「古典より、孫正義のプレゼンを暗記しよう」 若手起業家が教える、人生の視野を広げる方法

業界の第一線で活躍し続ける経営者3名―じげん・平尾丈氏、コーチ・ユナイテッド・有安伸宏氏、ディー・エヌ・エー・赤川隼一氏が一堂に会し「挑戦する人生を楽しもう!」をテーマに意見を交わしたセッション。本パートでは、会場からの質問「大学時代にするべきこと」について登壇者が答えました。(IVS 2015 Spring Workshop より)
- ログ名
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IVS 2015 Spring Workshop / 挑戦する人生を楽しもう 2015年3月28日のログ
- スピーカー
- 株式会社じげん 代表取締役社長 平尾丈 氏
コーチ・ユナイテッド 代表取締役社長 有安伸宏 氏
株式会社ディー・エヌ・エー 執行役員 赤川隼一 氏
ANRI GeneralPartner 佐俣アンリ 氏
古典より孫正義のプレゼンテーションを暗記しよう
佐俣アンリ氏(以下、佐俣):素晴らしい時代に生きているな、と僕はいつも思っていて。しかも僕が学生の時よりも、皆さんが学生である今の時代のほうがもっといいなぁと思うのは、孫正義が今何を考えているかを、孫正義が突然ソーシャルメディアに書き出すとか、孫正義のプレゼンテーションがいつでも見れるっていうのがもう奇跡だなと思っていて。
たぶん50年ぐらい前の松下幸之助が同じポジションですけど、松下幸之助のプレゼンテーションってもう残ってないんですよ、全然。本で見るしかない。その頃よりもはるかに、松下幸之助が何を考えてるかとか、孫正義に何が見えてるかとか、マーク・ザッカーバーグが何を見てるかとかが、すごい手に取るようにわかる。
世界は狭いんですけど、有史上で世界を広く見るためのツールがこんなに公開されてるのは本当にまれで、ほとんどないんです。なので、自分の視野が狭いとわかってるんだったら、全然見ればいいし。
孫さんのプレゼンテーションを24時間見ていれば、たぶんそのうち孫さんみたいにしゃべれるようになると思う。僕は古典とか暗記するのはいいと思っていて、マーク・ザッカーバーグとか孫さんのプレゼンテーションを全部暗記してしゃべっていれば、だんだん見えてくるような気がするんですよね。
これ、1週間でできますよ。孫さんのプレゼンテーション、YouTubeでググっただけでも100個ぐらい出ますよね。全部覚えれば結構孫さんの視界感がわかると思う「あぁ、孫さんはこういうこと考えてたんだな」っていうことが。
別にこれ、35歳がやっても18歳がやっても同じなんですよ。人間の能力なんてそんなに変わんないんだから。情報にアクセスできる時代なんだから、それをやればほとんどのことはわかると思う。
赤川隼一氏(以下、赤川):1週間孫正義のビデオを見て「全部暗記しました!」って@masasonにツイート飛ばしたら、会ってくれるんじゃないかと思いますね(笑)。
佐俣:意外と会えるぞ、あの人は。地球上に存在するんだから。
赤川:っていう時代であることは本当に素晴らしくて、本当に気になるならその人に直接聞いちゃえるっていうこの時代特性を活かさない手はないと思いますね。
佐俣:やっぱり300年前とかはできなかったワケですよ。徳川家康に質問とかできないわけじゃないですか。でも今ってインターネットでつながってるから、できることってめちゃくちゃ多くて、カジュアルにいろんな偉い人に連絡できたりとか。
僕学生の頃、偉い人に手紙書いてたんですよ。インターネットの時代って手紙とか書くと意外と会えたりするのね。狭いんだけどつながってはいる、リンキングはすごいされてるから、そういうのをすればいろいろ見えるんじゃないかなぁと。
10年でどこまで孫正義に近づけるか?
佐俣:今なんで僕が話してるかっていうと、平尾さんに渡すと、平尾さんワールドを展開されちゃうかなあと思って……。
平尾丈氏(以下、平尾):これ、パス来ない状況ですね?
一同:(笑)
有安伸宏氏(以下、有安):パネルディスカッションなのにパス出さないんだもんね。
赤川:平尾殺し。
平尾:大人の公開いじめですよ、これは(笑)。
佐俣:だって平尾さん、もうさっき僕らの分全部しゃべりましたよ?
平尾:やばいね、これ。俺もう今日は質問者側に回るしかないね。
一同:(笑)。
佐俣:じゃあ、そんな平尾さん、ちょっと……。
平尾:あっ、優しいね。高校生(質問者)すごいね。あっ、もう彼じゃなくて?
佐俣:いいですよ、その質問で。
平尾:孫さんは自分も学生の時に会いに行きたくて、自分は会えなかったんだけど、いろんなところで登壇されるので、それを聞きに行くっていうのはすごいよかったですね。自分もそちら側に座って、彼が話をされていて。もう神だなと。もう見た目が神々しいでしょ? 光ってるんだよ?
ソフトバンクアカデミアっていうのに行っていらっしゃる子もいるかもしれないけど、自分もその中で残っていて、20代最後の時は孫さんの直接指導を受けたくて。
神だなと思っていた学生の時から、社会人になるまでだいたい3000日ぐらいですよ。10年間修行して、孫正義と年齢の差は20数年というのは変わらないんだけど、どのくらい近づいたんだっていう検算をしに行ったんですよ。
面接がありまして「平尾さんはソフトバンクアカデミアで何を手に入れたいんですか? もう全部持ってますよね?」と聞かれました。「何言ってんですか!」みたいな話になって、しゃべるのが長いんでね、チーンとかいって2分でカットされて。
一同:(笑)。
平尾:違うんですよ。「自分は孫正義と平尾丈の差分を見つけに来たんだ!」みたいなことをやりました。で、会ってみたら、相変わらず輝いてるんですよ。やっぱり登壇して来る時とかすごいんですよ。「ライジング・孫です」とか言って登って来るんですよ。
(会場笑)
佐俣:これはずるいですね。
赤川:これはカットですね。
有安:それはウソだよ、絶対!
平尾:本当! それぐらいおちゃめな人なの。これが彼の帝王学なの。
偉い人に会えないのは、自分の能力が足りないから
平尾:でもそういうのも、悪いんだけどさっきの二次情報ではわかんない話で。俺は直で見てるから。すごい大事なんですよ。
孫さんの口から「ライジング・孫です」って言うんだから、俺も「愛情、友情、平尾丈」とか言わなきゃ、みたいに思いました。ただ会社の規模感でいうと、うちもまだまだ孫さんが時価総額10兆円だとした時に、300倍。たった300倍なんですよ。あと20数年で300倍。でもね、やっぱり近くで見るといいことは、弱点がわかる。
「孫さんの弱点はなんぞや」みたいになっちゃうからあんまり言いたくないんだけども、それは近くに行ったからわかるんですよ。だからできれば、遠い方は二次情報でもいい、いっぱい見てください。で、会えるなら会ってください。でも偉い人には会えない。でも、会えない時に拗ねないでください。人脈と能力は相関するから、自分のレベルがまだ足りないんだと思ってください。
今の平尾丈でも、孫正義は1年後のアポになるかもしれません。もっと早く会えそうだけどね。1人で会おうとして会えないならみんなで会うとか、いろんな工夫をしてください。そして自分をビルディングしてください。そうすると会えるようになってきます。
最後に1つ言いたいのは、ロールモデルは1人じゃないので。孫正義の神々しいところは真似するんだけど、他はこの人のここを真似しようと。インスパイアしよう。Inspire the Nextね。
有安:日立だね。
佐俣:いきなりパクりましたね……。
平尾:ロールは1人じゃないから、いろんな人から自分を作っていってください。いいですね、高校生。
佐俣:はい、ありがとうございます。
有安:高校生いい。素晴らしい。
大学生のうちにチャレンジすべきなのは「リーダーシップのアウトプット」
佐俣:はい、じゃあ次の質問。
有安:いっぱい挙がりますね。
佐俣:有安さん、指してください。
有安:じゃあさ、質問する人が回答する人を登壇者の中から1人選んで、その人が答えて次行くみたいな感じにしません? じゃあ、手前の白いパーカーの子。
質問者:明治学院大学の者です。IVSは2回目なんですけれども、平尾さんに質問してもいいですか?
平尾:はい。どうぞ。
質問者:さっき「社会人がやっても学生がやっても変わんないことがいっぱいある」っておっしゃっていましたけど、じゃあ大学生のうちにこれはやっておけみたいなことって、何か1つありますか?
平尾:これね、「いろいろやっておけ」になっちゃうんだけど、その中でやっぱり思うのは、ちょっとテクニカルな話に聞こえてしまったら申し訳ないんだけども、日本ってなかなか飛び級ってできないじゃないですか。自分は変なふうに物事を考えるというか、ずっと変人扱いされてここまで10年来たんですけど。
中高生の頃は、俺は自分のことをいつもライオンだと思ってたから。鎖に繋がれたライオンだと思ってた。なんか大学に入った瞬間、その鎖がなくなった感じがしたんですよ。でもいざ鎖がなくなってみると「どうするんだ、ライオン」「サバンナ帰る?」「いやいや、じゃあ今度はサーカス入る?」いろんなことを考えるんです。
我々は生活機会の最大化っていうテーマでやってますけど、自由はきっかけにすぎないので、その中で何をやるかっていうのが、だから不安になるんだと思うんですよ。
今日はいろいろ皆さん話されましたけど、何かに没頭することっていうのはすごい大事ですし、ロールを見つけるっていうのもすごい大切ですが。
やっぱりね、他の人との差別化であったりとか、みんながつまずくポイントっていうのが自分は学生のときにわからなくて、実はやっといたほうがよかったなっていうことがいっぱいあったんです。
まず絶対にこれは、やり方わかんないと思うけどチャレンジしたほうがいいのは、リーダーシップです。リーダーシップのアウトプット。
社会人になるとセグメントされて限られた世界の中で、部下が誰もいない状況から始まります。なので、学生ベンチャー、学生団体でボスをやった経験があると、すごい上司の気持ちがわかったりとか、いろんなことができます。
アウトプットは、インプットできないからアウトプットなんだけど、チャレンジしたやつにしか手に入らない果実なんですよ。だから何でもいいので、みんなで何かをやるという時に、できなくてもいいからリーダーをやってください。絶対失敗します。
平尾のリーダーシップ、鬼の10か条っていうのがあって。電通の鬼の10則にインスパイアされて作ってたんですけど、例えば「みんなの前では褒めろ」とかね、「個別に叱れ」とか。いろんなのいっぱいあるんですよ、テクニックが。
これはでもゼロから自分が感じたものを蓄えていったんですよ。これはすごい財産、血肉になってますね。ぜひ頑張ってください。
佐俣:はい、ありがとうございます。
※続きは近日公開
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