ブドウ「シャインマスカット」が出荷最盛期になり大幅に増量している。国内の作付け拡大が影響し、9月上旬の主要卸の販売量は過去5年平均を8割上回った。その中でも、相場は堅調な水準で推移し、秋の彼岸(20~26日)へ量販店の売り場が広がる。好調な輸出も相場を下支えする。
各地区大手7卸の「シャインマスカット」販売量はこれまでより大幅に増えたが、9月上旬の販売価格は同2%高の1キロ1744円と過去5年平均以上を維持した。中旬(16日まで)は同6%安とやや下げる展開だが好値を維持する。
高糖度で皮ごと食べられる簡便性でブームが続いており、量販店の取扱量が増えたのに加え、アジア圏の中秋節向け輸出も好調だ。
関東で展開するスーパーの担当者は「物量があるため、幅広い価格帯で品ぞろえができる」として、仕入れを強化する姿勢だ。
主産地の山梨県では出荷ピークに入った。JA全農やまなしの担当者は「中秋節向け輸出が一段落し、大房も国内中心の販売にシフトする。ギフト販売が活発化してほしい」と期待する。