やはりトランスジェンダリズムは社会的伝染だった
先日ウォールストリートジャーナルで、進化生物学者のコーリン・ライト(Colin Wright)博士がEvidence Backs the Transgender Social-Contagion Hypothesesトランスジェンダーが社会的伝染であるという仮説が証拠によって裏付けされたというオプエドを発表した。
「もしトランスジェンダー自認が生まれつきの性質であるなら、そのような自認率は社会的に受け入れられるようになればある程度まで上がり、その後は特定の率で安定するはずだ。「だがもしこの現象が社会的な伝染によって作られたものであるなら、現象が頂点を迎えた後、一旦社会的影響が弱まると急に減少するといった流行り廃れのパターンが期待できる。」
そしてまさに、最近発表された調査結果で、この流行り廃れのパターンが証明されたのだ。先日もご紹介したバッキンガム大学のエリック・カフマン(Eric Kaufmann)教授の調査によれ、大学生の間でトランスジェンダーを自認する人の数が2023年から2025年の間に半分に減ったという結果が出ている。またYouGovの世論調査を分析した心理学者のジーン・トウェンジ博士も、18歳から22歳の間でトランスジェンダーを自認する人の数がやはり半分に減ったという結果づけている。
この調査も先に調査結果と一致する。
イギリスの調査によると、2011年から21年の10年間で性違和を持つと記録された患者の数は1万人あたり0.14人から4.4人と、なんと30倍に膨れ上がった。
トランス自認で圧倒的多数を占めるのが「ノンバイナリー」のカテゴリーだ。これは日本では「Xジェンダー」などと呼ばれ、男とも女とも自認しないという意味。
私はこれが一番多いのは当然だと思う。なぜなら異性だと自認してしまうと色々厄介なことが生じる。異性装をするくらいはまだしもだが、ホルモン治療を受けたり整形手術をしたりと、お金もかかるし身体を不可逆的に傷つけなければならなくなる。だがノンバイナリーを名乗っていれば、特になにもせずにLGBTQ+の仲間に入れてもらえる。
ノンバイナリーなんてものは心の中のもので、例えば左利きみたいに客観的に証明することなどできない。これこそが社会的な伝染の印だとライト博士は言う。
このノンバイナリー自認も2023年をピークに急激に減っている。トランスジェンダー活動家(TRA)たちはトランスジェンダーは生まれつきだと主張するが、それを証明できる科学的根拠は皆無である。
トランスジェンダーのアイデンティティが生物学的に固定されているという考え方は、2010年以降アメリカでトランスジェンダーと自認する人々が20倍以上急増した理由を説明できない。
TRAはこの現象を説明することができないため、これを指摘する人たちを「トランスフォーブ」だの「差別者」だのといって黙らせてきた。それでいてTRAはトランスジェンダーが社会的伝染だと指摘人々を「非科学的」と罵ってきた。
一時期はこのような現象を指摘した科学者たちがキャリアを破壊されるような攻撃を受けた。例えば2021年に「急性型性違和症候群 Rapid Onset Gender Dysphoria」 説を発表したリサ・リットマン(Lisa Littman)はアメリカ心理学協会(The American Psycological Association)61人の医療関係者が連名で調査は非科学的であるとして散々叩かれ、ROGDは正式な診断ではないと訂正を強制された。
「近年におけるトランスジェンダーの自己認識の急増は、隠された生物学的真実の暴露ではなかった。それは模倣、イデオロギー、制度的強化によって形作られた社会現象であった」とライトは結論づける。
この記事ではないが、ちょっと前に脱トランスのセラピーをしている女性のプレゼンテーションを見た時、10代でトランスした男女は平均して5年から7年で脱トランスするという。つまり思春期をきちんと通り越して大人になると性違和など消えてしまうということ。だから多くの人にとってトランス自認が生まれつきだなんてのは嘘だということだ。
これに対して過激なトランスジェンダー活動家で、自らもトランス自認の男性、エリン・リードはトランスジェンダーは断じて社会的伝染などではないと主張している。
彼の言い分は、昔は同性愛者への偏見が強く、同性愛は子供に移るとか若者を堕落させるとか言って、同性愛者を子供に近づけるなという動きがあったと指摘。だが今や同性愛がうつるなどとは誰も思わない。それと同じでトランスジェンダーが伝染するなどというのは単にトランスジェンダーへの偏見に過ぎないと主張する。
しかし同性愛者の数は同性愛が社会的に認められるようになってから一定数を保っており、トランスジェンダーのように20倍になるなんてことは起きていない。もしトランスジェンダーが同性愛と同じように、生まれつきの性質であるならば、同性愛と同じような道をたどるはずであり、急激に増えてピークを迎えたら、また急激に減るなどという現象が起こるはずはないのだ。
ROGDが非科学的だと叩かれたのは、トランスジェンダリズムがまだピークに達していない2020年のことだから、TRAが抗議をする理由もわからなくはない。だが、ピークが過ぎて減少が起きている今となっては、彼らの言い分の方がよっぽども非科学的である。
科学に従えを言いながら、リードのような活動家達は新しいデータが出てきても昔からの自論を改新しようとしない。まるでまだ2020年であるかのように主張を全く変えないのである。
彼らは自分らが実は科学に基づく話などしていないことを知っていた。だから科学的な調査は差別的だと言って禁止し、科学を語る人々を権力で黙らせてきた。だが今やそれを恐れずに声を上げる人々が増え、本当の科学が彼らの嘘でたらめを暴露しつつある。



ノンバイナリー自認が減っている一方で、「異性自認」のトランスはまだ高止まりしているという調査結果もあるようです。 今しばらく様子観察が必要なのかもしれません。
まだまだ戦いは続きますね。