「LINEクレジット」に東京都が業務改善命令…一部の利用者に過剰な貸し付け・システム不備が原因
東京都は18日、LINEヤフー、みずほ銀行などによる合弁会社「LINEクレジット」(品川区)に対し、貸金業法に基づく業務改善命令(行政処分)を出した。講じた改善策を9月25日までに文書で報告するよう求めている。同社への命令は2020年以来2回目。 【図表】政策金利が上がると月々のローンはどうなる?…支払い額のイメージ
都によると、同社は22年5月~今年1月、個人向け融資サービス「LINEポケットマネー」の顧客47人に対し、法令で定められた信用調査が不十分なまま貸し付けの契約をした。このうち5人からは必要な収入証明書の提出を受けず、1人には同法で規制された年収の3分の1を超える過剰な貸し付けをした。いずれもシステムの不備が原因だった。
同社は今年1月に不備を把握し、都に報告した。広報担当者は「深くおわび申し上げる。厳粛に受け止め、再発防止策を徹底する」とコメントした。
19年に開始した同サービスは無料通信アプリ「LINE」を通じた融資で顧客を増やし、今年3月末の累計貸し付け実行額は3000億円超に上る。