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オバマ氏を安易に「黒人」と表記することへの違和感

2008/11/06 09:23

 

 

 無知をさらすようですが、ずっと疑問に思っていることがあります。それは、「黒人」という表記についてです。

 

 昨日の夕刊(東京版)を見ると、読売、日経、毎日、東京が米大統領選に当選したオバマ氏について「初の黒人」と書いていおり、今朝の産経も同じです。朝日だけは「初のアフリカ系(黒人)」と違う書き方をしていますが、黒人って何なのでしょうか。

 

 オバマ氏はいわゆる白人の米国人の母と、いわゆる黒人であるケニアからの留学生の父との間に生まれたわけですね。とすると、白人と黒人の血を等しく引いているわけですね。どっちも半分半分です。そうであれば、オバマ氏は白人でもあり、黒人でもあり、あるいはどちらでもないというのが本当ではないかという気がするのです。

 

 そのオバマ氏を黒人と呼び、白人とは呼ばないのはなぜなのでしょうか。これは、白い人と、白くない人をどうしても区別したいという「白人」の発想、純血主義の反映、名残に過ぎないような気がしてなりません。もしそうだとすると、有色人種である日本人がことさら黒人という言葉を強調するのはいかがなものかと。私が何か勘違いしているだけならいいのですが。

 

 かつて、パウエル氏が米国務長官に就任したときにも感じたことですが、オバマ氏の肌の色はそりゃおおまかに言えば黒っぽいにしても、純粋なアフリカ系民族の黒さとは明らかに異なります。髪の毛はともかく、顔の造作そのものは、ヨーロッパ系にも見えます。難癖かも知れませんが、だったらことさらアフリカ系と言わず、「ヨーロッパ系のオバマ氏は…」と言ったっていいじゃないかと。

 

 白人とそれ以外を区別するならば、非白人ともいえるのかもしれませんが、それを黒人と言い切ることに違和感を覚えるのです。いや、そもそも、半分は白人の血を引いている人を非白人とすること自体に何か違うものを感じるのです。

 

 確かに米国の歴史を考えると、かつてアフリカ大陸から奴隷として連れてこられ、近年まで公民権も与えられなかったアフリカ系人種の血を引く人物が大統領に選ばれたことはまさに画期的であり、とても素晴らしいことだと思います。その意味で今回、人種について触れるのは当然ですし、また必然性もあるのはよく分かります。

 

 ただ、アフリカ系の血を引くというだけで、機械的に「黒人」と位置づけ、表記することには抵抗があります。仮にオバマ氏が白人と結婚して子供が生まれたとして、その子はやはり黒人と呼ばれるのか。それとも違うのか。外見上、肌の色が薄かったら白人と呼ばれるのか…。

 

 小学校の低学年のときだったか、自分たち日本人は黄色人種といわれるのだと知り、自分の手を見て「黄色じゃない、これは肌色だ」と疑問に思った瞬間が忘れられません。長じて、まあ黄色っぽく見えないこともないかなと感じる場面もありましたが、本当はいまでも東洋人=イエローという区分けは、西欧人が勝手にそう言ってきただけだろうという思いもあります。

 

 もう12年も前のことですが、元沖縄県副知事の尚弘子さんからこんな話を聞いたことがあります。彼女は昭和27年、フルブライト・プログラムの前身、ガリオア資金で米南部・ケンタッキー州のベリア大で学んだそうですが、当時、バスの前部は白人専用、後部は黒人用などと区別されていたと言います。

 

 彼女は仲のいい黒人のルームメイトがいたのですが、一緒にバスに乗ると、ルームメイトは後ろに座り、純粋な東洋人なのに肌が白かった尚さんは「お前は白い」と言われて前部に連れていかれ、一緒に座ることができなかったそうです。尚さんは「白人・非白人の区別も実はいいかげんなものだなと思った」という趣旨の感想を述べていました。私はこの話を聞きながら、「そんなものなのか。その程度のことがこんなに差別を生み、人々を苦しめてきたのか」と少し驚いた記憶があります。

 

 日本=侵略国という戦勝国がつくり、押しつけたコードが現在も日本の言論空間をがんじがらめに支配しているように、「純粋な白人とそれ以外」という、どこか白人優越思想の影響・残滓を感じさせる発想が、やはり日本の言語空間を無意識に誘導し、オバマ氏=黒人という表記につながっているのではないかと、そんな気がするのです。私の見当違い、的外れな愚考かもしれませんし、じゃあどういう表記だったらふさわしいのかというと、よく考えていないのですが。いつもの通り、あまり考えなしに書いたことですが、みなさんはどうお考えでしょうか。

 

   あっ、ついでに愚痴を一つ。昨日、オバマ氏当選に合わせて「どうなる北朝鮮外交・拉致問題」という記事を書きたいと主張したのですが、「いらない」と却下されました。それでは、官邸担当記者が書く日本政府の受け止めと対応原稿に取り入れてもらおうと削りに削って45行ほどの原稿を渡したのですが、7行分しか反映されませんでした…。ぶつぶつ。

 

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コメント(117)

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2008/11/06 09:30

Commented by tenyoufood さん

そんなこと、どうでもいいことだ。

 
 

2008/11/06 09:37

Commented by 花うさぎ さん

阿比留さん おはようございます。

>「どうなる北朝鮮外交・拉致問題」という記事を書きたいと主張した

自分のことは自分でやるしかなくなるでしょうね。オバマ氏ブッシュ大統領のテロ支援国家指定解除を歓迎してましたし、方向性は明らかです。

 
 

2008/11/06 09:50

Commented by izatoru さん

私も「初の黒人」大統領誕生というような表現は、気になっています。
黒人のケニア人と白人の米国人のハーフ(あいの子)とよぶなら分かりますが、ことさら「黒人」」と呼ぶのは、変な感じがします。(米国では、どう報道しているのか分かりませんが)
純粋な「黒人」でも無いのに、「黒人」というのは、純粋な白人以外は黒人と見做す考えがあるのでしょう。
しかし、歴史的という面は言えるのでしょう。

 
 

2008/11/06 09:51

Commented by 故郷求めて さん

おはようございます、まず誤字から。

>バスの全部は白人専用
>お前は白い」と言われた前に

 
 

2008/11/06 09:57

Commented by Bero さん

おはようございます

そうですね、せめて「黒人系…」などと書いてあればいいと思うのですが、はっきり「黒人」とすると完全に違和感がありますね。

そうなった因果については、阿比留さんの考察はかなり的を射ていると思います。私見として付け加えるならば(というかむしろ逆説??)、「今度の大統領は『黒人』なんだ、然るにアメリカの差別なんていうのは過去の話で、真の平等国家の幕開けなんだ!!」ということをことさらに強調示唆しようとする意図をどこかに含んでいるような気がしないでもありません。誰の意図なのかは判然としませんが。

 
 

2008/11/06 09:59

Commented by 故郷求めて さん

「拉致問題は独自解決を—被害者家族、冷静受け止め」
拉致問題はきちんと記事になっています。産経さんに拍手。

肌の色は見た目ではないという話を聞いたことがあります。黒人協会(という名前じゃないかもしれません)の会長の肌が真っ白なのを見て、日本人が抗議したというようなことがあったと思います。見た目真っ白だが実は彼も「黒人」だったというのが答えだそうです。

おっしゃる通り、オバマ氏は日本人の感覚でいえば混血児=ハーフですよね。向こうの感覚では黒人なのでしょう。

日本人ももともとは、肌は白いほど美しく、髪は黒いほど美しいという価値観で育ったのですが、いまはどうも滅茶滅茶です。関係ないことを言いました。

 
 

2008/11/06 10:11

Commented by RAM さん

阿比留様、おはようございます。
白人を「ホワイト」というのは、白人の言い方です。
多くの有色人種は「レッド」と言いますね(蔑称ですが)。
だから、オバマ氏のようなハーフで、肌の色が白いタイプは「ピンキー」と呼ばれ、
イソップのコウモリのように、両方から仲間はずれにされます。
その意味では、彼の肌の色が濃く産まれた事は、彼にとって幸せだったでしょう。
「故郷求めて」さんに続いての、雑談でした。

 
 

2008/11/06 10:17

Commented by RAM さん

続投で申し訳ありません。
今回、在米黒人のほぼ100%が、オバマ氏に投票したようですが、
彼は、いわゆる「奴隷の子孫」ではありません。
ほとんどの黒人と、その部分でのアイデンティティは、根本的に違うのです。
彼に蹉跌が訪れるとすれば、多くの黒人が、その事実、違いを意識したときではないかと考えています。

 
 

2008/11/06 10:19

Commented by yoshi18 さん

阿比留さん

私も黒人大統領という言い方に違和感を感じます。
強いて言うならば「アフリカ系」と言うのが良いかもしれません。
ケネディーやレーガンやクリントンアイルランド系ですか、その当時は
マスコミも特にその点を強調していなかた様に思います。
とすれば、やはり肌の色かなとも思います。

でも阿比留さんが書いておられるように、「かってアフリカ大陸から奴隷として連れてこられたアフリカ系人種の血を引く人物が大統領に選ばれたことはまさに画期的であり、とても素晴らしい事」だと思います。

私は、今回その意味で書かれたものと考え、好意的な見方をしてります。

 
 

2008/11/06 10:36

Commented by heiwa さん

お早うございます。

オバマ氏にとっては大統領選でフルに利用できた「肌の色」ではなかったんでしょうか? 見た目黒いから「初の黒人・・」云々、黒人の約9割また近ヒスパニックの6割近くが彼に投票してる現実があるのですから、アフリカ系黒人と白人のハーフを強調して 彼等の一体感を得られたか大いに疑問です。まして彼の学歴 職歴は一般黒人層からしたらエリート中のエリートでしょ?

古森さんのブログでも オバマ氏に関して、諸々胡散臭い事実を突く批判をすると「レイシスト」のレッテルを貼られると オバマ偏向マスコミはそれにより 言論封じをやってると書かれてました。

>白人優越思想の影響・残滓を感じさせる発想が、やはり日本の言語空間を無意識に誘導し・・・

見事打ち負かしたのだから いいんじゃ有りませんか?チェンジだったのかどうか いずれ判るんですから・・今は彼等の勝利を祝いましょ。
ニューヨーク株価は激震急降下らしいですが・・そういえば マケイン氏の支持率がupすると株が上がり、オバマ氏の其れが上がると株価が下がるジンクス有りと 某ブログ主が書いておられましたが其れは当たってるようですね。米国民の深層心理の複雑さを垣間見る思いです。

オバマ氏当選に合わせて「どうなる北朝鮮外交・拉致問題」という記事を書きたいと主張したのですが、「いらない」と却下されました。

これこそ我々が読みたい記事です、デスクは馬鹿ですか?

 
 

2008/11/06 10:42

Commented by 安原美吾 さん

おはようございます。エントリ御苦労さまです。
私も「黒人」とテレビ等で連呼されるたびに引っ掛かるものがありました。
黄色人種というのも変だと常々思っています。
いずれにしても「民主党」からの大統領であること。かつて日本を経済封鎖で追い詰め引き金を引かせ、広島と長崎の人々を虐殺を命じたのも民主党の大統領だったということで、私はオバマ大統領を歓迎しません。
マイク・ホンダが元気づくでしょうね。
親米から脱米を考える時だと私は思います。

拉致問題の記事の話。最近の産経なら頷ける話だと思います。
SANKEI EXPRESSでも、民主党寄りのような、他の朝日や毎日を同じような記事が散見されるようになりましたし・・・・

 
 

2008/11/06 10:45

Commented by 巴さろん さん

おはようございます。阿比留さま、私も違和感を持つ1人です。

 合衆国では、両親がどこの国の人であろうと、合衆国内で出産すると、その子の国籍は「米国」となります。2月に生まれた私の孫も「ソーシャルセキュリティナンバー」を持つ、米国人です。日本国籍も持ってますので、21歳までに、本人の意志でどちらかに決めることになります。

 見かけ上の色で黒人か白人かと判断する人は、人種に対して表面的な理解しかしていないのだと思います。人類の祖先は、アフリカに誕生したという説を信じるなら、自由の国・希望の国アメリカに白人でない大統領が誕生したことを素直に喜びたいと思います。次は「黄色人種」が、大統領になることを期待しています。

 
 

2008/11/06 10:56

Commented by やせ我慢A さん

私は、「黒人」という表記で問題無いと思います。
なぜなら、見た目が黒いからです。
彼を白人とかなんとか、他の言い方で呼べば、とっても混乱します。

何を単純な事を…とか、人種問題や歴史に配慮が無いと言われそうですが、日本には元々そういうものは無いのだと思います。
だからこそ、平気で黒人という言葉を使いますし、一方で世界でもっとも差別の少ない国でもあります。

無頓着に黒人と呼べる事は、ある意味で誇れることです。
日本語で日本国内向けに発信するニュースなら、何も問題が無いと思います。

 
 

2008/11/06 11:04

Commented by gazu503 さん

「黒いから黒人」という簡単な理由だと思います。
肌の色が白であるか否か。
キリスト教徒であるか否か。
差別というものはごく単純なものが真理だったりします。

 
 

2008/11/06 11:06

Commented by アンドレアス バーダー さん

記者様、どうもお疲れさまです。
文中の尚女史のエピソードを読み、小田実氏の著作にも同様の体験談があったのを思い出しました。氏も南部で違和感を覚えながらも、白人専用の施設や座席を使う羽目になったそうです。

かつて民族学の本を読んだ時、フィンランド人やハンガリー人もアジア人と同じ人種的遺伝子を保有していることを知り驚愕した記憶があります。
恐らく、遥か世代を遡れば多くの民族の血統はいりまじっており、単に人種や民族で個人の能力を決め付けるのは本当に愚かなことなのだろうと思います。

アメリカは今、オバマ新大統領誕生の熱狂に沸き返っています。
しかし世界の歴史を振り返ってみますと、熱狂の内に誕生したもののほとんどは罵声の嵐の中で退場していますので、私はオバマ氏を支持していますが、少し先行きに不安を感じてもいます。

 
 

2008/11/06 11:07

Commented by よもぎねこ さん

 アメリカの人種区分では昔から極わずかでも黒人の血を引く人は黒人とされてきました。
 祖父母や曽祖父母の一人が黒人で、本人はほとんど白人と見分けがつかない容貌の人でも、黒人の血が混ざっているのがわかれば黒人とされました。
 奴隷制度のあった時代は、白人の主人が黒人奴隷の女性に子供を生ませて、白人に近い容貌の子が生まれると、特に女性など高価に売れるので喜んだそうです。

 その点から言えば日本の報道機関も当に人種差別の伝統を守っているのですね。

 だいたいアメリカの大統領選挙で問題なのは、人種ではなくて政策でしょう。 でもNHKなど日本の報道機関のオバマへの興味はひたすら人種なのです。

 日本の報道機関って本当にレイシストなんですね。

 
 

2008/11/06 11:29

Commented by 花うさぎ さん

阿比留さん 

テーマ外の話題で恐縮ですがこの場をお借りします。

すずめだかさんから情報を頂いたのですが、「田母神航空幕僚長の論文発表は問題あり?」という下記アンケートがあります。数で負けてます。ご協力をお願いします。

http://mooo.jp/iy7k

 
 

2008/11/06 11:31

Commented by kazu-haya さん

阿比留様

なるほど、自分も無意識に誘導されていた者です。
教えて頂きまして、ありがとうございます。

あ、それから愚痴の内容はここにアップされるのが吉な気がします。
無理なのかな?

 
 

2008/11/06 11:34

Commented by leslieyoshi さん

ちなみに手元にある香港の新聞『am730』(中文)は「アフリカ系黒人」って書いてますね。

 
 

2008/11/06 11:44

Commented by 向日葵 さん

阿比留様

こんにちは。

「初の黒人大統領」の表現に、私は人種差別云々より、オバマ陣営・米国メディア(ついでに言えば日本メディアも)の意図を感じて
います。

「WASPのためだけの時代ではないのですよ。皆さん、“融合”しましょう! 一つのアメリカです!
“CHANGE”の時です!」という
宣伝のための代名詞として、上手く利用したと捉えて
います。

だってオバマ陣営は、なんだか分からないけれど、オバマ氏になれば“CHANGE”する!と米国民に期待させたかったわけ
ですから。

おバカな日本の民主党は、オバマ氏の“融合”には言及せず、“CHANGE”だけを叫んでいます。

 
 

2008/11/06 12:16

Commented by sansaku2007 さん

阿比留様
はじめまして。拝見しております。他紙で申しわけございませんが、本日11月6日、日経新聞朝刊8面に【母が白人 オバマ氏なぜ「黒人」】という囲み記事があります。
国勢調査、ワンドロップルールにも言及しつつ、オバマ氏が演説などで「黒人」だと主張していることが書かれています。冒頭、米メデイアで、同氏の「人種」の定義を巡る議論が繰り広げられているとも書いています。
散策

 
 

2008/11/06 12:20

Commented by 亜細亜大臣 さん

私は黒人とかはどうでもよい、その思想が問題と思います。
今日の産経、湯浅氏の指摘や共産主義者との指摘があるからです。
政策もつじつまが合わない。
陶酔しているNHK・民放TVはもはやジャーナリズムとはいえない。
ヒトラーもそうやって出てきた。

 
 

2008/11/06 13:03

Commented by 八目山人 さん

オバマ氏が過去にこういう発言をしたと言うのは本当ですか。

 日本の従軍慰安婦問題について

アメリカは自らのあやまちを正当化するような友人を必要としていない。
日本は過去を直視し歴史修正主義教育を止め、被害国と和解しなくてはならない

 
 

2008/11/06 13:32

Commented by popo1234 さん

私はテレビやなんかが大騒ぎしてオバマ氏を持ち上げている様子をみると、なぜかウンザリします。
その背景には「自由の国アメリカ、人種のるつぼアメリカ万歳!」的な印象操作が見え隠れしているような気がして。
「だから日本もいつまでも島国根性の中に閉じこもってないで、もっと多民族を受け入れようよ」という主張への導火線にならなきゃいいんだが…な~んて余計な心配をしています(笑)
なにしろ世間が熱狂すればするほど、逆に冷めていくタチなもんで、すみせん。

 
 

2008/11/06 13:55

Commented by 32sai-ji さん

阿比留さんこんにちは。
オバマ氏は白人でもあり、黒人でもあり、あるいはどちらでもないというのが本当ではないかという気がするのです。

…昨日同じことを家族と話していたところでしたので「我が意を得たり」です。これだけ連発されると「黒人って言いたいだけなんじゃないの?」と突っ込みたくなります。
日本でオバマ氏の政策について冷静に考えている人はどれだけいるのでしょうね。ほとんどの人にとってはひとごと、どうでもいいことなんでしょう。まあ氏の政策が抽象的でその姿が全く見えてこないというのもあるのでしょうが。

オバマ氏当選に合わせて「どうなる北朝鮮外交・拉致問題」という記事を書きたいと主張したのですが、「いらない」と却下されました。

…僕が知りたいのはまさにそこなんです。どのあたりまで悪い予感が当たるのか…。ぜひアップしてください。

 
 

2008/11/06 13:58

Commented by du-staro さん

阿比留瑠比

 州によって法律は違ったでしょうが、人種差別をしていたときは、基本的には16分の1以上黒人の血が入っていれば黒人とされたようです。
 しかし、血が64分の1であっても、肌が黒くて縮れ毛の子が生まれることもあり、そんな場合はその子も、その子の親も黒人とみなされることがあり大変でした。
 保守的な白人にとっては、差別するかどうかは別として、いくら肌が白くとも、玄曽祖父母の一人が黒人の場合は黒人ということです。
 現代では逆にネイティブアメリカンは、先住民族として各種の特権が与えられるようになっていますが、16分の1先住民族の血が入っていることが証明されれば、特権を受給する権利があるそうです。

 
 

2008/11/06 14:18

Commented by 32sai-ji さん

追伸
書き忘れました。同じ名前というだけで地域振興のチャンスとばかりにお祭り騒ぎに興じる「あの」市などは愚かの極致だと思います。拉致事件現場にもかかわらず、この選挙が拉致被害者にどう影響するのかなど考えもせずお祭り騒ぎ、挙句「名誉市民を与える」だの「大統領就任式でフラダンスを披露する」だの国辱ものの馬鹿騒ぎ。
横田夫妻をはじめとする拉致被害者家族が真剣に大統領選を見つめていた様と比較して本当に腹が立つやら悲しいやらです。せめてオバマ氏が「前評判」を覆して拉致事件解決の助けになってくれることを祈るのみです。…難しいでしょうが。

 
 

2008/11/06 15:06

Commented by tenmondai さん

初の黒人大統領候補ってTVで初めてオバマ氏を見たとき、そんなに黒くないじゃんと思いました。
肌の色なんかどうでもいいことなのに。何で差別なんかするんですかね。
韓国にいる時、ナイジェリアから来ていた留学生2人と同じ部屋で何ヶ月か生活したことがあります。とても優しく、かつ、誇り高い人達でした。私に『アメリカ人から英語を習うな。あれは田舎の英語だから』と言ったことが忘れられません。もう一つ『あなたは日本人のくせに日本のことを知らない』とも。私の英語力にも問題があったのですが、とても恥かしかったです。

 
 

2008/11/06 15:26

Commented by alison-001 さん

こんにちは。日本人が読む日本の新聞の「黒人大統領」表記には?がつくかもしれませんね。

こちらの報道でアフリカンとブラックがはごちゃ混ぜでてきます。

昨夜のTV映像では、ジェシー・ジャクソン議員やオペラさん(黒人女性の有名な司会者)の涙を見ました。

>「白人」の発想、純血主義の反映、名残に過ぎないような気がしてなりません。

と言うのは理解できますが、当の黒人達が涙を流して喜んでいるのを見ていると、彼等自身はオバマ氏を混血というよりは、黒人大統領と見ている,黒人大統領として見たいのかな,と感じます。

米で社会福祉学んだことがある友人が、「黒人だから(できなくても)仕方が無い」という「呪縛」が、黒人白人問わず多くの人々の中に複雑な形で存在していると話していました。私には信じられないのですが、それこそ「DNAが違う」と言うぐらいのものです。

「(奴隷として連れてこられた)黒人が白人と対等になれるはずなどない」という、長年の日常的な暴力によって植え付けられた「呪縛」は、色の差はあれ彼等にはついて回り、オバマ氏の様な立場の人にといてもらうしかなく、人々が彼に託した、という印象を私は持っています。

「心にある黒人呪縛」から解放されるために、「白人の上にも立った『黒人』大統領」というものが必要であるという気はします。

 
 

2008/11/06 15:29

Commented by alison-001 さん

ひどい日本語ですみません

訂正です:
>こちらの報道でアフリカンとブラックがはごちゃ混ぜでてきます。

こちらの報道では、アフリカンとブラックと両方ごちゃ混ぜです。

 
 

2008/11/06 15:34

Commented by 阿比留瑠比 さん

sansaku2007様
 はじめまして。ご紹介の日経の8面読んでみました。なるほどなるほど。「米国初の黒人大統領であるとともに、44番目の白人大統領ともいえる」(CNN)との見方もやはりあるのですね。

 
 

2008/11/06 15:41

Commented by へのへのもへじ さん

お邪魔致します。

オバマ氏の出生や経歴を知っていて黒人と述べているのであれば
それでいいものと考えます。

まさか「濃く人」と表記する訳にもいかないでしょうし・・・


お邪魔致しました。

 
 

2008/11/06 15:41

Commented by あほらしCosplay さん

To tenyoufoodさん
>そんなこと、どうでもいいことだ。

天洋毒した先輩へ
違います。

麻生総理のホテルバー揉め事と田母神氏の論文等と同じく、
典型的な日本式の思考モデルだと思います。

オバマ氏の思想より小浜の色を見えやすい。
麻生総理の職場より麻生の食堂が分かりやすい

田母神氏と同じご考えの麻生総理などは、
ちょっと前、秘密漏れた中山大臣と同じく
素早く切る。

しかし、軍人としての田母神氏は、一つ大事なことを忘れてしまいました。

軍人の成績は、自国に利益をもたらすことで評価されるべきである。
幾ら他国によくすることをやっても、自国のためにならなかったら、何もならない。

だから、田母神氏のような思考方式を持つ学者でも、文人でも、
小浜の白黒論をよく練習して置くべきです。

何しろ、この小浜氏はハーフだけではなく、アフリカから留学生の子供でもあります。

 
 

2008/11/06 15:43

Commented by 阿比留瑠比 さん

hanausagi様
 こんにちは。ええ、憂鬱なことに方向は明らかですね。

 
 

2008/11/06 16:01

Commented by 八丁堀 さん

To 32sai-jiさん

横レス失礼します。

私も同じ思いをしていました。
オバマが北に対する制裁解除を肯定的な発言をしている件で、
昼過ぎに市役所へ苦情の電話をしました。
市は直接関係無いと仰ってましたが、
「文化施設をつかっているのだろう?」って聞いたらやはり「そうです」との事。
「使用料は?」に対して「・・・」
今からでも使用料を徴収して「家族会に寄付しろ」って言っておきました。
それから「小浜市として拉致被害者に対して謝罪のコメントをHPに載せれるか?」と聞いてたところお客さんが来たので、「明日もう一度電話します」と言って切りました。

明日もう一度苦情の電話入れます。

 
 

2008/11/06 16:08

Commented by 阿比留瑠比 さん

du-staro様
 ご教示ありがとうございます。>人種差別をしていたときは、基本的には16分の1以上黒人の血が入っていれば黒人とされたようです。…勉強になりました。

 
 

2008/11/06 16:29

Commented by さくらの こころ さん

阿比留 様

こちらのメディアでは、基本的には「African American」と呼んでいますが、「Black people(黒人)」は彼を「ブラック」と呼ぶことが多いですね。人種問題の根は、我々日本人の想像を越えるもので宗教問題とともに、単一民族(論争が起きるでしょうが…)で神仏習合の背景をもつ我々には、理解できない範疇だと思います。

上流階級や地域差もあるとは思いますが、日々の暮らしの中で、現アメリカ社会では白人の方がレイシスト(差別主義者)のレッテルを貼られないように肩身の狭い思いをしているように見えます。
黒人大統領の誕生により、本当に米国民が肌の色、マイノリティという捉え方を溶解できれば、極左大統領と言われるオバマ大統領が真の歴史に残る大統領となることを今は祈るばかりです。

 
 

2008/11/06 16:53

Commented by 阿比留瑠比 さん

izatoru様
 ずっと、疑問と違和感を覚えていたので、いい機会だと今回のエントリを書いてみました。

 
 

2008/11/06 17:58

Commented by JQ さん

オバマ氏は、ある意味では「黒人である」ことを利用したんじゃないかな、と思います。私のブログにも書きましたが、マケインがペイリンを引っ張り出してフェミニストであることを暗にPRしたにもかかわらず、世論的には、主義主張以前に、肌の色が違うことがローワークラスを動かしたといっても過言ではないと思います。

 
 

2008/11/06 18:59

Commented by 透水 さん

こんにちは、阿比留さん。
所謂、偏見、というやつでしょうね。
この世の中には様々な偏見が跋扈しています。
敢えて文学的に言えば、様々なる意匠、とでも(?・・・笑止!)

阿比留さんもご存知だと思うのですが、昔、フランスの文学者、アナトール・フランスがそのエッセー(だったか・・・)の中で、当時西洋に喧しかった黄禍論の影響か、日本の躍進を評して、「黄色人種の繁殖」と表現しているのを見た時には、非常にがっかりしたと同時に、一遍でこの人が大好きから大嫌いになった事を覚えています。

今回、バラク・オバマという人が、他ならぬアメリカの大統領になった、という現実は、人種という偏見を実質的に打ち砕く力があると思います。

最近、複数回、アフリカ人やイラン人やブルガリア人やそのほかインド人とか、またアメリカの黒人の人とも、いろんな人と仕事をする機会が重なったのですが、当たり前の事ですが、皆同じ人間だ、という、実感を得る事が出来ました。むしろ、唯日本人だけが、一風変わった情緒的風土の中に閉じ込められているような気がします。

今はハワイへ行ってもヴェトナムに行っても、どこに行っても、所謂「人種的偏見」が実感の自由を犯しているケースは事実上とても僅少ではないか、とも感じます。

ご指摘のように、唯今現在の日本の、その精神言語的空間だけが、いまだ閉ざされている、そのように思います。
日本人は戦後、大変特殊な、「ガラス張りの嬰児生育室に閉じ込められすくすくと育ってきた」・・・そのガラスの部屋の造作者がアメリカだった、としたなら、今回のオバマ氏の事は私たち日本人の今にとっても、大変意義深いエポックを投げつけた、という事になる、と私は思います。

 
 

2008/11/06 19:41

Commented by ubiquitous さん

阿比留瑠比さん


昨日のチャンネル桜拝見しました。阿比留さんが登場される前のニュースのコーナーでも「黒人」のことが話題になってましたが、滞米経験の長い女性キャスターさんは「アメリカでもアフリカ系アメリカ人という言い換えをすることはあるが『黒人』でも本人たちはいやがっていない」とおっしゃってましたよ。たぶんBlack is beautifulと思っているからでしょう。
ましてや日本のメディアの朝日新聞が「アフリカ系」と書くのはかえって「手足の不自由な人」の言い換えのようで、不自然さを感じます。Colored people=有色の人という表現もあると思いますが。


それから田母神論文について前回のエントリのコメントでもまたチャンネル桜でも
>戦う以上は勝たなければならない空自のトップとしては、あまりに状況も兵站も考えないやり方だったと思います。
とおっしゃってましたが、どうでしょうか。
どうやら民主党はテロ特の採決とバーターで空幕長の国会招致をしようとしてるようですが、田母神さんがこれを見越して「自爆」したとしたら、あながちまずい戦術とは言えないのではないでしょうか。なぜなら田母神さんは積極的に招致に応じて、持論を展開するつもりでしょうから。そうなったら「閉ざされた言語空間」に指1本くらいの穴はあけられると思うのですが......
ネットでは「支持」が「不支持」をうわまわってます。↓
http://mooo.jp/iy7k

 
 

2008/11/06 19:58

Commented by zukin さん

To さくらの こころさん

横レス失礼します。

>日々の暮らしの中で、現アメリカ社会では白人の方がレイシスト(差別主義者)のレッテルを貼られないように肩身の狭い思いをしているように見えます。

先日、ノースカロライナ在住のイタリア系の友人と話していてまったくそのとおりに感じました。まるで、国ごとの文化の違いさえも、無意識に「認めまい」としているようでした。アメリカという国で白人に生まれたら生まれたで、いろいろ苦労があるのかもしれません。

 
 

2008/11/06 20:05

Commented by 花うさぎ さん

To ubiquitousさん

横レス、ごめんなさい。

>そうなったら「閉ざされた言語空間」に指1本くらいの穴はあけられると思うのですが......

うん、無駄死にではない、と言うことですね。

>ネットでは「支持」が「不支持」をうわまわってます。↓
>http://mooo.jp/iy7k

う、嬉しい(^^)。皆さん、まだまだご協力をお願いします。

 
 

2008/11/06 21:36

Commented by popo1234 さん

透水さん

私が先ほど述べたことは、まさにあなたのような考え方が勢いを得ることに対する危惧であったのです。
私はそれぞれの人種・民族がそれぞれにふさわしい土地で豊かな生活・文化を営むことこそ、最も人間らしく素晴らしいことであると信じています。
以前、統教会とかいう新興宗教のパンフレットがポストに入っていて、その見開きにはすべての人種が同じ空間にいて、それがユートピアのように描かれていたが、どうしても不自然さが拭い去れなかった。
私には基本的な疑問がある。
なぜわざわざこの日本に、多民族が共存することを推奨する意見があるのかと。
アメリカはいわば黒人を奴隷として必要とした時代から、豊さゆえに様々な民族が流入するようになったという、人口的な国家です。
アメリカはこうした壮大な実験にこれからも成功し続けるかどうか、果たしてどうなんでしょうね?

 
 

2008/11/06 21:51

Commented by kunimamoru さん

こんばんは 阿比留様
いや、仰る通りです。私も同じように感じていた一人でした。今さっきも産経の料金を払った折、サービスで置いていった地元紙の表現に辟易していたところです。
個人的には、そう云った全ての人種を包括しているのが、現代アメリカだと思いますし、殊更“黒人”と表現する必要があるのか。そんな風に思います。アメリカに忠誠を誓っているのならば、アメリカ人だろうと・・。

関係ない話で恐縮ですが、パリ講和会議での日本が提案した人種差別撤廃条項は色々誤解されて取られる向きもあるようですが、少しずつ花開いていったように思います。

 
 

2008/11/06 22:15

Commented by kikutaro さん

阿比留様
 本来オバマ氏は、ハーフというか混血系といった方が適切ではないかと、常々考えていました。しかし、こちらのコメント欄で他の方々の意見を参照したところ、アメリカ流の定義では、オバマ氏も「黒人」の範疇含まれるそうで、よくよく勉強になった次第です。
 そういえばアメリカは、混血者が一定の社会集団を形成しているということはないのでしょうか。たとえば中南米では、白人と原住民の混血であるメスティーソや、あるいは白人と黒人の混血であるムラートが、国内の相当数を占め、一種の政治勢力ともいえる存在感があると、聞いたことがあるのですが、アメリカでそういうのは、あまり見聞きしたことがないような気がします。
 とはいえ、オバマ氏は今後どういう政策を本格的に掲げて、日本に迫って来るのか、注目せざるをえなくなったのは確かですね。

 
 

2008/11/06 22:35

Commented by むかごとどんぐり さん

阿比留さんこんばんは

 ご活躍うれしく思っておりますが、健康面の管理も
意識して頑張ってください。

 オバマ氏ご自身は黒人と書かれても意に介さないと思います。
何方かも書いておられた事ですが、むしろ黒人であることが
売りでもあったのでは・・・・・・と考えられるからです。

 がしかし、日本の、ましてや人権について、
必要以上に力を入れているメディアが、黒人と表記する事には
違和感を禁じえません。
 漫画の名作チビクロサンボを批判したメディアが・・・・・。

 
 

2008/11/06 23:36

Commented by K子 さん

確かに日本のメディアが白人メディアに合わせて黒人、黒人と書く理由はありませんね。仮に日系人がアメリカ大統領になったとして黄色人初の大統領と書かれたら異様な感じがします。まだ東洋人初と言われたほうがしっくりきます。

また仮にマケイン候補が当選したとしても「また白人候補が当選」とは書きませんよね。肌の色に固執するのは異様です。大事なのは個人の資質であり、背景とする文化ですよね。

文化的にはオバマ氏は黒人性を感じさせません。むしろミシェル夫人がファースト・レディーになる事のほうに象徴性を感じます。

 
 

2008/11/07 00:11

Commented by 阿比留瑠比 さん

Bero様
 こんばんは。今回は歴史的意味とそのインパクトの大きさを表す意味で黒人という言葉が強調されたのは無理からぬ部分もあったのでしょうが、もともとずっと違和感を覚えている問題だったので…。

 
 

2008/11/07 00:14

Commented by 阿比留瑠比 さん

故郷求めて様
 いつも誤字のご指摘ありがとうございます。こう繰り返すのをみると、やはり私は最近、注意力が散漫になり、意識の集中ができずにいるようです。どこか投げやりになっているのかもしれませんが、以後はもっと注意するようにします。

 
 

2008/11/07 00:42

Commented by iza0730 さん

阿比留さん こんばんは
米国の大統領はオバマ氏で決まりですか。やはり当今の「金融危機云々」が彼にとっての神風だったのでしょうね。
「肌の色」がどうとかこうとかは私にとってはあまり関係はありません。問題は彼が対日本との関係をこの先「どう考えているのか」、その一点だけです。もし、彼が「日米同盟」よりも支那との関係を重視するようなら麻生さんは「職を賭して」も我が日本との関係重視を声高に主張すべきだと思いますが違うのでしょうか・・・・。

 
 

2008/11/07 00:47

Commented by 目出鯛子 さん

阿比留さん、こんばんは。
自分もちょっと疑問に思って波乗りしてたら、gooにこの疑問を解く手がかりが載ってましたよ。

ふたつの人種を生きる米国人はオバマ候補をどう思う コラム「アメリカの日本人主婦が見る米大統領選」(6)
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/world/gooeditor-20081103-01.html

 
 

2008/11/07 01:45

Commented by 一閑 さん

阿比留記者

> ...白人優越思想の影響・残滓を感じさせる発想が、やはり日本の言語空間を無意識に誘導し、オバマ氏=黒人という表記につながっているのではないか...

日本における明治以降の欧米崇拝は、言い換えれば白人優越思想だと考えます。
現代においてもやたら北欧やドイツを崇めたがる筋合いって、完全に日本古来の価値観を否定している点が何よりの証左ですもの。

只、オバマ次期大統領? の「人種」というものに関する日本人の感覚と合衆国国民の感覚は確実に乖離しているだろうなと想像します。 奴らは平然と"poor people are dangerous" と平然と言い放つ位現実的な視点を有してますが、日本国内で「貧乏人」なんて言った日にゃあ、良心的な各種市民団体様から突っ込まれまくりますからね♪

合衆国NBCによる「出口調査」について私なりに突っ込んでみましたのでTB致します。 

 
 

2008/11/07 03:14

Commented by crea77s さん

阿比留さん、こんばんわ。
まだオバマ氏について勉強不足の私は、単純に黒人と思っていました。
それに、黒人初の大統領という言葉を聴いて、それこそ、有色人種差別の観点から暗殺されなきゃいいけど・・・・というような発想でおりました。

阿比留さんのエントリを拝見して、ナルナルと納得。
確かにそうですそうです。同感でした。

学生のころわたしも阿比留さんの学生のころと同じ感覚を持ちました。
オバマ氏の登場を通じて、人種差別などの問題ももっと進んでいったらいいんですけどね・・・。
言葉では自由だと唱えるアメリカという国は、現実にはあまり自由には感じないですから、なかなか難しいでしょうね。

あと、最後の『ぶつぶつ・・・』がいつになくかわいらしい感じがしてしまいました。かわいい表現からは想像できない悔しい思いをされたんですね。くじけずにがんばって下さい。楽しみにしています。
・・・少し上から目線でした。ごめんなさい。(笑)

 
 

2008/11/07 03:15

Commented by minghai さん

阿比留さん、はじめまして。
いつも興味深く読ませていただいております。
今回の記事はなるほどと思ったものですから、初めてコメントを書いてみます。
いままでオバマ氏について「黒人」と表記されていたのを違和感なく受け止めていたのですが、
今回の記事によって、私がいかに主体的に考えずにされていたかということに気づかされました。
確かにオバマ氏の大統領当選は、初の「非白人」の米国大統領なのですよね。
彼はけっして米国でこれまで虐げられてきた「黒人」ではないのです。
ささいなことかもしれませんが、表記は正しくあるべきですね。

ありがとうございました。これからも勉強させていただきます。

 
 

2008/11/07 03:16

Commented by nihonhanihon さん

「非欧州系の父を持つ初の米国大統領」または「アフリカ人を父として生まれた初の米国大統領」と呼ぶのが正確なのかも知れないですけれども、陣営も「黒人系」を売りにしていたでしょうからねえ、何ともいえませんねえ・・・。

 
 

2008/11/07 03:22

Commented by minghai さん

たびたびすみません。推敲したつもりだったのですが。。。

>彼はけっして米国でこれまで虐げられてきた「黒人」ではないのです。

と書きましたが、米国で暮らしていた彼は、やはり人種の差を感じたのでしょうから、やはり「虐げられ」と感じたかもしれませんね。

無知を曝してしましました。。。

 
 

2008/11/07 05:31

Commented by SiN ZaN さん

どこの国にも差別主義者は一定数存在するっていう現実だね
教育レベルが低いと特にそーいう差別主義者になっちゃう
もしくは閉鎖的エリート教育の弊害により芽吹いてしまう因子という可能性も高いけど

どっちにしろ差別意識は争いしか生まないのは明白なんで、全世界的教育レベルの向上に期待するしかないね

 
 

2008/11/07 07:17

Commented by abusan さん

米国が俗に「白人社会」と呼ばれるのに加え、その反動で
マイケル・ジョーダン氏やタイガー・ウッズですら黒人と
呼ばれる習慣があるのではと > マスコミ各社

尤も百年ぐらいたてばオバマ次期大統領も「アメリカ人」
米国市民」の一人として一くくりになるのでしょうが(^◇^;)

 
 

2008/11/07 07:35

Commented by 阿比留瑠比 さん

RAM 様
 おはようございます。>その意味では、彼の肌の色が濃く産まれた事は、彼にとって幸せだったでしょう。…オバマ氏自身も自分のことを黒人だと言って利用していたそうですから、そうなのでしょうね。ただ、昨晩話した某外務省幹部も日本の報道の在り方について「レイシスト的だ」という感想を述べていました。

 
 

2008/11/07 09:38

Commented by 五十鈴屋 さん

 おはようございます。

 日本のマスコミが、オバマアメリカ大統領の誕生を称賛するように伝えるのは、強い違和感を感じてました。阿比留様のように「初の黒人大統領」の表現には深く考えていませんでしたが、アメリカ人がオバマ氏を黒人と表現するのはよくても、日本人がほぼ横並びで黒人と表現するのはよくないと考えます。きちんとアメリカ人表現するべきです。問題の根本をみらず、表面的なイメージ報道しかできないマスコミを象徴する出来事と感じます。日本人が言うと、差別用語にもなりえる言葉ではないでしょうか。

 それ以上にワイドショーまでもが取り上げてはしゃぐ姿には、はてなマークが一杯浮かびます。なぜオバマ大統領誕生を、テレビは喜んで伝えるのかがわかりません。おばあさんが住むケニアの映像まで流すのは何故。オバマ氏がやって来ましたと真面目顔で言いものまね芸人を登場させるのは何。アメリカが代わったから、日本も同じ名前の民主党政権を誕生させようとしてるのでしょうか。

 これからアメリカからどんな要求を突き付けられるのかが心配です。国内問題を重視しアメリカ経済立て直しのため、イラクの戦費を負担しろとか、出来ないのなら自衛隊の派遣しろとか。

 先の戦争に突入した時も、民主党の大統領でしたから、単純に心配です。

 
 

2008/11/07 10:40

Commented by 無二 さん

おはようございます。

オバマ氏を黒人だというのは、やはりアメリカが今から150年前に奴隷制度を廃止したが、黒人への差別が現実的には1950年代でも存在し続けていた。
 例えばレストランやバスに同席できないとか、教育や選挙権が法律では存在しているにもかかわらず、実際にそれを行使しすると弾圧され殺されたりしたアメリカであったからで、そういう人種差別には公民権運動と切り離せない背景があり、白人ではなく黒人であるという意識がオバマ氏自身にも強く存在している。

 全世界に先駆けてアメリカはこの人種差別の問題解決の現実的な先駆を切ったのではと、それが今回の白人オバマではなくて、黒人オバマとしてのアメリカ大統領の意味なのだと考えます。

 その奴隷と言う存在は日本では奴僕とか「やっこ」とかいたわけですがあまり意識されてこなかった。

 いまも存在することがあるのかもしれないが、もっとも日本ではこの奴隷廃止などの意識も存在さえも見当たらない。なおさらのこと黒人オバマは理解が行かないのだと思います。

 しかしながら、人権的な表現や日本的な文化伝統からも 阿比留瑠比さんの疑問見解は理解納得のゆくものであり、また忘れてはならない視点だと思っております。

 
 

2008/11/07 10:57

Commented by 亜細亜大臣 さん

ある意味アメリカは後進国なのかな。
アパッチの酋長が大統領になったら、本物の先進国かな。

空幕長はある意味、クーデターかもね。
国会を空爆しろ。
自衛隊から創価・民青を締め出せ。
内局をぶった切れ。

失礼しました。

 
 

2008/11/07 11:18

Commented by norikyun さん

こんにちは、いつもご苦労様です。
予想通りだけど、改めて驚きという素直な反応だと思います。
現実に人種に対する偏見は現在もあります。
黒人だけでなく、アメリカに行った事のある日本人でさえも感じます。
あのマケイン氏でさえも、選挙後にアフリカ系の出身でも大統領になれることが証明されたと言っています。
選挙戦の最中は、あくまでも政策が争点で両者の出目はあまり問題になっていませんでしたね。
しかし、それは建前であり本音はどうなんだろう。というのが多くの人々の深層にあったと思います。
約半数の女性でもなく、一割の黒人の当選はやはりエポックメーキングなのでしょう。
世界中が、アメリカを改めて友人として付き合っていける事の可能性に期待した瞬間だと思います。

 
 

2008/11/07 11:46

Commented by 憂国無罪 さん

今回の選挙結果は、アメリカ国民の「罪滅ぼし」に思える。
この国には、人種差別は絶対に無くならないとする国民や、
全世界に対して、このチャンスを捉えて、己の心の奥に潜む
差別意識を無き物にしてしまえると考えたわけだ。
言わば、一種の「偽善者ぶっているだけの行為」なのではないか?
ジェシージャクソンや、オプラの涙が乾かぬうちに、オチが
見えてしまわなければ良いのだが...。

 
 

2008/11/07 12:08

Commented by dai-nippon さん

ここまで腐敗しきっている自衛隊!


国民の「決起せよ!」という声に無反応な自衛隊員。

平成20年11月4日夕刻【防衛省前街宣1】
http://dogalog.excite.co.jp/viewvideo.jspx?Movie=48051149/48051149peevee218401.flv

平成20年11月4日夕刻【防衛省前街宣2】
http://dogalog.excite.co.jp/viewvideo.jspx?Movie=48051149/48051149peevee218404.flv

平成20年11月4日夕刻【防衛省前街宣3】
http://dogalog.excite.co.jp/viewvideo.jspx?Movie=48051149/48051149peevee218422.flv

平成20年11月4日夕刻【防衛省前街宣4】
http://dogalog.excite.co.jp/viewvideo.jspx?Movie=48051149/48051149peevee218534.flv

平成20年11月4日夕刻【防衛省前街宣5】
http://dogalog.excite.co.jp/viewvideo.jspx?Movie=48051149/48051149peevee218538.flv

元自衛隊陸士長曰く、自衛官の多くは国防に対して重要視して無く、有事が起こったら他国へ逃げると堂々と言っている自衛隊員も多いと証言している。

http://jp.youtube.com/watch?v=vq28qcz0-Pg
の7分1秒~。

 
 

2008/11/07 12:11

Commented by 阿比留瑠比 さん

yoshi18様
 共同電によると、オバマ氏の当選に感動したというパウエル氏も、「誇りに思う」と述べたライス氏も「同じアフリカ系米国人として」といった言い方をしているようですね。

 
 

2008/11/07 12:14

Commented by 32sai-ji さん

To 八丁堀さん
若造のただの愚痴に真剣にお返事&行動ありがとうございます。
オバマ氏からのリップサービスが出たようですが、こうしたことで北鮮対策がごまかされなければ良いなと思います。でもワイドショー辺りはおだてられてコロッといっちゃうんでしょうね…。

 
 

2008/11/07 12:14

Commented by 阿比留瑠比 さん

heiwa様
 こんにちは。>これこそ我々が読みたい記事です…。見出しを立てた関連記事が載っていないのは弊紙だけかと心配しながら昨日朝、各紙を開いたのですが、各紙とも特にこの問題をクローズアップしていませんでした。まあ、せっかくだから、このブログで書いてみようと思います。

 
 

2008/11/07 12:16

Commented by 阿比留瑠比 さん

安原美吾様
 こんにちは。>最近の産経なら頷ける話…。内部にいる社員のはずですが、最近何か変わったということは特にないのですが…。

 
 

2008/11/07 13:11

Commented by nihonhanihon さん

To 阿比留瑠比さん

横から失礼します。

>最近何か変わったということは特にないのですが…。

パソコンはあれから大丈夫ですか?

 
 

2008/11/07 13:14

Commented by 阿比留瑠比 さん

nihonhanihon様
 パソコンに不調は特に出ていません。

 
 

2008/11/07 13:15

Commented by 阿比留瑠比 さん

巴さろん様
 こんにちは。いつか日系の大統領が誕生すればいいですね。

 
 

2008/11/07 13:18

Commented by 阿比留瑠比 さん

やせ我慢A 様
 おっしゃるような良さもあるのでしょうが、西洋人のつくった「コード」に気付かないうちに乗せられているのでは、という気もしましたし、長年の疑問だったので書いてみました。

 
 

2008/11/07 14:46

Commented by hal8888 さん

肌の色を基にしたいわゆる人種差別問題で長い苦しみを味わっているアメリカにはそれなりの根深い歴史があります。


下記リンクの方が指摘しているようなルールや、異人種間婚姻を犯罪と定める法律を立法してきた歴史を持つアメリカという国の中で、黒人だけでなく、ネイティブアメリカンやアジア系移民、時には白人ですらも悩み苦しんできたことを日本のマスコミ人ももっと知る必要があると思います。
http://www.tagoemura.com/teaj50.html


もちろん多くの人が指摘している通り、ワンドロップルールなどふざけているという指摘はもっともです。


しかしそれは差別の直接的被害者で無い外国人だから言えることであり、彼を当然のごとく黒人と扱う国家の中で生きざるを得なかった混血のオバマ氏が、”アメリカ市民として”自分の出自にどれだけ悩み、自分を「BLACK」と考えることに決めたかの経緯を、もっと日本人も知る必要があると思います。

オバマ氏が書いた「My Dream」は、こういう黒人問題の非常に良い入門書です。僕は思います。


「自分は初の黒人大統領」とオバマ氏は思っているはずだと。

 
 

2008/11/07 15:27

Commented by 八丁堀 さん

阿比留様、こんにちは。
たびたび脱線すみません。

To 32sai-jiさん
先ほど電話しました。
相手方が言うには、市長は「もしオバマ氏と語れる機会があれば県民には拉致被害者及び、拉致の疑いがある人やその家族が沢山いますので、その事も配慮して、外交政策をお願いしたいと申したい」 みたいな事をマスコミのインタビューで言っていたそうです。
マスコミがそこまで流していたかは知りませんが・・・

やはり拉致家族への配慮の件で沢山の抗議メールや電話があるそうです。

私は家族会や色々な国民に今の状態では誤解されるから一言HPで、載せておいてほしいと言って電話を切らせていただきました。
「そのように伝えておきます」とは言っておりましたが、、。
どうなんでしょうね?

 
 

2008/11/07 15:46

Commented by 阿比留瑠比 さん

gazu503様
 上でコメントしてくださった人がいますが、外見上は白く見えても黒人として分類されたり、あるいは私がエントリで書いたように純粋なアジア人なのに便宜上白人として扱われたり、いろいろあったようですね。

 
 

2008/11/07 15:49

Commented by 阿比留瑠比 さん

アンドレアス バーダー様
 そうですか。小田実氏もそういう経験を書いているのですか。なるほど。>しかし世界の歴史を振り返ってみますと、熱狂の内に誕生したもののほとんどは罵声の嵐の中で退場しています…。そうですね。過大な期待は容易に失望へと変わるものだと思います。

 
 

2008/11/07 15:51

Commented by 阿比留瑠比 さん

よもぎねこ様
 >奴隷制度のあった時代は、白人の主人が黒人奴隷の女性に子供を生ませて、白人に近い容貌の子が生まれると、特に女性など高価に売れるので喜んだそうです。…中学生のときにアレックスヘイリーの「ルーツ」を、むさぼるように読んだのを思い出しました。あのとき感じた怒りが、久しぶりによみがえってきました。

 
 

2008/11/07 15:52

Commented by 阿比留瑠比 さん

kazu-haya様
 ご助言に従い、愚痴は次のエントリでアップしました。

 
 

2008/11/07 17:21

Commented by 阿比留瑠比 さん

leslieyoshi様
 情報をありがとうございます。>アフリカ系黒人…。二重形容のような感じですね。

 
 

2008/11/07 17:23

Commented by 阿比留瑠比 さん

向日葵様
 こんにちは。まあ日本の民主党のことはいいとして…(笑)。

 
 

2008/11/07 17:24

Commented by 阿比留瑠比 さん

亜細亜大臣様
 受け答えや演説などを見ていると、けっこう賢い人のようですから、実際には現実主義的アプローチをとるような気もしますが、これから見ていかないと分かりませんね。

 
 

2008/11/07 17:25

Commented by 阿比留瑠比 さん

八目山人様
 私はそういう発言があったかどうか知りません。ですので答えられません。

 
 

2008/11/07 17:26

Commented by 阿比留瑠比 さん

popo1234様
 そういう導火線になるという発想は私にはありませんでしたが…まあ、そうはならないのではないかと思います。日本と米国を一緒に並べる人はあまり多くはないでしょうから。

 
 

2008/11/07 17:28

Commented by 阿比留瑠比 さん

32sai-ji 様
 こんにちは。同感いただきありがとうございます。ご指摘の件は次のエントリで書きました。

 
 

2008/11/07 18:02

Commented by 阿比留瑠比 さん

tenmondai様
 貴重なご体験談をありがとうございます。

 
 

2008/11/07 18:04

Commented by 阿比留瑠比 さん

alison-001様
 こんにちは。>「心にある黒人呪縛」から解放されるために、「白人の上にも立った『黒人』大統領」というものが必要であるという気はします。 …そういうこともあるのでしょうね。

 
 

2008/11/07 18:06

Commented by 阿比留瑠比 さん

へのへのもへじ様
 一方で、少しでも白人の血を引く人を「白人」と呼ぶ習慣はないことに、整合性のとれなさを感じてきました。まあ、個別の例によっても違うし、歴史的経緯などは理解できますが。

 
 

2008/11/07 18:09

Commented by 阿比留瑠比 さん

さくらの こころ様
 ちょっとずれるかもしれませんが、昨晩、某外務官僚と雑談していたところ、彼は「もし将来、日系大統領が誕生するとしたら、米国よりブラジルが先かもしれない」と言っていました。米国は人種差別を克服しようとする過程でご指摘のような状況も生んでいったわけですが、ブラジルはずっと人種間の壁が低くなっているので。

 
 

2008/11/07 19:27

Commented by 透水 さん

To popo1234さん
>透水さん
>
>私が先ほど述べたことは、まさにあなたのような考え方が勢いを得ることに対する危惧であったのです。
>私はそれぞれの人種・民族がそれぞれにふさわしい土地で豊かな生活・文化を営むことこそ、最も人間らしく素晴らしいことであると信じています。
>私には基本的な疑問がある。
>なぜわざわざこの日本に、多民族が共存することを推奨する意見があるのかと。
はじめして、こんにちは。
多分、僕の考え方を、私の拙い文によって誤解されているのだと思います。
抽象的な人口国家(ステイツ)を礼賛する気持ちは僕には全くありません。
「それぞれの人種・民族がそれぞれにふさわしい土地で豊かな生活・文化を営むことこそ、最も人間らしく素晴らしいことである」というpopo1234さんの考え方は、僕自身の信念でもあり、全く同じです。
 先の戦争でアメリカに徹底的に敗北し、その後東京裁判などで代表されるように、日本は、徹底的に、その独自の生まれつきを捨象され、極めて人工的でかつ作為に満ちたやり方により、著しく偏向されてしまった、という事への怒りが僕の心の底にあります。人種による偏見、換言すれば、白人一種主義、とでも言えるその偏見(虚偽)が、所謂グローバリズムという名の、その実アメリカンスタンダードというものの基底をなしている。
オバマにあやかって仮初の普遍的コスモポリタンになりたい、などとは、毛頭思っていないんです。

長くなり、なかなか、要領よく纏める事が出来ず、申し訳ありません・・・。

もしよければ、・・・文脈が随分違うかもしれませんが、以前エントリーさせて頂いた、「http://tousui.iza.ne.jp/blog/entry/199659/ 鎖国時代以前から・・・」など、瞥見してみてください。ここで言っている、「澄み切った海」というものは、「それぞれの人種・民族がそれぞれにふさわしい土地で豊かな生活・文化を営む」事が普通の状態としてある、という事が前提になるのだと思っています。

これをご縁にこれからもよろしくお願いします・・・。

拙文、恐縮。

 
 

2008/11/07 20:34

Commented by popo1234 さん

透水さんへ

私の早とちりでした。
まったく釈明の余地もありません(汗)
実は私の中には、最近ことある毎に、日本という国が溶解していくのではないかという焦りと危機感が澱のように沈殿し、その結果必要以上に身構えてしまっているような気がしています。
それはともかく、私の誤解に基づく批判をどうかお許しください。
そしてこれからも阿比留ファン同士として、宜しくお願いします。

 
 

2008/11/07 20:40

Commented by 透水 さん

To popo1234さん
>そしてこれからも阿比留ファン同士として、宜しくお願いします。


こちらこそ !

popo1234さんに、(そして阿比留さん、皆さんに) ・・・歌のプレゼントです。

 → http://jp.youtube.com/watch?v=EhhZSbSF2cE
   Enya - Wild Child

   

 
 

2008/11/07 23:21

Commented by 阿比留瑠比 さん

JQ 様
 彼自身は利用した部分もあるのだろうと思います。ただ、それと日本のメディアが何の留保もなく「黒人」と表記するのは別の問題かなと思いました。

 
 

2008/11/07 23:27

Commented by 阿比留瑠比 さん

透水様
 歌のプレゼントありがとうございます。エンヤは私も好きでよく聞きましたし、CDももっていますが、実は、映像で見たのは初めてでした(恥)。

 
 

2008/11/07 23:32

Commented by 阿比留瑠比 さん

ubiquitous様
 そのチャンネル桜でのやりとりは、実は私の目の前で行われており、私が明日のエントリで書こうと思っていることを別の角度で先取りされたなあ、できたら一言言いたいなあと思いつつ、限られた出番の時間内では言うことは無理だと諦めた内容でした。それと、ネットは今後、ますます力を増してくるとは思っていますが、今現在の世論をつくり、もっとも影響力のあるのはワイドショーだと考えています。

 
 

2008/11/08 09:31

Commented by 阿比留瑠比 さん

kunimamoru様
 こんにちは。日本がそうした主張をしていたという事実を、もっと世界の人と日本人自身に知ってほしいですね。

 
 

2008/11/08 09:34

Commented by 阿比留瑠比 さん

kikutaro様
 今は米国も変わってきたようですが、オバマ氏のようなハーフを即黒人と位置づけるのは、本人がそれを利用しているかどうかにかかわらず、やはり差別意識の名残ではあるのだろうなと思う次第です。

 
 

2008/11/08 09:36

Commented by 阿比留瑠比 さん

むかごとどんぐり様
 こんにちは。はい。オバマ氏自身が自分をどう位置づけ、どう売ろうとしているかと、日本のメディアの表記は別であっていいと考えます。

 
 

2008/11/08 09:38

Commented by 阿比留瑠比 さん

K子様
 >むしろミシェル夫人がファースト・レディーになる事のほうに象徴性を感じます。 …これは私もそんな印象はありました。深く分析したわけでも何でもありませんが。

 
 

2008/11/08 15:52

Commented by 阿比留瑠比 さん

iza0730様
 こんにちは。私も「肌の色」自体は特にどうこういう思いはありませんが、それを日本のメディアがどうとらえ、報じるかには意識が向きます。このエントリはそういう趣旨です。

 
 

2008/11/08 15:58

Commented by 阿比留瑠比 さん

目出鯛子様
 ご紹介のサイトを読ませてもらいました。実例に基づく記事の紹介、ありがとうこざいます。見出しにあった白人+黒人=黒人という発想・取り扱い自体が差別的だと感じるのですが、同じ両親から生まれても見た目、外見によって違う自己認識を持つように至る話など、いろいろと考えさせられます。

 
 

2008/11/08 16:02

Commented by 阿比留瑠比 さん

一閑様
 トラックバックありがとうこざいます。日本の感覚では、露骨すぎるとオブラートに包みたくなることも、米国ではもっと日常的・現実的な「事実」であり、隠す必要はないのでしょうね。外国をみると、日本のことが分かるという部分は確かにありますね。

 
 

2008/11/08 16:05

Commented by 阿比留瑠比 さん

crea77s様
 こんにちは。いや、そんなにすごく悔しかったというわけではないのです。むしろ最近、記事を紙面に載せることへの執着心がなぜか薄れてきて、自分でもよくない傾向だなと感じているぐらいで…。次のエントリで反映させましたし。

 
 

2008/11/08 17:12

Commented by 阿比留瑠比 さん

minghai様
 はじめまして。ご丁寧にありがとうございます。今後もよろしくお願いします。

 
 

2008/11/08 17:13

Commented by 阿比留瑠比 さん

nihonhanihon様
 黒人を売りにするのはオバマ氏の勝手ですが、日本のメディアの表記としてはどういうものなのかな、と愚考した次第です。

 
 

2008/11/08 17:15

Commented by 阿比留瑠比 さん

SiN ZaN様
 差別意識の完全な解消は無理なのでしょうが、ご指摘のように教育の効果で比較的マシな方向にはまだまだ持っていけると思います。

 
 

2008/11/08 17:17

Commented by 阿比留瑠比 さん

abusan様
 米国は今後、どんどんヒスパニック系が増えてアングロサクソンは相対的に減っていくそうですね。その意味でも、米国はもっと早く変わっていくのだろうと思います。

 
 

2008/11/08 20:21

Commented by 阿比留瑠比 さん

五十鈴屋様
 こんばんは。テレビが騒いでいることに、そう深い背景はないと思います。単に「お祭りだ」と思っているだけでしょう。報道やワイドショーには、意図的なものも確かにありますが、そう毎回毎回「意図」をしのばせるほど統制がとれたものではありませんし、またその仕掛けをつくる余裕もないものです。

 
 

2008/11/08 20:24

Commented by 阿比留瑠比 さん

無二様
 こんばんは。丁寧なご説明とご理解ありがとうございます。

 
 

2008/11/09 08:40

Commented by 阿比留瑠比 さん

亜細亜大臣様
 >内局をぶった切れ。…今回の田母神発言と防衛省改革の関連で、内局は「こんな制服組に権限を持たせるわけにはいなかい」と巻き返しを図っているといいます…。

 
 

2008/11/09 08:41

Commented by 阿比留瑠比 さん

norikyun様
 今回のオバマ氏当選について、駐米公使経験者の一人は「ワシントン以来の画期的なことだと思う」と評価していました。

 
 

2008/11/09 10:38

Commented by 阿比留瑠比 さん

憂国無罪様
 ただ、実際これからますますヒスパニックをはじめとする非アングロサクソンが増大していく国ですから、一つの流れはできたのかな、という気もします。

 
 

2008/11/09 10:39

Commented by 阿比留瑠比 さん

hal8888様
 ご説明とご紹介ありがとうございます。

 
 

2008/11/11 09:26

Commented by kentaki さん

はじめまして。個人的に、この件に間しては、やや的をはずれたというかナイーヴな見解だと思ったので少し書いてみます。

"これは、白い人と、白くない人をどうしても区別したいという「白人」の発想、純血主義の反映、名残に過ぎないような気がしてなりません"

たしかに、そうかもしれません。こちらでは、1/8でも有色人種の血が入っていると、統計ではそういう扱いになっていたと思います。ちなみに2000 United States Censusでは"Black or African American. A person having origins in any of the Black racial groups of Africa."となっています。

"ただ、アフリカ系の血を引くというだけで、機械的に「黒人」と位置づけ、表記することには抵抗があります。仮にオバマ氏が白人と結婚して子供が生まれたとして、その子はやはり黒人と呼ばれるのか。それとも違うのか。外見上、肌の色が薄かったら白人と呼ばれるのか…"

2000United States Censusではそれに対応して、"Two or more races"という選択が付け加えられました。選択肢が増えたというべきでしょうか?

ややナイーヴな見解ではないかと思ったのは、人種的な考察に終っているような気がするからです。単なる人種的なことに加えて、文化的な要素もあると思います。例えば、Scott Fujita というアメフトのプロ選手がいますが、かれは生粋の白人で、養父が日系人だそうです。それにもかかわらず、かれは、自分を日系人と見倣しているとのこと。それに、いわゆる"アメリカの黒人"(アフリカン・アメリカン)はなんらかの形で白人やネイティブアメリカン(インディアン)の血を引いているのが殆んどなので、文化的な要因が個人のアイデンティティに大きく影響しているのではないかと思います。

ちなみにベレアカレッジはこの辺りでは割と先進的だと思います。もちろん最近の話ですが。

 
 

2008/11/11 09:36

Commented by kentaki さん

To JQさん
>オバマ氏は、ある意味では「黒人である」ことを利用したんじゃないかな、と思います。私のブログにも書きましたが、マケインがペイリンを引っ張り出してフェミニストであることを暗にPRしたにもかかわらず、世論的には、主義主張以前に、肌の色が違うことがローワークラスを動かしたといっても過言ではないと思います。

"ローワークラスを動かしたですか?" かなり斜め上の意見だと思います。

 
 

2008/11/11 09:41

Commented by kentaki さん

To ubiquitousさん
>阿比留瑠比さん
>
>
>昨日のチャンネル桜拝見しました。阿比留さんが登場される前のニュースのコーナーでも「黒人」のことが話題になってましたが、滞米経験の長い女性キャスターさんは「アメリカでもアフリカ系アメリカ人という言い換えをすることはあるが『黒人』でも本人たちはいやがっていない」とおっしゃってましたよ。たぶんBlack is beautifulと思っているからでしょう。

人によるでしょう。黒人とカテゴライズされたくないわ、とスピーチのクラスメイトに抗議されたことがありますけれど

 
 
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