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ヘンな論文 単行本 – 2015/3/26


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登録情報

  • 単行本: 223ページ
  • 出版社: KADOKAWA/角川学芸出版 (2015/3/26)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4046533412
  • ISBN-13: 978-4046533418
  • 発売日: 2015/3/26
  • 商品パッケージの寸法: 18.6 x 12.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,523位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 seventyfive 投稿日 2015/3/31
形式: 単行本
学者芸人(早稲田の大学院に行かれていて大学で授業も持たれている)サンキュータツオ氏が面白い論文を紹介する本です。決して「ヘンな論文でしょ?アホらしいでしょ?」というスタンスでは無いのが素晴らしいと思います。どんな論文でも真面目に調べて考察することは素晴らしいことだとこの書籍で分かります。そして「学問は実は面白く楽しいことだ」と思えます。続編が楽しみです。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 特に無し 投稿日 2015/4/3
形式: 単行本
この本に紹介されている論文は、少なくとも一般人への有益性とはかけ離れた物が多い。
それでも、読んで非常に愉快に感じるのは、どの論文も作者の真剣さが故だと思う。「何の役に立つ研究?」とか「時間の無駄遣いだなあ」などの印象も、研究者の熱意の前では無意味な事なのだろう。
優れたグラフィックデザイナーだった筈が、湯タンポに転んでしまったり、ブラジャーと乳房の関係を2人掛かりで追及したり等々、普通に生きていたら考え付かない事ばかりである。
平凡な私などでは決して考えられない事を、研究・実験している彼等と、それを世間に知らしめた著者に拍手を送りたい。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 くくくくままま 投稿日 2015/4/6
形式: 単行本
 お笑い芸人で研究者でもある「珍論文コレクター」の著者が、「『う! こんなことに人生の貴重な時間を割いている人がいるのか!』と脳みそしびれまくり(p.4)」になるような論文の数々を紹介する。
 著者が紹介する論文の愉快さは、「奇人論序説―あのころは『河原町のジュリー』がいた―」「傾斜面に着座するカップルに求められる他者との距離」「婚外恋愛継続時における男性の恋愛関係安定化意味付け作業」「現代に生きるマゲⅢ~大相撲現役床山アンケートから~」「湯たんぽの形態成立とその変化に関する考察Ⅰ」など、論文名だけからも推しはかれるだろう。著者の紹介の上手さもあり、かなり笑える。
 著者はこれらの珍論文に激しくツッコミを入れるが、それが不愉快にならないのは、著者の姿勢のバックボーンに、例えば
「美しい夕景を見たとき、それを絵に描く人もいれば、文章に書く人もいるし、歌で感動を表現する人がいる。しかし、そういう人たちのなかに、その景色の美しさの理由を知りたくて、色素を解析したり構図の配置を計算したり、空気と気温を計る人がいる。それが研究する、ということである。(p.71)」
「……大学の学部生までの勉強は、ほぼ『確定しているっぽいこと』を覚える、という作業でしかないので、学部卒で社会に出る人はあまり学問の本当の面白さに触れないで終わってしまうことが多い。これは残念なことである。(p.216)」
 というように、学問や研究に対する敬意が存在するためだろう。
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