またものすごく怒られそうな話なんですが…
私、『ガンダム』の罪はとても大きいと思うんです。
理由は「カッコいいから」
モビルスーツがカッコいい
戦闘シーンがカッコいい
兵器がカッコいい
キャラがカッコいい
美術がカッコいい
音楽がカッコいい
「殺し合い」なのにカッコいい
カッコよく見せている
そういう「男子」が憧れる要素ばかりがある。
戦争を知らない世代に、戦争をファンタジーと混同させた罪があると思うんです。
年に何回か「ガンダムは反戦アニメか?」論争みたいなのが起きるけど、私は反戦アニメとは全く思ってない。
多少はそういうシーンもあるけど、戦争でおきる、圧倒的な理不尽や恐怖を感じるシーンがない。
そもそも戦争そのものが「間違い」でしかないのに、そういう感じがしない。
誰がどう見ても主人公が正しく、敵が間違っているようにしか描かれない。
もちろん富野由悠季さんが戦争を嫌っていることは重々承知しているが…。
シリーズが続けば続くほど、戦争の臭いなんて全くしない。
それどころか「戦争ってこういうもんだよね」みたいな、子供っぽい感じしかしない。
人が死んで、主人公の少年がやたら叫んで、敵の大人が冷笑するパターン。
そしてモビルスーツがカッコよくポーズをキメる。
もういいってマジで…。
もういい加減、ペラペラの戦争を描いた『カッコいいガンダム』はいいよ…と思ってしまう。
ただまあ、なにより最大の問題は、いつまでも子供っぽい世界観に浸り続け、一向に卒業できず、それを求め続ける中年男性だとは思いますが。