず、所定の料金を支払って(志納金としている寺院もある)蝋燭や線香を購入する。
6 火を着けて燭台と香炉に捧げる。捧げる蝋燭は通常一本、線香の本数は宗派によっては三本と指定されている場合もあるが、特に指定がなければ一本でよい。

7 本堂に参り礼拝する。(もちろん脱帽)

8 お賽銭(通常は少額の硬貨で良い)を納め、鰐口などの鳴らし物があれば鳴らす。
9 姿勢を正し、静かに合掌して一礼、45度から90度上半身を屈める。
数珠を持参した場合はこの時手に掛けること。神社とは違い柏手はしない。

10 通常は何も唱えず静かに礼拝するだけで良い。ただし寺院によっては唱える言葉(本尊の真言や名号、題目など)が掲示されている場合もあるので、その場合は掲示されている言葉を唱える。唱える言葉が掲示されていない寺院でそれを知りたい場合は僧侶に尋ねてよい。

11 納経として読経を行う場合は般若心経を唱えるのが一般的、また般若心経の前に開経偈、後に普回向を唱えるとなお良い。ただし浄土真宗系や日蓮宗系の宗派の寺院では般若心経を唱えてはいけない。
なお、経は暗記している場合でも経本を手にして読むのがより作法に適っている。

12 最後に軽く一礼して本堂を退がる。

13 指定の2時間(実質1時間半)以内に、お水取りやお砂取り、玉埋め等を終える。

14 納経あるいは参拝の証に朱印を受ける場合は、なるべく礼拝の後に納経所に申し出て受けること。

15 山門から出る際に、本堂に向かって合掌一礼。

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