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5W01の予備機として、W01と比較して
投稿者Amazon カスタマー2015年2月27日
キャリアアグリゲーション対応のW01(無印WiMAX非対応)を購入したが、
2015年4月からの3日3GB通信量制限(超過の場合翌日通信量規制)での
速度大幅低下の場合に備え、制限の無い無印WiMAXも使える当機を購入。
他に別回線契約でもHWD15をもう1台使っている。物理的な面では
SIMカードスロットへのSIMカード差し込み時、感触がカッチリとしておらず
カードを抜く際に一旦押し込んでも勢いよく飛び出ず、結果本体からカードが
殆ど出ない→ピンセットなどでつまみ出す必要があり、カードの扱いに注意が必要。
(HWD15は2台とも同じ。W01はこの点改善されており、カードが取り出しやすい)
後継のW01との比較では、W120×H59×D10mm、113gのW01に対し
HWD15は(長辺を下にした状態で)W104×H64×D14.9、140gと少々厚く重いが
長辺がW01に比べ16mm短く、小さ目に感じる。
バッテリー容量はW01が2300mAh、HWD15が3000mAhと30%程HWD15が大きい。
メーカー(ファーウェイ)ホームページ上の連続通信時間は
W01→WiMAX2+480分、au4G LTE440分
HWD15→WiMAX2+650分、au4G LTE600分、WiMAX580分
と、バッテリー容量+α分(35〜36%)HWD15の方が電池がもつ。
無線LANは、W01がIEEE.802.11acを含む5GHz帯に対応している(管理画面で2.4GHz帯と切り替え、
2つの帯域の同時使用不可)が、HWD15は2.4GHz帯のみと、W01に分がある。
他、W01には無くHWD15にある機能として、microSDカードスロット(カードは別売り)があり
microSDカード(SDHC対応、SDXCは非対応)を装着する事で、HWD15を接続するパソコンから
ネットワークドライブとして使用し、データの出し入れができる(パスワード設定可能)。
こうして機能を比較すると、W01の優位性はキャリアアグリゲーション適用での
ハイスピード通信と、無線LANのみという感じ。
ここでキャリアアグリゲーション前のWiMAX2+で、W01とスピードを比較してみた。
2/27の20:30前後、東京の世田谷西部で各5回続けて計測、設置場所は同じで
SIMカードを差し替え、家庭内Wi-Fiもクレードルから有線LANケーブルで無線ルーター
NECのAteamWG1800HP2を通し、5Ghz帯でつながるPCから計測。
W01は下り28.57Mbps、上り1.74Mbps
HWD15は下り33.77Mbps、上り1.81Mbpsと、当機の方が下り1.18倍、上り1.04倍と
通信速度が高い結果となった。
同日の昼〜夕方も同様の結果であり、別回線のHWD15が30〜40Mbpsで通信している時、
W01は無印WiMAX並みに速度が落ちる事も(6〜10Mbps程)度々で、HWD15に比べ通信が
安定してない印象を受けた。アンテナ設定がキャリアアグリゲーション導入前の環境に
マッチしていないのか(推測)。
20MHz幅帯域1つで通信する環境下では、W01はHWD15に劣るのは明らかであり
20MHz幅帯域2つを使うキャリアアグリゲーション導入を前提として設計されたW01は、
現状では力を発揮できないのかも知れない。
その為ファームウェアアップデート+居住エリアがキャリアアグリゲーション適応エリアに
なるまで、据え置きルータ使用用途ではW01は使わずHWD15を使う事にした。
通信スピードや通信モードの差、バッテリー容量を考えると、
地下鉄等で適用範囲の広い無印WiMAXも使え、バッテリーのもちも良いHWD15はモバイル用途に、
220Mbps対応のW01、WX01は据え置きルーター用途と使い分けると良いのではないか。