8/11/10

To P. Nias

シンガポールからニアス島で3日間の日程で採集するには航空運賃、ホテル、食費など全て含めても4万円でお釣りがきます。 スマトラやカリマンタン各地へのコストとほぼ同じです。 現地で驚いたのは、物価が高いことと食事の不味さでした。 椰子の実の輸出がメインの島の産業はあらゆる物資をスマトラ本島からの輸入に頼っており、収支は大赤字です。 島に入る航空機、船舶は貨物満載の状態ですが、帰りは運ぶものがありません。 これも輸送コストの上昇に拍車をかけています。 下は記念撮影をしている関西の大学生の団体です。 生徒の1人はニアス島は地震が多いので、島民に地震から身を守る術を教えに来たと言っていました。 「この島には大きな地震が来たのだから後何百年かは大丈夫ではないですか?」とチャかしたら「またすぐ大きなのが来ますよ」との返事でした。 何だか地震が来ないとお困りの人もいるのかと関心しました。 バカバカしくなってそれ以上話しませんでした。 通訳付けて、ガイドも付いて、お揃いの黒いポロシャツで大名旅行みたいでした。まぁ、理由を付けないと補助金が下りないのでしょうが、何を教えてもらっても、知っていても、大地震の最中に正しい思考を持てる人はいないのでは、、などと思いました。 日本はカネ余りなのでしょう。 次はマレー半島とカリマンタン島です。時間が空いたら手頃なロカを廻ります。 断食2日目です。 インドネシア、マレーシアはイスラム教徒が多いので、旅行中の食事は不便になります。 引き続き忙しくなります