菅直人首相は12日、内閣改造・民主党役員人事を14日に行うことで調整に入った。参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相は交代させる方向で検討しており、党内情勢や野党の出方などを見極めた上で、13日の民主党大会後に日程を含めて最終判断する。
首相は12日夜、首相官邸で記者団に、改造の日程について「今いろいろ時間的な調整を行っている」と説明。仙谷長官の処遇に関しては「しっかり考慮中だ」と述べるにとどめた。
改造・党人事について、首相は17日とすることで調整していた。しかし、2011年度予算案の年度内成立に向けて審議日数をできるだけ確保する必要があると判断。28日を軸に調整していた通常国会の召集日を24日に前倒しし、それに伴って改造の時期も早める方向となった。党幹部の一人は12日、「改造は14日だと思う」と語った。
[時事通信社]