日本のオフィスから紙をなくす、請求管理サービスMakeLeapsが数億円規模の資金調達

次の記事

フロリダ州判事、Bitcoinは通貨ではないと裁定

クラウドの請求管理サービス「MakeLeaps」を展開するメイクリープスがシリーズAの資金調達を行ったと発表した。調達額は非公開だ。リード投資家はRakuten Venturesが務め、既存投資家である500 StartupsとAngelListのファウンダー、ナバル・ラビカント氏がこのラウンドに参加している。

MakeLeapsは「日本のオフィスから紙をなくす」ことを目指し、帳票の作成・発送・入金管理業務を自動化し、紙ベースの作業を効率化するクラウドサービスだ。MakeLeapsには発注書、納品書などの書類作成、口座連携機能、書類の郵送代行といった機能がある。また、MakeLeapsは外貨とバイリンガル機能にも対応しているため、国際間の取引でも使用できるのも特徴だ。

代表取締役CEOジェイ・ウィンダー氏と最高技術責任者CTOのポール・オズワルド氏が立ち上げたMakeLeapsは、2011年10月からサービスの提供を開始している。2014年8月には、サンフランシスコの投資プラットフォームAngelListを介して60万ドルを調達した。このラウンドにはAngelListのファウンダーであるナバル・ラビカント氏、はてな非常勤取締役のリチャード・チェン氏を始め、複数のエンジェル投資家が出資している。

今後の展望として、MakeLeapsは請求管理特化型サービスから、業界ごとの異なるニーズに合わせた総合的なビジネスプラットフォームを構築・展開していくと伝えている。

TechCrunch JapanはMakeLeapsに今回の調達についてコメントを求めている。返信が到着次第、追記したい。

[追記]:MakeLeapsのCEOジェイ・ウィンダー氏より調達について返信があった。今回の資金調達は数億円規模であり、紙ベースの業務のクラウド化を促進する新たなサービスや機能開発を行っていくという。まずは、近日中にウェブ業界、士業、監査法人などの時間報酬型ビジネスを対象に、稼働管理を簡潔にする「作業時間管理」機能の公開を予定しているそうだ。また、MakeLeapsは総合的なビジネスソリューションを目指し、他ソフトとの連携強化、販売パートナーの募集、開発・営業・マーケティング人材の採用を進めるという。

ジェイ・ウィンダー氏は声明で「本ラウンドで楽天ベンチャーズをリードインベスターとして迎えることができ、非常に光栄に思います。 今後は様々な協業を組み、全てのユーザーの業務効率化に役立つサービスを展開していきます」と伝えている。

フォロー

新しい投稿をメールで受信しましょう。

現在380人フォロワーがいます。