「ルパン三世」30年ぶり新シリーズ製作 総監督に「カリオストロの城」原画の友永和秀 : 映画ニュース

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「ルパン三世」30年ぶり新シリーズ製作 総監督に「カリオストロの城」原画の友永和秀

2014年10月15日 05:00

製作が発表された「ルパン三世」新シリーズ「ルパン三世 カリオストロの城」 製作が発表された「ルパン三世」新シリーズ
原作:モンキー・パンチ(C)TMS
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[映画.com ニュース] モンキー・パンチ氏原作による人気作品「ルパン三世」の新テレビシリーズが製作されることになった。10月13日から16日まで仏カンヌで開催されているエンタテインメントコンテンツの見本市「MIPCOM」で14日(現地時間)、発表された。

ルパン三世」のテレビシリーズは、峰不二子を主人公に描いたスピンオフ「LUPIN the Third 峰不二子という女」が2012年に放送されているが、ルパン三世が主人公となるシリーズは、1984~85年の「ルパン三世PARTIII」以来30年ぶりとなる。新シリーズはイタリアのサンマリノ共和国が舞台となり、イタリアのRTI局では15年春から全世界に先がけて放送を予定している。

総監督には、数々のアニメ作品で原画や作画監督を務めてきたベテランの友永和秀が就任。友永は、宮崎駿監督の長編映画デビュー作でもある劇場版第2作「ルパン三世 カリオストロの城」のカーチェイスシーン全般で原画を務めたこともでも知られており、アニメ「ルパン三世」を初期から支えてきた存在だ。今回、総監督を務めるにあたり、「40年前ぼくらが見たルパンは、それまであったような子ども向けのアニメとまったく違っていました。大人っぽくてマニアックで、本当にインパクトが大きかったんです。その驚きを経験した世代、当時を知らない世代両方に向けて、リアルだけれど奇想天外に味付けされた、わくわくするアニメーションを作りたい」と意気込みを語っている。

また、友永総監督は「ハードボイルドだがコミカル、クールだがおちゃらけている、相反する要素が同居しているルパンを描きたいと思っています」と、新作で描かれるルパン像について言及。プロデューサーの浄園祐氏も、「ここ数年『峰不二子という女』『次元大介の墓標』といったエッジのたったスピンオフを手がけてきたのですが、久しぶりにどまん中のルパンに取り組みます」としている。

その他のスタッフは、監督にテレビ「もやしもん リターンズ」や「劇場版アイカツ!」の矢野雄一郎、シリーズ構成に「LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標」「TIGER & BUNNY」の高橋悠也。制作は「ルパン三世」シリーズおなじみのテレコム・アニメーションフィルムが担当する。

(映画.com速報)

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