性別移行措置はかえって患者の精神状態を悪化させる、フィンランドの調査結果
先日発表されたフィンランドのこの調査、1996年から2019年にかけてフィンランドの専門的な性自認支援サービスを利用していた思春期および若年成人の精神疾患有病率:登録データを用いた研究 はすごい。
これまで欧米諸国では子供たちが性違和を言い出すと、ほぼ自動的に子供たちは社会的な性移行を推進され、大したカウンセリングも受けないまま異性ホルモンや思春期ブロッカーを処方されてきた。そのような過激な「治療」に猜疑心を持つ親たちには、医療関係者たちが「このままでは子供が自殺してしまう」と言って脅迫してきた。最近になって、やっとこうした過激な「治療」は子供たちの性違和を緩和するのに役に立たないだけでなく、かえってダメージを与えるのではないかと言われるようになってきた。それで欧米各地で子供へのホルモン治療や整形手術が禁止されつつある。そんななかで出て来たこの調査は非常に意味のあるものだ。
この調査は、1996年から2019年の間に性別に関する医療的介入を受けた23歳未満の全対象者(n=2,083)および16,643名のマッチング対照群を対象とした、フィンランド全土のコホート研究。データの分析には、カイ二乗統計量を用いたクロス集計およびコックス回帰分析が用いられた。
この調査の凄いところは、対象者の数が多いということと、長期にわたる調査であるということだ。これまでにも性別適合手術(SRS)を受けた患者のその後を追う調査というのはいくつもあったが、数が少なかったということと、脱落者が多かったということがあり、あまり効果のある結果は得られていなかった。そして今回の調査の結果というのは、
性別適合治療を目的として紹介された思春期の患者は、紹介前(45.7% 対 15.0%)および紹介後2年以上経過した時点(61.7% 対 14.6%)のいずれにおいても、対照群に比べて精神疾患の有病率が有意に高かった。2010年以降に紹介された患者は、それ以前のグループと比較して、紹介前(47.9%対15.3%)および紹介後2年以上経過した時点(61.3%対14.2%)のいずれにおいても、より高い精神科的ケアの必要性を示した。医学的性別適合手術を受けた思春期患者においては、追跡期間中に精神疾患罹患率が著しく上昇した。女性化手術群では9.8%から60.7%へ、男性化手術群では21.6%から54.5%へと増加した。過去の精神科治療歴を調整した後も、性別再割当を目的として紹介されたすべての思春期患者において、精神疾患罹患リスクは同様に上昇しており、ハザード(危険)比は女性対照群の約3倍、男性対照群の約5倍であった。
今回の調査結果をまとめるとこうなる。
性同一性障害の思春期の若者は高い精神疾患有病率を示しているが、性差や、医学的性別適合手術後のメンタルヘルスの経過については、依然として十分に解明されていない。
これらの思春期の若者たちは、紹介の前後を通じて対照群に比べて精神疾患の罹患率が著しく高く、治療の必要性は医療的介入後も持続し、場合によってはさらに深刻化することもあり、一部のケースではむしろ悪影響を及ぼす可能性さえある。
これらの知見は、医学的性別適合治療の全過程において、綿密な精神科的評価と継続的な治療が必要であることを強調している。
私はこの調査結果に全く驚かない。というより私が何年も抱いてきた考えが確認されたと言った方がいいだろう。私はもう長いこと性違和の治療がSRSであるという考えに疑問を抱いてきた。
性同一性障害は精神病なのであり、精神病は精神病として扱われるべきだ。それをあたかも身体の疾患であるかのように扱い、身体を改造すれば治るなどという野蛮な非科学的な処方が20年以上も続けられてきたこと、そして近年それをさらに奨励する方針がとられてきたことは、現代医療にとって最大のスキャンダルであると言わざる負えない。
今すぐこのような野蛮な「治療」は止め、これに携わった医療関係者は大いに反省してもらいたい。そして金儲けのために不必要な整形手術を行った医者たちを罰してほしい。


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