アメリカ・ミシガン州発信! 息子・一茶(いっさ)と柴犬・マル、ふたりあわせて「お茶丸」。兄弟みたいに育ったふたりの写真と共に、撮影時のコツやカメラにまつわる話をお届けします。
(F2.8, ISO 1600)
エル・オンライン読者のみなさま、お久しぶりです。
暫く休みをいただいておりましたが、また更新を再開したいと思います!
さてさて、記事を書いていない間にも、カメラや撮影方法に関する
少しずつお答えしていきますね。
早速、比較的最近いただいたご質問から。
えーっと、答えは「NO」です!
では具体的にどうしたらよいのでしょう。
(F2.8, ISO 1600)
私は撮影時に、気をつけていることが3つ程あります。
まずはカメラの設定を変えないで、簡単にできることとしては、
「自然光を利用して撮ること」です。
室内撮りの場合なら、カーテンやブラインドを開ける。
被写体を動かすことができる場合は、なるべく明かるい部屋へ移動する。
外撮りの場合、光の射し方に注意を払う。
(ただ曇りの日は美しい写真が撮れるのですが、これは別の話)
暗くて電気をつけなければ撮れないシチュエーションでは、
特別な場合を除いて撮りません。
こちらやブログ「Maru in Michigan」の写真は、自然光の下で撮影したものが
90%くらいを占めるのではないでしょうか。
それだけ光源は、写真の印象をガラリと変えるのです。
2つ目は「‘ピクチャースタイル’の設定を変えること」です。
メカに弱い女子の皆さんは、「でたー」って感じでしょうか(笑)。
カメラには皆さん(そして私)も知らない未知な機能がついているわけですが、
その中に「ピクチャースタイル」(キャノン)というのがあります。
(ニコンだと「ピクチャーコントロール」、オリンパスなら「仕上がり」。)
選択肢としては「風景」、「忠実設定」、「ポートレート」等で、
私の機種はここで「白黒モード」に切り替えることができます。
これを「ニュートラル」にする!
これだけで随分写真の印象が変わります。
(F2.8, ISO 800)
↑ちなみにこちらが「ニュートラル」で撮影した写真で、
(F2.8, ISO 800)
↑こちらが「風景」モードで撮影した写真。
かなり微妙なんだけれど、下の写真の方がマルの毛並みの色が
はっきりとしているのが、おわかりになりますでしょうか。
(自分的に下の写真、すごく気持ち悪い・・・。)
一眼レフでなくてもこの機能はついている場合が多いので、
取り扱い説明書で確認してみて下さいね。
最後は「露出を高めに設定する」。
以前書いた「ふわっと透明感のある写真を撮るには?」
の記事でも力説したのですが、ゆる~い印象の写真を撮りたければ、
取り敢えずここをいじるのが手っ取り早いです。
↑露出値「プラス1.3」
↑「マイナス1.0」
(上下共に設定はF2.8, ISO 1600)
露出の値が違うだけで、これだけ写真の印象が異なるのです。
ちなみに「露出」というのは、この下の点線上に数字が書いてある部分。
私の機種だとシャッターボタンの近くについているダイアルで変更できます。
設定の仕方は、お持ちの取説で確認してみてくださいね。
実は写真をイメージに近づける為、その後の編集作業も
とても重要なのですが、それはまたの機会に。
ちょっと以前と日常のスケジュールが変わってしまったので、
しばらく書けるときに書けるスタイルにします。
更新時は、ブログ「Maru in Michigan」とtwitterでお知らせしますね!
(書いた後で追記)
TOPページに「エル・オンラインオフィシャルブログ
サービス終了のお知らせ」の案内が。
ですともうじきこのブログも終了ですね。
ジョンソン祥子(さちこ)
アメリカ人男性との国際結婚を機に渡米。在米9年目。夫、息子の一茶(2歳)、柴犬・マルとの暮らしを綴ったブログ「Maru in Michigan」を執筆中。
著書:「ことばはいらない」「ぼくのともだち」(共に新潮社)