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会員数 54,928 1
総鑑賞データ数 7,395,100 828
総レビュー数 991,161 128
鑑賞方法別データ数
映画館 1,935,043 247
レンタル 602,154 4
購入 130,273 9
VOD 632,068 185
テレビ 970,063 81
その他 167,289 22

安藤組外伝 人斬り舎弟

  • あんどうぐみがいでんひときりしゃてい
  • ----
  • Violent Fraternity

amazon


  • 平均評点

    62.3点(31人)

  • 観たひと

    62

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1974
公開年月日 1974/11/1
上映時間 94分
製作会社 東映東京映画
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督中島貞夫 
脚本松田寛夫 
原作安藤昇 
企画安藤昇 
吉田達 
撮影仲沢半次郎 
美術藤田博 
音楽広瀬健次郎 
録音内田陽造 
照明大野忠三郎 
編集田中修 
助監督福湯通夫 
スチール藤井善男 

キャスト

出演安藤昇 安藤昇
梅宮辰夫 野田進一
室田日出男 国分安夫
今井健二 徳重晃
藤山浩二 橋本行雄
土山登志幸 滝昌典
渡瀬恒彦 津吹哲也
前田吟 堀口
花田達 石戸
亀山達也 島野
伊吹二郎 谷崎
山本昌平 山藤
郷えい治 木谷孝
誠直也 中田
溝口久夫 阿部
片桐夕子 君子
真山知子 お蝶
森秋子 政代
岡田京子 桂木夏子
久松久美子 歌手
谷本小夜子 バーのママ
マダム・ジョイ ゲイバーのママ
名和宏 林栄三
小松方正 南部喜一
成田三樹夫 外島
安岡力也 人斬りジム
深江章喜 川上
八名信夫 牧野
近藤宏 竹内
伊達弘 小西
河合絃司 刑事
宮地謙吾 小山
相馬剛三 医者
初井言栄 木谷の母
菅原文太 日向謙

(C)東映

解説

“実録安藤組”前三作の続篇ともいえる新シリーズ“安藤組外伝”第一作目。安藤組を結成した八名の幹部に焦点を移し、十三年間に亘る安藤組の勢力抗争を描く。脚本は「0課の女 赤い手錠」の松田寛夫、監督は「極道VSまむし」の中島貞夫、撮影は「三代目襲名」の仲沢半次郎がそれぞれ担当。

あらすじ

昭和二十四年、安藤昇は舎弟の国分、徳重らと渋谷を中心に顔を売り出していた。その頃、渋谷には強力なやくざ組織がなく安藤は虎視たんたんと縄張りを狙っていた。唯一人、グレン隊のボスとして君臨しているのは野田進一で、彼も安藤には一目おいていた。昭和二十五年、愚連隊の日向謙は弟分の津吹と酔っぱらい、刑事に暴行を働き逮捕されてしまった。以前から日向に目をつけていた安藤は、保釈金をつんで日向を釈放させ、日向は安藤の舎弟分に加わった。以来、恐れを知らない日向は、あらゆる手をつくして安藤につくすが、闇物資を強奪した事から人斬りジムに津吹が片腕を斬られてしまった。日向は間もなく津吹の仇を討って逮捕され、四年の刑を宣告された。昭和二十六年、野田進一が安藤の舎弟に加わった。昭和二十七年、八人の幹部と三百名の組員で構成した安藤組が結成された。昭和二十八年、安藤組と南部組の抗争が起きようとした時、日向が出所し、単身、南部組に乗り込み、安藤組から手をひかせた。昭和二十九年、幹部が全員揃い、安藤興業の事務所を開設する一方、野田は剣道四段の腕前を利用して、野田道場を開き、安藤組の実践部隊をつくりあげていた。昭和三十一年、安藤組は渋谷に君臨し、安藤昇の名は関東一延に広がっていた。野田は自分の事務所を持ち、番頭格の堀口の手腕により金を稼いでいたが、日向は数人の子分とともに幹部仲間から金をせびっては遊び歩いていた。そして、以前から仲の良くなかった野田と日向は、日向が野田の子分を殴り倒した事で一気に爆発、野田は日向殺害を決心した。堀口が日向を呼び出し、待ち伏せていた子分の山藤が日向に向けて拳銃を発射したが、致命傷にまでは致らなかった。数日後、安藤は幹部を全員集合させ、その場で野田に日向に対して謝罪を命じるが、二人とも頑として拒否。その後二人の間は険悪な状態になるが、日向は野田の強靱な根性に折れ、安藤組の発展の為にと和解するのだった。昭和三十三年六月、安藤は懇意にしている社長に依頼され、南洋郵船社長中井秀麿殺害事件を起こした。財界人である中井殺人の反響は大きく、マスコミ、警察から暴力団追放運動のやり玉にあげられた。安藤は幹部たちに警察からの逃亡を命じたが、日向、野田、橋本、徳重が次々と逮捕され、安藤も国分とともに葉山の別荘で逮捕された。安藤が八年、野田は六年、そして日向に二年半の刑が宣告された。二年半後、日向が出所した。幹部全員が逮捕された安藤組は他の組の進出を余儀なくされており、それを防ぐのが日向の役目でもあった。しかし、数日後、日向は抗争中に、三十七歳の生涯を終えた……。

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1974年12月上旬号

日本映画紹介:安藤組外伝 人斬り舎弟

  • 鑑賞日 2024/12/25

    登録日 2025/01/02

    評点 50


    鑑賞方法 映画館/東京都/ラピュタ阿佐ヶ谷 


    狂犬退場

    やっていることは無茶苦茶な内部抗争。既成の組織など完全無視。たぶんやくざと半グレの感じ。片腕を叩き斬られた渡瀬恒彦が途中で退場とはもったいない。実録ではなくなってしまうけれども、片腕になっても暴れ回る狂犬ぶりを見たかった。それじゃ文太が喰われちゃうか。


  • 鑑賞日 2015/04/10

    登録日 2015/04/21

    評点 75


    鑑賞方法 映画館/東京都/シネマヴェーラ渋谷 


    クレヴァーな作劇の潔さ ネタバレ

     公開のちょっと後に観て以来の「人斬り舎弟」は、本当なら先日の文芸坐での文太追悼特集において「九州進攻作戦」との2本立てで観たかったものの、その際は仕事で行けなかったので、ヴェーラの安藤昇特集で観ることにしましたが、話の展開はおろか、ただの1場面すら覚えておらず、たとえ約40年ぶりとはいえ、己の物覚えの悪さに唖然とします。
     実在の安藤組武闘派代表格・花形敬を題材にした「人斬り舎弟」は、今観ると、本来は京都撮影所所属の中島貞夫が大泉に呼ばれ、深作とのコンビ作が多かった松田寛夫脚本、仲沢半次郎キャメラと組んで作られたものであり、74年秋に公開されたこの映画が、京都の主として君臨し始めていた深作に対抗するかのように作られた映画に思えます。
     74年の深作・文太コンビは、あの腹の探り合いと盃外交を繰り返し、喧嘩自体は若衆に任せるという広能昌三の「仁義なき戦い」を完結させ、年末には「新・仁義なき戦い」を送り出すべく準備していた頃ですが、そんな広能の対極に位置する、自らが斬り込み隊長を率先する花形敬の役を、京撮の中島で撮るという、独特のバランス感覚の妙。いわば文太は、深作のいない大泉に逃れて、かつて深作組として一緒に仕事をしたスタッフを集めつつ、京都で意気投合した中島貞夫を招いて、広能昌三役で溜まったストレスを発散するような、型破りの暴れ者を演じるというのが、「人斬り舎弟」に取り組むモティヴェーションだったような気がするのです。じじつ、後に知ったことですが、文太は東映に移籍する直前、安藤昇主演の松竹映画「血と掟」で、同じく花形敬の役を演じていたのであり、あの役を東映で、しかもほぼ主役として再現することは、文太にとっても、東映での確固たる足場を確認する機会だったようにも思います。
     安藤昇としても、「仁義なき戦い」をきっかけとした実録ブームに乗る形で、「実録安藤組」2作を連作したあと、ビリング上位はキープしつつ実質的には脇に回って、かつて可愛がっていた武闘派舎弟の話を、今や東映の看板スターとなった文太にやって貰うことは、美味しい話だったに違いないでしょう。
     映画は、K大剣道部とクレジットされた梅宮辰夫ら数人と、M大ラグビー部の文太が、雨の中で喧嘩勝負をし、文太が袋叩きに遭うという冒頭の場面を伏線として、後には共に安藤昇の盃を受ける兄弟分となる二人が、その後も安藤組内部の路線を巡って対立し、梅宮の舎弟・前田吟や山本昌平が文太=花形敬の命を狙うという内部抗争にまで発展するものの、文太はそれを根に持たず水に流すといった描写と並行して、文太の恋人だった片桐夕子が、文太のせいで片腕を失った舎弟・渡瀬恒彦の介抱をするうち、渡瀬の女になるものの、渡瀬はヤクに溺れて死んだことが片桐の語りで説明されるという、サイド・ストーリーを挟みつつ、親分の安藤昇のほうは先輩格の名和宏や小松方正を叩き潰す形で渋谷でのし上がってゆく様子、某映画会社の純真そうなトップ女優を愛人として囲う様子などを経て、例の横井英樹銃撃事件はナレーションと新聞記事で描きながら、その事件でマスコミから追われた安藤組幹部たちの逃亡劇が素描されつつ、結局捕まって安藤らが服役する最中、先に釈放された文太=花形は、別の抗争事件の煽りを受けて、あっさり成田三樹夫らに川べりで殺されるという展開。
     既に花形敬=文太は死に、彼の舎弟だった郷鍈治も殺されて、安藤組若衆たちは復讐の意欲満々の中、郷の遺体を囲む通夜の席で、これ以上若者を死なせないでほしいと訴える郷の母・初井言栄の言葉を背中に受けた安藤親分の顔がズームアップし、組解散を告げる字幕が出て唐突に終わる作劇が、中島貞夫のクレヴァーな作劇術に思えて、潔いと思いました。


  • 鑑賞日 2015/03/27

    登録日 2015/03/28

    評点 50


    鑑賞方法 映画館/東京都/新文芸坐 


    本職は凄味が違う

    実在の暴力団を、実在した組長が演じたという事に、当時はあまり疑問も覚えずに企画、上映し、喜んで観た観客が多数いたという事は驚きである。
    菅原文太の荒び方、堕ちてゆく姿は痛々しいが、安藤昇の存在感の前には役者の限界がみえる。


  • 鑑賞日 2015/04/08

    登録日 2015/03/28

    評点 70


    鑑賞方法 映画館/東京都/シネマヴェーラ渋谷 


    鉄砲玉の美学

    #0324「安藤組外伝 人斬り舎弟」。安藤昇自身の企画・原作・主演によるシリーズ第一作となる1974年製作の中島貞夫監督作品。菅原文太演じる戦後の混乱期に安藤の舎弟になったM大ラグビー部出身の鉄砲玉にスポットを当てながら渋谷で猛威を振るった安藤組の栄枯盛衰を描いている。