お友達から何度叩かれても遊び続ける息子。その理由にハッとさせられる・・・
お友達から何度叩かれても遊び続ける息子。その理由にハッとさせられる・・・
大人になるとついつい身につく、先入観。
この人とは付き合いにくいな・・・とか、こういうタイプの人は苦手だな、って思うこともしばしば。
でもそんな考え方を息子の一言が変えてくれました。子どもの「先入観のない人付き合い」に教えてもらったことです。
大人になると、この人はこういうタイプの人かな、とか、こういう人は苦手だからちょっと仲良くなれないかも、とか思うことはありませんか?また、同じ話題がある、同じ境遇だったなど、「共通の何か」がないと仲良くなれない、ということもあるかもしれません。
でも子どもの頃ってそんなことは関係なく、「単純に気が合うから」という理由で仲良くなったりすることも多いように思います。
私には小学2年になる息子がいるのですが、我が子の友達とのつきあい方を見ていると、大人になった自分が如何に先入観をもって人と接しているのか、ということに気づかされます。
感情の起伏が激しいお友達と遊んでいる時に
小学校が近いため、休日になると息子と一緒に学校のグラウンドで遊びに行くことがあります。
その日はたまたま友達が1人いたため、子どもはそのこと2人で遊び、僕は見守る形に。
そのお友達の名前は「タッキー」
息子の友達のなかでも、人一倍体が大きいです。
タッキーは、感情の起伏が激しいタイプの子のようで、20秒前に笑っていたと思ったらいきなり怒って息子を叩いてしまったり、泣いてしまったり・・・
大人が見ていると「この子と息子が一緒に遊んでいて大丈夫かな」と、心配で思わずハラハラしてしまいます。
タッキーは、怒って何度も息子を叩いてしまっていたので、そろそろ息子も嫌な気分になっているのではと思い、「帰ろうか?」と声をかけようとしたそのとき。
息子の一言に、私が「はっ」とさせられました。
息子「相変わらず面白いなタッキーは^_^ どうしてさっき怒っちゃったの?」
お、面白い・・・??
さっき、思いっきり叩かれてたけど・・・・
と思いながら、続けて話を聞いていると、
タッキーはぐずりながらも答えました。
タッキー「ごめん、ボール取られたら、なんか分からなくなって、叩いちゃった・・・」
すると息子は
息子「そっか〜 それなら何か別の遊びにしよっか!」
と、そのまま2人はジャングルジムやシーソーなど別のことで遊びに行きました。
私は、息子の考え方に凄く関心させられ、夕方になるまで2人が遊んでいる様子をついつい見てしまいました。
友達と純粋な信頼関係を築けるということ
タッキー(仮)とグラウンドで別れ、帰り道に息子に色々と質問してみました。
「タッキーはどんな子なの?」
息子「元気で面白い子!」
「・・・叩かれていたくなかったの?」
息子「痛かったよ。でもタッキーは、ボール取られちゃったから叩いたんだって。悲しいじゃん!ボールが目の前からなくなると」
「タッキーはね。いつも、あとから聞くと「なんで」を教えてくれるからいいんだ!だから面白いんだよ〜」
とのこと。
我が息子ながら、その捉え方ができることに関心してしまいました。
本来なら、自分が叩かれてしまって、なんで?を相手に聞こうと思えるでしょうか。
大人だったら、この人嫌だなって思うか、やり返そう!と思ってしまうかもしれません。
それを面白い!と思えるのは、タッキーと息子の間に信頼関係があるからなのかもしれない、と思いました。
大人の世界でも適応できるかもしれません
子どもの頃の「仲が良い」というのは本当に不思議で、何も共通点がなくても、言葉がうまく通じなくても楽しめて笑い合ったりしています。
大人になると、いろいろなことを学んでしまった結果、人の顔色を伺ったり、ちょっとした動作でその人のことを知ったような気になったり、また、言葉の壁を感じてしまったりということが多くなるように思います。
しかし我が家の息子を見て、自分が子どもの頃に教えてもらった「みんな違ってみんないい」という言葉を思い出しました。
子どもも大人も関係なく、世の中は「みんな違ってみんないい!」
自分とは受け入れにくい人も、世の中にはいるかもしれません。
それでも「みんな違ってみんないい」わけですから否定することはないのです。
たとえば、ADHDやその他の発達障害の診断を受けている子などは、みんなと違う部分が多いかもしれません。
そんな時、先入観を元に「構えてしまう」より、「みんな違ってみんないい」精神を元に考えてみてはどうでしょうか。
すべてを新鮮に「違っていて、面白い」と捉えてみるだけで、相手への見方や接し方が変わり、自分の子どものお友達に対しても、周りにいる大人に対しても、関係性が変わることだってあるかもしれませんね。
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