閉校の小学校校舎が埋蔵文化財センターに 静岡・島田で一般展示開始
静岡県島田市の旧相賀小学校の校舎が市埋蔵文化財センターに改装され、7月から一般展示が始まった。市内の遺跡から発掘された旧石器時代から江戸時代の出土品約180点を常設展示している。
旧相賀小は2024年3月に閉校した。市はこれまで出土品を市内3カ所に分散保管していたが、倉庫が老朽化し、保管スペースも手狭になっていたため、校舎を市埋蔵文化財センターとして利活用することにした。
学校施設を利用した埋蔵文化財施設は、県では県、沼津市に次ぐ3例目という。市博物館課文化財係を旧相賀小に移転し、センターを開設。出土品を保管する収蔵庫、洗浄・復元する整備室などを設けた。
常設展示室は校長室を改修した。大井川流域の縄文時代の遺跡から見つかった装飾品や、古墳時代の駒形古墳から出土した金糸、平安~鎌倉時代の古窯跡の陶器などが並ぶ。市内の旧家から寄贈された「志戸呂焼大甕」には、焼き物師の名前と「慶応四年」の紀年銘が刻まれている。
篠ケ谷路人・主任学芸員は「縄文時代の石皿など、本物にじかに触れる展示もある。子どもたちにも地域の歴史を楽しんでもらえたら」と話す。
開館時間は平日午前9時~午後4時。20日午後1~4時には、島田宿の旧家に伝わる書簡や書籍などの古文書調査の一般公開がある。問い合わせは文化財係(0547・32・1350)へ。