日米高校生が復興アイデア 陸前高田でサミット


 

 日米高校生サミットin陸前高田は15日、陸前高田市高田町の市役所で行われた。地元と米国の高校生計59人が、国境を越え自分たちでできる復興支援のアイデアを出し合った。

 同サミットは、NPO法人陸前高田市支援連絡協議会「Aid TAKATA」(村上清代表)が主催。米国人の外国語指導助手モンゴメリー・ディクソンさんが同市で津波の犠牲になったことから同市で初めて開催された。

 参加したのは大船渡高、高田高の生徒27人と米国全土の高校から集まった32人。8班に分かれ「将来のために一緒にやれること 国境を越えた絆の価値」をテーマに討論した。

 日本側は英語、米国側は日本語を使用。最初はたどたどしかったが、慣れると「強い建物や避難計画を作る」「日本の高校生の海外留学を応援する」「日本と米国の高校生でもっと交流する」などアイデアを出し合った。多くのグループは、インターネットを通じた情報発信の有効性を主張した。メールアドレスの交換や写真撮影も行い、友情を深めた。

【写真=日米高校生サミットで、復興のためにできることを発表する高校生=陸前高田市役所】

(2012/07/16)

Ads by Google


トップへ