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京都市教育委員会は5日、福祉タクシーで下校中だった市立総合支援学校の女子生徒が装着する人工呼吸器のパーツが外れ、一時意識不明となる事故が発生したことを明らかにした。市の委託先である民間事業者の看護師が同乗していたが人工呼吸器の異常の原因を誤って認識し、適切な処置が行われなかったためで、生徒は蘇生後脳症となった。京都府警は6月18日に業務上過失傷害の疑いで看護師を書類送検した。
市教委によると、生徒は医療的ケア児の登下校を支援する市の通学支援事業で看護師の介助を受けていた。事故があったのは昨年2月10日で、生徒が乗った福祉タクシー内で人工呼吸器から機器の異常を知らせるアラームが作動。原因は人工呼吸器の加湿回路が外れたことと、それによる血中酸素濃度の低下によるものだった。同乗していた50代の女性看護師はアラーム作動の原因をたん詰まりによるものと誤信し、救急用の人工呼吸器具を用いた呼吸補助など適切な措置を行わなかった。
生徒は一時、心肺停止状態となり、駆けつけた救急隊によって心拍は再開したが、酸素不足による蘇生後脳症となった。約1カ月間の入院を経て登校を再開したが、それまでできていた媒体機器を介したコミュニケーションが取れなくなるなど、脳障害への影響が生じたという。