最近使ったファイルフォルダ
[スタート]に表示される「最近使ったファイル」が自動的に登録されるフォルダ。通常「C:\Documents and Settings\%USERNAME%\」にあるが、隠しフォルダとなっている。
ファイル履歴を記録しなくする方法:[スタート]を右クリックし[プロパティ]をクリックし、[スタートメニュー]タブの[カスタマイズ]ボタンをクリックし、[詳細設定]タブの[最近開いたドキュメントを一覧表示する]のチェックを外す。 Program Filesフォルダ
インストールしたソフトウェアやドライバなどのファイルが入っているフォルダ。通常「C:\」直下にある。
基本的にソフトウェアをインストール/アンインストールする際に自動で作成/削除を行うため、ユーザが直接操作する必要はない。むしろ下手に触るとシステムが不安定になる虞もあるので、管理者(Administrators)権限を持たないユーザはアクセスを拒否される[8]
しかし、ソフトのショートカットを誤って削除してしまった時や、INIファイルなどの設定情報をコピーする時には、ここを覗く必要がでてくる。
Program Filesフォルダは環境変数「%ProgramFiles%」で参照出来る。
[註.08] 最初に表示しようとすると警告画面も出る。
WINDOWSフォルダ
Windowsの動作にかかわるファイルが入っており、謂わばWindowsの「心臓部」とも言えるフォルダ。通常「C:\」直下にある。
Program Filesフォルダ以上に重要なファイルが詰まっており、しかもファイル数も膨大であることから、初心者は極力触れるべきでない。また、管理者権限を持たないユーザはアクセスを拒否される[9]
そもそも、ここを覗く必要があるのは、コンピュータウィルスの手動削除を敢行したり、フォントを登録・削除したり、メモ帳のショートカットを削除してしまった時など、ごく限られた場合のみ。
WINDOWSフォルダは環境変数「%SystemRoot%」で参照出来る。
[註.09] 最初に表示しようとすると警告画面も出る。
Fontsフォルダ
フォント(字体)を登録するフォルダ。通常「C:\WINDOWS\」にある。
操作に特別な設定やウィザードは必要なく、登録する時はフォントファイルをこのフォルダ内にコピーし、削除する時は対応するフォントファイルを削除する。但し、Windowsをインストールした際に入っているフォントは「システムフォント」と呼ばれ、削除すると最悪Windowsが起動しなくなる。そのため、初心者は出来ればインストールウィザードなどを利用してもらいたい[10]
[註.10] フォントを登録しすぎるとシステムが重くなる点にも注意。
Tasksフォルダ
タスク設定が入るフォルダ。通常「C:\WINDOWS\」にある。
新たにタスクを設定したい時は「スケジュールされたタスクの追加」を実行すれば良いが、「タスクマネージャー」から追加する方法もあるのでそちらを推奨する。
system32フォルダ
Windowsの管理に必要なツールが入るフォルダ。通常「C:\WINDOWS\」にある。
ツールと言っても、エクスプローラから利用出来るものもあれば、コマンドライン専用のものまで一緒くたになっている。以下一例。
notepad.exe 「メモ帳」の実行ファイル。他にも「ワードパット(write.exe)」「ペイント(mspaint.exe)」「電卓(calc.exe)」もある。 freecell.exe 「フリーセル」の実行ファイル。他にも「ハーツ(mshearts.exe)」「マインスイーパー(winmine.exe)」「ソリティア(sol.exe)」「スパイダーソリティア(spider.exe)」もある。 explorer.exe 「エクスプローラ」の実行ファイル。 cmd.exe 「コマンドプロンプト」の実行ファイル。コマンドライン用のツール(ftp.exe、shutdown.exe、xcopy.exeなど)もある。 regedt32.exe 「レジストリ エディタ」の実行ファイル。一つ上のsystemフォルダ内にも「regedit.exe」という実行ファイルがあり、同じ動作をする(と思う) System Volume Informationフォルダ
システム復元とファイル検索用のインデックス情報が入るフォルダ。通常「C:\」直下にあるが、保護されたシステムファイルとなっている。
管理者権限でもアクセスすることは出来ないし、そもそもアクセスする必要はまずない。何らかの事情でアクセスしなければならない場合は、Microsoft社のヘルプを参照されたい。
RECYCLERフォルダ
ごみ箱の実態。通常「C:\」直下にあるが、保護されたシステムファイルとなっている。そもそもアクセスする必要はない。
Config.Msiフォルダ
MS Officeなどのインストール/アップデート時に作成する仮置きフォルダ。通常インストール/アップデートが終了すると削除されるが、何らかの事情で残ってしまうこともある。正常に終了しているのであれば、削除しても問題ない。
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