沖縄の米兵、飲酒運転を実際に体験 県警が初講習会

沖縄タイムス
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 沖縄県内で米軍関係者による飲酒運転の摘発が相次ぐ中、県警は23日、米兵が酒を飲んだ上で車を運転し、危険性を学ぶ講習会を初めて開いた。飲酒運転根絶につなげるのが狙い。県警によると、米兵のみを対象にした体験講習は全国でも珍しいという。

 講習会は読谷村のカデナ自動車学校で実施し、陸軍兵ら20人以上が参加。6人が午後2時過ぎから約1時間、ビールや酎ハイなどを飲んだ後、自動車学校のコースで運転を体験。ポールにぶつかりそうになり、教官が急ブレーキをかけて中断する場面もあった。

 ビールを4杯飲んで運転したマイケル・クラーク少佐(38)は「飲酒後は反応が遅れることが分かった。『飲んだら乗るな』と同僚たちに伝えたい」と語った。

 県警交通部の小野寺俊管理官は「飲酒運転させない声かけを軍人や軍属同士で行ってほしい」と話した。今後は海兵隊や空軍などにも対象を広げたいという。

 県警によると、2024年の米軍関係者の飲酒運転の検挙は64件。人身事故107件のうち、飲酒絡みは6件(5・6%)で、全国ワーストだった沖縄全体の構成率(2・5%)の倍以上。講習会では、県警担当者が日本の酒気帯び運転の基準値は血中アルコール濃度0・03%で、米国で一般的な0・08%より厳しいことなども説明した。

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