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　広島は２６日のヤクルト戦（神宮）に１６―１２で圧勝。先発したエース前田健は５回を投げ７安打６失点と苦しみながらも、節目の１０勝目。打線は相手先発の村中を攻略し４回に一挙、８点を奪うなど大噴火。中でも２本塁打を放ったベテラン・広瀬が存在感を示した。

　初回、先頭打者の天谷が右前打で出塁すると、すぐさま３番・梵の適時打で先制。さらにチームを勢いづけたのが６番・右翼で先発出場した広瀬だった。この回、二死一塁で回ってきた打席で４号２ラン。早々と試合の主導権をチームに引き寄せた。

　さらに４回だ。二死満塁で打席が回ってくると、ここで先発・村中の後を受けたフェルナンデスの甘く入ったカーブを見逃さなかった。打球はグングンと伸びて初回と同じく、広島ファンで埋め尽くされた左翼席へ。広瀬は５号となった満塁弾について「甘く来た球を一発で仕留められた。まだまだいくよ！」とコメントするなど、ノリノリだった。

　カープ一筋、１２年目のベテラン。昨年は左太もも裏の負傷など、故障に苦しんだが、今年は復活。いぶし銀の働きでチームを支えている。

これで再び貯金１。後半戦初白星をきっかけに今日２７日から〝打倒・巨人〟に挑む。