でもそれぞれ動く方向や動く範囲は決まっていますよね。
もし、その範囲を超える動きをしてしまったら、あるいは何らかの原因で関節がずれてしまったらどうなるでしょうか?
違和感や痛みが出現するんです。
このような時は、ずれた関節を元の位置に戻さなくてはいけませんよね。
そのために行なうのが関節矯正です。
もうすこし詳しくお話しいたしましょう。
みなさん、からだにはたくさんの関節がありますよね。
ここでは特に脊椎以外の関節についてお話いたしましょう。
主な関節
肩関節
肘関節
手関節(手首)
指関節
股関節
膝関節
足関節(足首)
足趾(足の指)関節
他にもいくつかありますが、とりあえず上記の関節を確認してくださいね。
じつはどの関節もずれて引っかかることがあるんですよね。
肩関節などはけっこうずれやすいですよね。
ずれというのは亜脱臼と考えてください。
脱臼はみなさんよくご存知だと思いますが、
肩の脱臼は肩の関節が完全に外れてしまうことですね。
これは完全脱臼といいます。
それに対して、亜脱臼というのは、関節が少しずれた状態を言います。
よく病院や整形外科でレントゲンを撮ってくれると思いますが、レントゲンでは骨折や完全脱臼はわかりますが、亜脱臼はほとんどわかりませんね。
ですが、亜脱臼という状態があるのは間違いないんです。
肩のほかには膝なんかもずれやすいですよね。
膝のずれも、わかる人は少ないですね。
肩も膝もその他の関節もそうですが、
痛みや違和感がある場合、きちんとそれ(ずれ)がわかるかどうか。
そこがポイントです。
お医者様も治療師もこの微妙なずれがわかる人は本当にすくないですね。
わたしも仕事柄、いろんな治療師にあっていろいろ話をしますが、このようなずれがはっきりわかり、しかもきちんと入れられる(ずれを治せる)治療師はごくわずかです。お医者様ではほとんどいないと思います。
お医者様にはずれるとか、それを手技で矯正するといった概念がないですからね。いざとなったら手術しちゃいますからね。
背骨のずれがわからないひとも多いですが、関節のずれがわからないひとは、もっと多いかも知れませんね。
そういうわたしも、以前は背骨のずれはわかりましたが、関節のずれはあまり意識していませんでした。
でもわたしが修行をさせていただいた篠原接骨院の院長先生は達人でしたね。先生もおっしゃっていましたが、接骨院をやっていてもこういった関節等のずれがわかる人は少ないそうです。
このように、関節はよくずれるのに、それを知らないで治療をするとどうなってしまうのでしょうか?
おわかりになりますか?
ずれがわからない病院や治療院などにいくと、まず病院ではレントゲンを撮ってくれて、
「骨には異常がないですね」なんて言われますよ。
まあ、骨折してない、あるいは脱臼してないという意味ですね。
そして電気をあてる(赤外線、マイクロ波、低周波など)、痛み止めの薬をくれる、または痛み止めの注射をうってくれる(ブロック注射など)。あとは湿布を貼ってくれるくらいですよね。
また、「軟骨が減ってますね、年だから仕方ないですね」なんてもっともらしいことも言ってくださいます。
それでも痛いんですなんていうと
「じゃあ、手術しますか?」
なんて言われちゃいますよね。
接骨院や治療院でも電気をあてたり、さする程度のマッサージをしてくれて、まあ気持ちいいからいいか、なんてことになりますよね。
鍼灸院でも、針やお灸も症状によっては効果がありますが、関節のずれは治りませんからね。
ですからみなさん、もし関節の痛みがあるのでしたら、
関節のずれのわかるところ、きちんとずれを入れてくれるところへ行かないといけませんよね。
でないと、ずれたまま痛み止めで痛みをごまかしていると、関節はずれてますから負担がかかりますよね。
で、無理な力が加わりますから、炎症がでて腫れてきたり、膝なら水が溜まったりすることもありますよね。
さらにほっておくと、骨棘(こつきょく)といって骨にとげとげができてきたりします。
すなわち骨が変形してきちゃうんですよね。
(こわいですねえ〜)
ですから、わからないとそれが当然というふうになりますが、わかっているとそうならないようにすることができるんですよね。
みなさん、気をつけましょうね。
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