6/17/10

Riau Sumatera

スマトラで聞いた話です。「山を歩いていて目の前にアチェ人と猛毒のコブラが現れたらどちらを先にやっつける? 」「 ??? 」 「オレなら真っ先にアチェ人をやっつけるね、コブラはその後でもいいんだ」 と言っていました。彼は生粋のリアウ人で、人種が異なるアチェ人が大嫌いなのです。
この会社のレンタカーを運転手付きで2日間使いました。
運転手もリアウ人で、リアウの土地ならば何処でも何時間でも走ってくれました。ところが、、、ムアラブンゴから東へは行けないと言うのです。理由はジャンビ人の土地だからでした。
ジャンビ人は典型的な農耕民族で団結力が強く、共同体で行動し稲作、野菜やその他の作物をつくるのが得意でジャワ人と共にインドネシアの米蔵の一部を支えています。
彼らの水田はとても良く整理されており、タイ国に勝るとも劣りません。
3日目には西スマトラのミナン人の土地に入って採集する予定でしたのでレンタカーを変える事にしました。
西スマトラに行くのでミナン人の運転手を希望しましたが、来たのはジャワ人でした。
その運転手と朝食を食べながらその話をしたら「リアウ人はいつもそうなんだよ、北のアチェ人は豊かな資源の土地を持っているし、南のジャンビ人も優秀な農耕民族だからね、リアウ人は漁は得意だが多くは泥炭の土地に住んでいるんだ」と言っていました。
ジャワ人は言うまでも無く広大なインドネシアを支配している民族ですから、上から見下しているのでしょうか ? スマトラ島に住む様々な民族の特性を聞かせてもらいました。
インドネシアは西のアチェ州から東のイリアンジャヤ州間の距離はロスアンゼルスとニューヨークよりも遠いのです。
運転手一人雇うのにもその複雑な民族構成・特性を少しでも知っていたほうが有利だと思いました。
: 上はインドネシア空軍のBAC ホーク練習機の改造型で、主翼下に爆装用のハードポイントを設け、機種にレーダーを装備した陸上攻撃機です。