抗原検査とは
どちらの検査も、現在新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)に罹患しているかどうかが分かりますが、検査キットを使って気軽にできるものは抗原定性検査というもので、ウイルスの抗体を用いて、ウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)の有無を検査する方法です。
一方、抗原定量検査の方は、ウイルスのタンパク質の量を調べるもので、より少ない量のウイルスを検出できますが、特別な機械が必要となります。
検査方法について(種類・やり方など)
抗原検査のうち、定性検査はキットとして販売されており、検査の手技が簡便です。しかし、定量検査の場合は、医療機関のうち専用の機器が必要となるため検査する場所が限られます。
定性検査も定量検査も、鼻咽頭をスワブで拭う方法が一般的ですが、最近は口咽頭や唾液で検査する方法もあるようです。
検査キットを使用する場合は、検体の採取方法がそれぞれ違いますので、各商品のホームページやキットに付属の説明書を参考に検査してください。
抗原検査は医療機関でしてもらえる?
抗原検査は医療機関で受けることができます。また、定性検査であればインターネットやドラッグストアなどで検査キットを購入し、自宅で検査を行うこともできます。
しかし先述しましたとおり、定量検査の場合には専用の機械が必要となるため、検査を受けることができる医療機関は限られます。
必ず事前に保健所や医療機関に問い合わせした上で、検査を受けに行くようにしましょう。
PCR検査との違い
PCR検査は、検査したい「ウイルスの遺伝子」を専用の薬液を用いて増幅させ検出させる検査方法です。
感度は約70%程度と言われており、検体採取をした場所(鼻や咽頭)にウイルスが存在しなかった場合、感染していた場合でも陰性になってしまう場合があります。
抗原検査は、検査したいウイルスの抗体を用いてウイルスが持つ特有のタンパク質を検出する検査方法です。
PCR検査に比べ検出率は劣りますが、少ない時間で結果が出る、特別な検査機器を必要としないことから速やかに判断が必要な場合等に用いられることが多いです。また、PCR検査に比べて安価なのも特徴です。
抗原検査の買い方
抗原検査キットはどこで買える?
現在抗原検査キットの中には、厚生労働省で体外診断用医薬品として認可されているものと、認可されていないものがあります。
体外診断用医薬品のうち、MedQuickという商品はインターネットや一部のセブンイレブンでオンラインカードとして購入できます。
今回紹介している他の検査キットについては体外診断用医薬品ではありませんので、インターネットにて気軽に購入することができます。
抗原検査キットがドラッグストアに販売されていることもあるようなので、購入希望の方は近くのドラッグストアにお問合せください。
抗原検査キットを買うときのポイント
抗原検査に関わらず、PCR検査や抗体検査を自宅で気軽に行えるキットはインターネットなどで数多く販売されています。
しかし、中には検査結果の信憑性が疑われるものもあり、国から注意喚起の通達が出ているのも事実です。
体外診断用医薬品でない場合は、医療用医薬品として国から認可されたものではないため、検査で陰性と出たからといってその結果が必ずしも正しいというわけではないということを念頭に置いて、購入していただければと思います。
ネット・通販で購入できる抗原検査キット5選
MedQuick
厚生労働省認可の検査キット
厚生労働省に承認された抗原検査キットが採用されています。体調が不安な場合や、抗原検査で陽性反応の場合アプリから医師によるオンライン診察を受診することが可能なので受ける時にも安心です。陽性時はオンライン診察後に必要に応じて無償提供してくれるサービスもあります。
| 分類 | 体外診断用医薬品 |
| 検査方法 | 鼻腔ぬぐい方法 |
| 使用方法 | インターネットまたは一部のセブンイレブンで購入したオンラインカードにて申し込み、問診を行う。抗原検査キットが届いたら検体採取、検査を行ってください。この際希望があれば医師の診察を実施できるようです。検体の詳細な採取方法についてはホームページに記載されていないようですのでキットに付属の説明書を確認してください。 |
| サイズ/内容量 | 1回分 |
| 使い切り/連続使用 | 使い切り |
| 検査結果が出るまで | 約15分 |
| 使用可能な年齢 | 制限なし |
| コストパフォーマンス | 9点|10点中 |
ICheck
医療機関に相談できる検査キット
WEBで申し込みすると自宅に検査キットが届きます。土日祝日も発送対応していますので、早く結果が知りたい時や、お仕事やイベントの前に最低限の検査を行い方におすすめです。新型コロナウイルスに関する相談やICheckで陽性反応が出た場合の対処方法などを医療機関に相談(電話・メール)できます。
| 分類 | 抗原検査キット(CE認可証(EU地域医療機器流通許可証)取得済み、NMPA登録(中国ホワイトリスト)登録済み) |
| 検査方法 | 唾液検査 |
| 使用方法 | ①検体採取用保存液のフタを開け、検体採取用スワブを取り出し、喉の奥から回転させながら、スワブにしみ込ませるように、10~15回程度擦過します。②保存液にスワブの先端を浸した後、くびれ部分を前後に曲げて折り、液の中に沈めます。 しっかりとフタをして数回振り、スワブと保存液を馴染ませ、1分待ちます。 ③スポイトで4~5滴ほど吸い取り、検査キットのS窓に滴下します。 ④滴下から10~15分程度経過したら結果が確認できます。 |
| サイズ/内容量 | 1回〜 |
| 使い切り/連続使用 | 使い切り |
| 検査結果が出るまで | 約15分 |
| 使用可能な年齢 | 制限なし |
| コストパフォーマンス | 7点|10点中 |
抗原検査ペン メドプラス
ペン型オールインワン抗原検査で気軽に検査できる
新型コロナウイルスの抗原があるかどうかを簡単に判定できる研究用試薬の検査キットです。ペン型オールインワン抗原検査なので飛沫の心配もなく、ひとまとめに廃棄が可能なため気軽に検査することができます。さらにオンラインで医師に健康相談ができるサービス付き。検査後の不安ごとや体調についてチャット形式で相談できます。
| 分類 | 抗原検査キット |
| 検査方法 | 唾液検査 |
| 使用方法 | 検査ペンを引き抜き、唾液コレクターで舌の上の喉奥の方を拭い、舌下に挿入して2分程度唾液を染み込ませる。抽出バッファに唾液コレクターを垂直に押し込み、色付きのラインが表示されるまで待つ。 |
| サイズ/内容量 | 1本〜 |
| 使い切り/連続使用 | 使い切り |
| 検査結果が出るまで | 5〜30分 |
| 使用可能な年齢 | 制限なし |
| コストパフォーマンス | 6点|10点中 |
TOAMIT
ペン型で操作簡単な日本製検査キット
韓国や中国製の検査キットが多い中、こちらのキットは日本製となっています。口に入れると約15分で検出でき、陽性の場合無料でPCR検査を受けられると言うのも安心な点です。変異株対応なのもおすすめなポイントです。
| 分類 | 抗原検査キット |
| 検査方法 | 口腔液/唾液検査 |
| 使用方法 | 口の中をコレクターで拭い、2分程度しっかり唾液を染み込ませた後抽出バッファにセットして15分程度、色付きのラインが表示されるまで待つ。 |
| サイズ/内容量 | 1回分〜 |
| 使い切り/連続使用 | 使い切り |
| 検査結果が出るまで | 約15分 |
| 使用可能な年齢 | 制限なし |
| コストパフォーマンス | 6点|10点中 |
抗原検査キット Plus
唾液・口咽頭・鼻咽頭で検査できる3in1タイプ
検査キットでは、鼻から細長いスワブを挿入したぬぐい液での検査が一般的でしたが、このキットは唾液・口咽頭・鼻咽頭のうち安心して確実に実施できる検査方法を自分で選ぶことができます。また、ドイツの医薬品規制を行うPEIの認定を受けている他、EU加盟国の製品基準であるCE認証を取得した製品のようです。
| 分類 | 抗原検査キット(CE認証取得済、PEI認定取得済) |
| 検査方法 | 唾液/口咽頭ぬぐい液/鼻咽頭ぬぐい液 |
| 使用方法 | 唾液で検査する場合は口の中をきれいにした後、飲食せず15分程度経過したのち唾液をコップに入れ、希釈液の蓋を開け液をこぼさないように注意して立てた状態で置いておく。スポイトに採取した唾液を希釈液の容器に入れ、ゆっくり混ぜ合わせた後、検査ボードにその液3〜4滴滴下し約10〜15分待つ。 |
| サイズ/内容量 | 1回分〜 |
| 使い切り/連続使用 | 使い切り |
| 検査結果が出るまで | 約10分 |
| 使用可能な年齢 | 制限なし |
| コストパフォーマンス | 6点|10点中 |
もし検査キットで『陽性反応』がでたら…
『抗原検査』に関するQ&A
抗原検査についてよくある質問についてお答えします。
PCR検査、抗体検査との違いも簡単に紹介しているので、どれを受けたらいいか悩んでいる方も参考にしてください。
Q&A①:新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)にかかっているか判断する際、PCR検査と抗原検査のどちらをすればよいですか?
一方、抗原検査はウイルスの量が一定以上ないと検出されないため、PCR検査より感度は劣りますが、比較的安価で30分程度で結果が出るためスピード性と手軽さを重視する人は抗原検査がおすすめです。
Q&A②:抗原検査の精度は高いのですか?
抗原検査の感度については30〜70%とも50〜90%とも言われており、具体的な数値は出ていません。PCR検査に比べて精度は劣ります。
Q&A③:抗体検査と抗原検査、それぞれ違うのですか?
一方抗原検査は、新型ウイルス自体のタンパク質の断片を検出して検査を行うものなので、現在、新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)に罹患しているかが分かります。
Q&A④:抗原検査キットで変異株の感染の有無を確認できますか?
Q&A⑤:抗原検査キットを廃棄する場合、どうしたらいいですか?
なお、陽性が出た場合、検査キットによっては、提携された医療機関に持っていき廃棄してもらうことができるようです。それぞれの検査キットのホームページなどを参考にしてください。
まとめ
このように抗原検査は、安い価格でインターネットやドラッグストアですぐに購入できる上、自宅で簡単に行え早く結果がわかることから、帰省前や出張前に気軽に検査したい方などにおすすめです。
しかしながら、体外診断用医薬品として国から認められた抗原検査キットでなければ確定診断に使用することはできません。
もしも咳や発熱の症状がある場合や感染が疑われる場合は、検査結果に関わらず、保健所や医療機関に相談するようにしましょう。
※掲載内容は執筆時点での情報です。