谷口マサトの「スマホでウケる広告の作り方」
2014年12月30日(火) 谷口 マサト

イケダハヤト×谷口マサト【前編】「これからのコンテンツの可能性は『長さ』と『深さ』にある。そしてスマホユーザーの感情を震わせたい」

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[左] LINE株式会社 広告事業部 チーフプロデューサー・谷口マサト氏、[右] プロブロガー・イケダハヤト氏
スマートフォンやソーシャルメディアの時代において、メディアやコンテンツ、広告をめぐるトレンドは急速に変わりつつある。いま、ウェブコンテンツづくりの本質はどこにあるのか。スマホ時代のメディアの情報発信のあり方とは---。
今回、対談をおこなったのは、今年8月に広告なのにシェアされるコンテンツマーケティング入門を上梓した、LINE株式会社 広告事業部 チーフプロデューサー・谷口マサト氏と、6月に高知に移住し、ブログまだ東京で消耗してるの?」を運営するプロブロガー・イケダハヤト氏。この2人がいまコンテンツや広告について考えていること、さらには会社と個人での身のこなし方、都会と地方での働き方を語った(12月6日収録)。

谷口: 新世代努力論』を読みました。競争や報酬を求めるよりも、何かに没頭する方が結果が出るというのは全面同意というくらいおもしろかったです。今回はいつまで東京におられるんですか?

イケダ: 今朝、東京に来て、今夜、高知に帰ります(笑)。一瞬たりとも東京の空気を吸いたくないというか、帰りたくてしょうがないんです。朝5時半に高知空港に行き、午前中に東京に降り立ち、2件の打ち合わせを終えてここに来ました。もうすでにエネルギーが切れています(笑)。

谷口: やっぱり、東京に来ると消耗するんですか?

イケダ: 消耗しますね。東京に来る直前は、なぜかいつも体調を崩しているくらいです。体が高知に最適化されてきています。

谷口: 高知にいると健康になりますか?

イケダ: 体調的にはもちろんですが、精神的にも健康になりますね。人が多くないので、なにかを警戒することがないです。東京にいた頃は、電車のホームで最前列に立つと、押されるんじゃないかと怖かったんですが、そんな余計な警戒をしなくてよくなりました。谷口さんはどちらの出身なんですか?

谷口: 私は滋賀出身です。当時、ヤンキーが多くて、身を守るために空手をはじめたようなものでした。滋賀県の高校を出てから、横浜国立大学の建築学科に進みました。大学卒業後は、企業に就職してほしいという両親の思いを無視して、空手修行のために渡米。テキサスで1年間、ヌンチャクの練習をしていて将来が不安でしたね(笑)。

イケダ: なんだかフリーターみたいな感じですね。

谷口: アメリカ帰りで、ヌンチャクしかできなかったという・・・(笑)

イケダ: 相当アウトローだったんですね(笑)

谷口: 当時、警備員しか仕事がなかったですね。

イケダ: ヌンチャクは使わないんですね(笑)。警備員のあとはどうされたんですか?

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