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　福岡県警博多署は先日、女子高校生にわいせつな行為をして現金を渡したとして、九州朝日放送（ＫＢＣ）テレビ制作部のディレクター（51）を児童買春・ポルノ禁止法違反（買春）容疑で逮捕した。2月12日午後3時半ごろ、福岡市博多区のホテルで女子高生（16＝当時）にわいせつな行為をして、現金7000円を渡した疑い。調べに対して容疑を認めているという。同局によると、同容疑者は1986年入社で社歴26年半のベテラン。だが、裏の顔があった。

　プライベートではアマチュア映像監督として自作映像や漫画を作っていた。映像を収めたＤＶＤやブルーレイは、自身のホームページやコミケで販売。作品は実験的なものが多く、受賞歴も豊富で「知る人ぞ知る」存在だったようだ。作品のダイジェスト版はユーチューブにアップしていた。

　しかも、その中身は少女を起用したお色気作品が多いのが特徴だ。ある作品では女子高生がクルクルと回転し、制服のスカートがめくれあがり、純白のパンティーがこれでもかと映り続ける。別の作品では全裸の美女が巨大化。アンダーヘアこそモザイクがかけられているが、乳首はバッチリさらしている。削除されないのが不思議なくらいだ。

　最新作「雨女」でも、少女がびしょ濡れになって着衣越しに乳首が透けて見える。こちらは「約100トンの水を使った最強最新作品」とホームページでうたい、並々ならぬ制作意欲が感じられる。

　少女買春に走った同容疑者だけに「少女」「裸」にこだわった作品が多いのは当然だろうが、興味深いのは勤務先のＫＢＣだ。同局は副業について「会社とは別の活動ですが、そういうことをしているのは知っています」と容認していたというから驚かされる。