CAMERA LIFE

一茶とマルと、カメラのはなし

アメリカ・ミシガン州発信! 息子・一茶(いっさ)と柴犬・マル、ふたりあわせて「お茶丸」。兄弟みたいに育ったふたりの写真と共に、撮影時のコツやカメラにまつわる話をお届けします。

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2014.2.24

明るく柔らかい写真を撮るために気をつけたい「3つのポイント」

By ジョンソン祥子(さちこ)

 

 (F2.8, ISO 1600)

 

エル・オンライン読者のみなさま、お久しぶりです。

暫く休みをいただいておりましたが、また更新を再開したいと思います!

さてさて、記事を書いていない間にも、カメラや撮影方法に関する

ご質問をtwitterFBを通していただきましたので、

少しずつお答えしていきますね。

早速、比較的最近いただいたご質問から。

 

 

【カメラとレンズについて】
 
こんにちは。私が所有している一眼レフデジタルカメラは、ニコンなのですが、
写真がとてもシャープで暗く写ります。 
私もふわっと透明感のある明るく柔らかい写真が撮りたいのですが、
それにはジョンソンさんと同じCanon Eos Kiss やSigma 17-50mm F/2.8のレンズ、
もしくは似たような機種を使用しないと実現不可能なのでしょうか。
 
 
 
 まずはご質問ありがとうございます。

 えーっと、答えは「NO」です!

 

では具体的にどうしたらよいのでしょう。

 

 (F2.8, ISO 1600)

 

私は撮影時に、気をつけていることが3つ程あります。

まずはカメラの設定を変えないで、簡単にできることとしては、

「自然光を利用して撮ること」です。

室内撮りの場合なら、カーテンやブラインドを開ける。

被写体を動かすことができる場合は、なるべく明かるい部屋へ移動する。

外撮りの場合、光の射し方に注意を払う。

(ただ曇りの日は美しい写真が撮れるのですが、これは別の話)

 

暗くて電気をつけなければ撮れないシチュエーションでは、

特別な場合を除いて撮りません。

こちらやブログ「Maru in Michigan」の写真は、自然光の下で撮影したものが

90%くらいを占めるのではないでしょうか。

それだけ光源は、写真の印象をガラリと変えるのです。

 

 

2つ目は「‘ピクチャースタイル’の設定を変えること」です。

メカに弱い女子の皆さんは、「でたー」って感じでしょうか(笑)。

 

 

カメラには皆さん(そして私)も知らない未知な機能がついているわけですが、

その中に「ピクチャースタイル」(キャノン)というのがあります。

(ニコンだと「ピクチャーコントロール」、オリンパスなら「仕上がり」。)

選択肢としては「風景」、「忠実設定」、「ポートレート」等で、

私の機種はここで「白黒モード」に切り替えることができます。

これを「ニュートラル」にする!

これだけで随分写真の印象が変わります。

 

(F2.8, ISO 800)

↑ちなみにこちらが「ニュートラル」で撮影した写真で、

 

 

(F2.8, ISO 800)

↑こちらが「風景」モードで撮影した写真。

 

かなり微妙なんだけれど、下の写真の方がマルの毛並みの色が

はっきりとしているのが、おわかりになりますでしょうか。

(自分的に下の写真、すごく気持ち悪い・・・。)

一眼レフでなくてもこの機能はついている場合が多いので、

取り扱い説明書で確認してみて下さいね。

 

 

最後は「露出を高めに設定する」

以前書いた「ふわっと透明感のある写真を撮るには?」

の記事でも力説したのですが、ゆる~い印象の写真を撮りたければ、

取り敢えずここをいじるのが手っ取り早いです。

 

↑露出値「プラス1.3」

↑「マイナス1.0」

(上下共に設定はF2.8, ISO 1600)

 

露出の値が違うだけで、これだけ写真の印象が異なるのです。

ちなみに「露出」というのは、この下の点線上に数字が書いてある部分。

 

 

私の機種だとシャッターボタンの近くについているダイアルで変更できます。

設定の仕方は、お持ちの取説で確認してみてくださいね。

 

実は写真をイメージに近づける為、その後の編集作業も

とても重要なのですが、それはまたの機会に。

 

ちょっと以前と日常のスケジュールが変わってしまったので、

しばらく書けるときに書けるスタイルにします。

更新時は、ブログ「Maru in Michigan」とtwitterでお知らせしますね!

 

 

(書いた後で追記)

TOPページに「エル・オンラインオフィシャルブログ

サービス終了のお知らせ」の案内が。

ですともうじきこのブログも終了ですね。

 

 

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