Nothing Phone (4a) と (4a) Pro を触ってみた
Nothing Japanさんから、Nothingの新しいスマートフォン「Phone (4a)」と「Phone (4a) Pro」の実機を、まとめてお借りしました。先日のNothing / CMFのオーディオ製品に続いてのお声がけです。いつもありがとうございます。
今回お借りしたのは、廉価モデル「(a) シリーズ」の最新作。Phone (4a) と、その上位モデルとなるPhone (4a) Proの2機種です。せっかくなので並べて触ってみて、それぞれの個性を要点だけまとめてお伝えします。
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メーカーから製品をお借りして記事を執筆しています。製品の提供および金銭の授受は一切ありません。記事の内容は全く指示を受けていないので、僕が使ってみた率直な感想を記載しています。
並べてみると、はっきり違う
まず手に取って思ったのは、「同じ(a) シリーズだけど、明らかに別物だな」ということ。
Phone (4a) は、シースルーの背面でNothingのDNAを真っ直ぐ受け継いだモデル。Phone (4a) Proは、アルミニウムのユニボディでメタリックな存在感を放つ上位モデル。同じシリーズに属するとは思えないくらい、見た目の方向性が違うんですよ。
ざっくり言えば、こんなキャラクター分けになっています。
Phone (4a):人気のPhone (3a) を順当に進化させた、シースルーDNAの正統派
Phone (4a) Pro:Nothingの最新フラッグシップ的なメタルユニボディの上位機
どちらかを選ぶなら、「Nothingらしい透明感を味わいたい人」はPhone (4a)、「最新のメタル質感を楽しみたい人」はPhone (4a) Pro、という分かれ方になりそう。それぞれ順番に見ていきましょう。
Phone (4a)|シースルーDNAの正統進化
最初にご紹介するのは、Phone (4a) です。
手に取った瞬間に「あ、これはNothingだ」と分かる、シースルーのデザイン。透明なポリカーボネート越しに、内部のメカニカルな構造を見せることでデザインに奥行きが出ているの、本当に好きです。そして、3つのカメラがアルミニウム製のパーツに緻密に収められている。
僕は普段サブ機としてNothing Phone (2a) を使っているけれど、(4a) は明らかに完成度が上がっています。同じシースルー路線でも、ディテールの作り込みがひとつ上のレイヤーに行った感じ。
進化したGlyphバー
Nothingといえば背面のGlyphバー。Phone (4a) でも更新されており、63個のミニLEDで構成され、最大輝度3,500ニトでこれまでより最大40%明るくなりました。
スクリーンを下に向けて置いておくと、光のパターンとサウンドで通知をお知らせしてくれる。「気が散ることが減るでしょう」というメディアガイドの一文に、Nothingらしいスマホとの距離感の取り方がにじみ出ていて、いいなと思います。
動画撮影中は、フィルムカメラをイメージした赤い録画インジケーターが点灯。こういう遊び心がきっちり残っているところに、Nothingというブランドの一貫性を感じます。
カメラ構成
カメラは3眼構成。光学手ブレ補正付きの50MPメインカメラ(Samsung GN9)に加えて、超広角カメラ、そしてペリスコープ望遠カメラを搭載しています。
特にペリスコープ望遠は、テトラプリズム構造のW字型光学設計を採用したもので、最大70倍のウルトラズームに対応するとのこと。フラッグシップクラスの構成を(a) シリーズに載せてきた、というのは間違いなくPhone (4a) の見どころのひとつです。
Nothing Phone (4a) スペック概要
Phone (4a) Pro|Nothing最薄のメタルボディ
続いて、上位モデルのPhone (4a) Proです。
ぱっと持ってみると、Phone (4a) とは別物だと一発で分かる。アルミニウムのユニボディで、しかも厚さがわずか7.95mm。Nothingで最薄であり、いま販売されているユニボディスマートフォンの中でも最薄とのこと。ひんやりしてて気持ちいいです。
カラーはシルバー・ブラック・ピンクの3色展開。メタリックな光沢と質感は、これまでのNothingとはまた違った、未来的な空気を漂わせています。
これ、質感めちゃ高いです。それでいて、Nothingらしさを完全に手放していません。
カメラ周辺だけはシースルーのプラスチック素材を採用していて、内部のメカニカルな構造を少しだけ覗けるようになっているんです。「全部メタルにしました」じゃなく、「シースルーのDNAは残したい」という意志を感じる作り。このあたりのバランス感覚は、Nothingが上手いところだなと思います。
Glyphマトリックスが背面の遊び場に
背面の表示ギミックも、Phone (4a) のGlyphバーから「Glyphマトリックス」へとアップグレード。Phone (3) で初登場したものを、さらに進化させて搭載しています。
137個のミニLEDで構成されており、サイズは57%大型化、明るさも2倍。デジタルクロックやタイマー、バッテリー状態など、便利なツールがたくさん用意されています。
個人的に面白いと思ったのは、「Playground」というプラットフォームの存在。コミュニティのメンバーが作ったツールをダウンロードしたり、自分で作ったものを共有できたりする仕組みになっていて、スマホの背面が遊び場というか、ちょっとした創作の舞台になっているんですよね。Nothingらしい、ユーザーを巻き込んでいくスタンスが見えて好感が持てます。
カメラ構成
カメラはPro仕様にしっかり差別化されています。
メインカメラには、光学手ブレ補正機能を持つ50MPのソニー製LYT-700Cセンサーを採用。1/1.56インチの大型センサーで、従来より約24%大型化したそうです。
ペリスコープ望遠カメラはPhone (4a) と同じくテトラプリズム構造を採用しつつ、3.5倍光学ズーム、7倍ロスレスズーム、最大140倍のウルトラズームに対応。光学ズームは焦点距離80mm相当でポートレートにも最適とのことです。
Nothing Phone (4a) Pro スペック概要
ディスプレイの最大輝度は5,000ニトで、これはNothing史上最高の明るさ。リフレッシュレートも144Hzに達しており、上位機種らしい仕上がりです。
共通する魅力|OSとAIツール、そしてバッテリー
ここまでそれぞれの個性を見てきましたが、共通点もしっかりあります。
Nothing OS 4.1がスムーズに
両機種ともOSは「Nothing OS 4.1」(Android 16ベース)を搭載。アプリの起動・終了・切り替え、写真のスクロールなど、アニメーションがこれまで以上にスムーズになりました。
ホーム画面コンポーネントのサイズ変更、デュアルSIMユーザー向けの着信音設定など、ユーザーフィードバックを反映した細かい改善も入っています。地味だけど、こういう積み重ねがUXの底上げにつながるんですよね。
Essential AIツールが面白そう
個人的におもしろそうだと思ったのが、Essential AIツールです。
専用の「Essential Key」を押すだけで、アイデア・スクリーンショット・写真・音声を瞬時にキャプチャできる仕組み。保存された情報は「Essential Space」というスペースに集約され、AIが要約やアクションプラン作成、リマインダー設定を自動でこなしてくれるらしい。
僕は普段からアイデアをDay Oneという日記アプリに書き溜めているのですが、こういう「とにかく押せば残る」系のUIは興味があります。AIをスマホ体験の中心に据えてきたNothingの方向性が、分かりやすく表れた機能群だなと感じました。
大容量バッテリーと急速充電
バッテリーは両機種とも5,080mAhと、(a) シリーズで最大容量。50W急速充電に対応していて、0→100%を64分でフル充電可能。約3年に相当する1,200回充電サイクル後でも最大容量の90%を維持する設計とのこと。
スマホって2〜3年で買い替えるイメージがあるけれど、最近はそのサイクルも長くなってきているので、バッテリーがしっかり保つ設計になっているのは安心ですね。
サイズは、iPhone Pro Maxより少し大きめ
最後にサイズ感だけお伝えしておくと、僕が普段使っているiPhone 14 Pro Maxよりも少しだけ大きめとなっています。
小さいサイズがあってもいいような気がするけど、このくらいのサイズ感が最近のトレンドなんですかね。個人的には普段からPro Maxを使っているので違和感ありませんが、小さいサイズからの乗換だと躊躇するかもしれません。
まとめ|どちらにもNothingの軸がある
ということで、Phone (4a) とPhone (4a) Proをまとめてご紹介しました。
並べてみて改めて思ったのは、Nothingというブランドの軸の強さです。シースルーとメタル、Glyphバーとマトリックス。表現の仕方は違っても、根っこにある「モノとしての完成度を大事にする」という思想は、両機種にしっかり通っている。これがNothingというブランドの強さだなと改めて感じました。
僕がNothing Phone (2a) に惹かれたのも、結局はこの「ちゃんとデザインされている」感覚が伝わってきたから。多くのAndroid端末が「スペックのために外装がある」ように感じる中で、Nothingは逆。「モノとしての完成度」を起点にして、ちゃんとスペックが収まっている。
その思想が(a) シリーズの最新世代でも貫かれているのは、ユーザーとして嬉しいです。
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