防衛省は21日、海上自衛隊が保有する潜水艦について、現行の16隻から20隻以上の体制とする方向で検討に入った。複数の政府筋が明らかにした。日本近海での中国海軍の活動活発化を踏まえた措置で、年内に取りまとめる新たな防衛計画大綱(防衛大綱)に盛り込みたい考えだ。
1976年に初の防衛大綱を取りまとめて以来、防衛省は潜水艦の16隻体制を維持してきた。潜水艦の耐用年数は長くても18年程度とされるため、同省は老朽化した潜水艦を部分的に改修するなどして運用期間の延長を図り、20隻以上の体制実現を目指す。
[時事通信社]