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作家が作家に★１個のレビューを書く。それがどれだけ重いことかを理解してもらいたく思い、
ここでも敢えてレビューは★１個付けさせていただきます。もちろん内容を感じたままにレビューしています。
さてここからが本の感想です。父親が１棟マンションを保有していたという自慢話から始まります。
すごいのは父親で、土御門ではないということがわかっていないみたいで、資産家だったことを
得意げに語ります。こういう自分に自信のない人、見栄張りは、自分の事ではなく、自分に関連することを
自慢げに語る傾向があります。虚栄心が強いというか、自分を大きく見せたいという願望なのでしょう。
そして最も驚かされたのは、まず本文文頭部分、『パロディーから二次創作とか、聞こえのいい言葉を
使っていますが、あれは盗作に過ぎません。漫画家が苦労して考えたキャラクターや世界観をそのまま
パクっているだけで邪道だと思います』と書いている。まずその部分で引っかかりました。
そこまで言うならなぜ『真・おらは赤鬼（真・赤鬼奇譚）』で盗作まがいのことをしたのか。
疑問に思います。さて肝心な本の中身はと言いますと、彼が以前、わたしの本にレビューした感想と同じで
『著者の失敗談や苦労話など、同じ轍を踏まないための指南書を求めて買ったが、まるで役に立たない。
表紙と本の中身が、まるでそぐわない』と全く同じ感想を持ちました。さしたる真新しい表記もなく、
いたって単調、平凡。特別に得る情報もなく、この本がかなり短い時間で書き上げられたことが推測できました。
やはり作家も人の子です。相手への思いやり、真心。一番大事な物が欠けている作家には人の心を打つ
素晴らしい本が書けないのだろうなと思いました。土御門氏はまだ若い。これからの成長に期待したい。