第292回-2026年7月28日
視聴者からの意見について…など
2026年7月28日、第292回青少年委員会を千代田放送会館で開催し、吉永みち子委員長をはじめ、7人の委員全員が出席しました。
6月後半から7月前半までの1カ月間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
7月の中高生モニター報告のテーマは「最近聴いたラジオ番組について」でした。
委員会ではこれらの視聴者意見や中高生モニター報告について議論しました。
最後に今後の予定について確認しました。
議事の詳細
- 日時
- 2026年7月28日(火)午後4時00分~午後6時30分
放送倫理・番組向上機構 (千代田放送会館) - 議題
- 視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
今後の予定について - 出席者
- 吉永みち子委員長、飯田豊副委員長、池田雅子委員、佐々木輝美委員
沢井佳子委員、髙橋聡美委員、山縣文治委員
視聴者からの意見について
6月後半から7月前半までの1カ月間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
東京都北区の小学校で6月19日に起きた火災を報じるテレビ各社のニュースで、避難した小学生に出火時の様子をインタビューしたことについて視聴者から「保護者が許諾したからと言って取材するのではなく、子どもたちの心のケアを考えるべきだ」などの批判的な意見がありました。
担当の委員は「避難する時にけがをした子どももいて、(出火時は)生命の危機を感じる状況だったと思う。特定の子どもに取材が集中する(メディアスクラムのような)状況ではなく、いろいろな子が個別にインタビューされていた。保護者がそばにいて(取材の)同意を得ていたのだろう」と説明しました。
ある委員は「私が見たのは3年生以上の子で、子どもたちがどのように感じたのかが伝わるものだった。『 (批判されるので)子どものカメラ取材は全部やめてしまえ。それが無難だから』となるのは問題だろう。今回の事案はかなり配慮されていて、無神経な取材ではなかったという印象だ」と述べました。
別の委員は「報道の原点は何が起こったのかを伝えることであって、それに必要であれば、子どものインタビューも行うべきだと思う。だから、その原点を守るために取材上の配慮は忘れていないことを、メッセージとして報道機関側は示すべきだろう」と強調しました。
ほかの委員は「子どもが当事者になっており、その場で見聞きしたからこそ言えることがある。子どものメンタルに対する配慮が必要なことはもちろんで、その上で(ニュース報道では第三者の)伝聞ではなく、直接語ってもらうのは大事だと思う」と指摘しました。
最後にさらに別の委員が「一般論でいえば、(子どもを取材すること自体に)批判的な意見が寄せられるのはメディア不信の表れだろう。今回の事案では火災の状況を直接的に伝える意義を優先すべきだし、(報道機関側が)萎縮しすぎないという視点が大事だろうと思う」と議論をまとめました。
長崎県の県立高校の部活動で不適切な指導があったとして顧問教諭が県の教育委員会から戒告処分を受けた問題に関し、処分の事由とされた事案に関係し、その後転校を余儀なくされた生徒の父親に、ある民放局が独自インタビューして県内向けローカルニュースで放送したところ、当該高校の関係者とみられる視聴者から「一方的な内容の報道だ」などとする意見が寄せられました。なお当該民放局によると、県教委および当該高校にも事前に取材を申し込みましたが、それぞれ「回答できない」との返答でした。
担当委員は「『回答できない』という返事を当該ニュースのなかで言及しなかったことは問題で、当事者の片方だけの意見を聞いて報じたと受け止められる結果になってしまったと思う」と述べました。
ある委員は「(転校を余儀なくされた)生徒がいわば被害者なのだが、学校のなかは、この生徒を守るというよりは、部活動を守るとか伝統を守るというかたちで『(処分という結論が出されたから)いまはもう忘れようよ』という雰囲気のときに、このインタビューが放送されたのだろう。この父親が孤立してしまっていた印象がある。『もう忘れよう』という雰囲気に納得できなかったのではないか」という見方を示しました。
別の委員は「この生徒と父親の側の問題がまだ残っているのだと報道することで、(視聴者に)問題の所在を認識してもらうことは大事だ。しかし、ニュース報道は大きな力を持つものなので、(対立する事案では双方の主張を報じるという)報道機関の常道を踏み外さないという注意や教育を、放送局内でいま一度徹底してもらいたい」と指摘しました。
平日深夜のアニメで、人間と「獣人(猫を擬人化したキャラクター)」が共存する社会を舞台に、たばこから手が放せない猫耳の若い女性と、その友人たちの生活を描くコメディー作品に視聴者から、「喫煙描写が繰り返され、違法薬物とみられるものの使用シーンもあり、深夜帯とはいえ問題ではないか」などと批判する意見がありました。
担当委員は「深夜帯という子どもたちが見ないという前提の時間に放送することで(番組制作側の)配慮は感じられるし、違法薬物の使用だとはっきり明示しているわけでもないので、表現の自由という意味では許容の範囲内だと思う」と報告しました。
別の委員は「(違法薬物の使用が)社会的な問題になっているときに、紛らわしいことを放送でしないほうがいいと思う。自己注射のシーンがあったが、(覚醒剤の使用の)ほかに何か考えられますか」と指摘しました。
ほかの委員は「もし番組が実写のドラマであった場合はどうか。それと比較して、アニメの描写にともなう青少年への影響はより限定的であり、創作・表現の自由の範囲内だと思う」との見方を示しました。
このほかに大きな議論になる番組はなく、「討論」に進むものはありませんでした。
中高生モニター報告について
7月のテーマは「最近聴いたラジオ番組について」で、25人から合わせて25番組の報告がありました。複数のモニターが取り上げた番組は『〇〇のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)です。聴取方法はリアルタイム聴取が3人、聴き逃し配信等のアプリ(NHK ONEらじる★らじる、radiko、Spotify、YouTube)を利用したタイムフリー聴取が22人でした。
「自由記述」ではラジオに関する意見や要望、他のジャンルの番組の感想や要望、また放送局への要望などが多く寄せられました。
「青少年へのおすすめ番組」では『音楽の日2026』(TBSテレビ)に4人から、『真剣遊戯!THEバトルSHOW』(フジテレビ)に3人から、『THE MUSIC DAY 2026』(日テレ)と『真相の館』(NHK Eテレ)、『でんじろう先生のはぴエネ!』(中京テレビ)にそれぞれ2人から感想が届きました。
◆モニター報告より◆
【最近聴いたラジオ番組について】
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『マイあさ!』(NHKラジオ第1)
ラジオはテレビと違い、顔(表情)や字幕がないので普段より集中して聴くことができました。また、会話に近い感じで話すスピード感が自然だったり、余計なリアクションがないので、自分の考えを交えながら聴くのにとても向いていると思いました。(高校3年・女子・東京) -
『ゆるしん』(NHKラジオ第1)
ラジオは普段聴かないため、聴取者から寄せられたメッセージをアナウンサーがその場で読み上げる場面が多くあり、新鮮だと感じた。有名なタレントがそろうバラエティー番組のように、いつも昼の時間に見ている番組とは違う雰囲気で、おだやかな気持ちになることができた。(高校1年・女子・東京) -
『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』(NHKF?M)
英語だけでなく、その場所についてのことも知ることができるので、聴いていておもしろいです。また、会話の流れが分かりやすく、英語が少し難しくても内容を想像しながら聴けるところが良いと思いました。森崎ウィンさんの声も聞きやすく、読んでくれていると「今日も聴こう」と思えて、続けるやる気にもつながっています。英語の勉強は身構えてしまうこともありますが、この番組は楽しみながら聴けるので続けやすいと思いました。(中学2年・女子・愛知) -
『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)
毎週欠かさず聴いています。安住さんの声は早いんですが、聞き取りやすくテンポがいいので大好きです。(中学1年・女子・東京) -
『深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)
今回、ユーチューブや聞き逃し配信でラジオが聴けることを初めて知った。ラジオだけを聴き続けるのではなく、何かをしながらとか移動しながらならアリかもしれない。(中学2年・男子・東京) -
『アルコ&ピース D.C.GARAGE』(TBSラジオ)
最初から最後まで、笑い声が絶えないところがポイントで、ずっと面白いです!!元気になれます。普段、ラジオを聴かない人(友達)は、聴き方が分からないと言っていました。ラジオの聴き方を説明した動画をSNSにあげるといいと思います。番組の説明欄を詳しく書くことで、自分の興味にあったラジオを聴けるので、その説明はとても大切だと思います。(中学3年・女子・千葉) -
『高橋文哉のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)
俳優さんが、生放送で1時間というのは『オールナイトニッポン』以外であまりないと思うで、そこが魅力の一部だと思う。(中学3年・女子・神奈川) -
『SixTONESのオールナイトニッポン サタデースペシャル』(ニッポン放送)
普通の『オールナイトニッポン』は深夜1時から始まるので聴きにくいが、この番組はそれよりも早い時間から始まるため、リアルタイムで聴きやすい。この番組にメールテーマはない。だから、リアクションメールだけ届くのだが、そのおかげでリスナーも一緒に楽しんでいる雰囲気が他のラジオよりも出ているように感じる。(中学3年・女子・京都) -
『ONE MORNING』(エフエム東京)
親に学校に送ってもらう時によく聴く、いつも朝から明るい気分にさせてくれる番組です。特に印象に残っているコーナーは、番組の公式キャラクター「ワンモちゃん」がリスナーの悩みに答えてくれる「ワンワンモ相談小屋」です。登校中というわずかな時間をラジオが楽しくしてくれます。(中学2年・男子・東京) -
『シン・ラジオ』(ベイエフエム)
普段から聴いています。生放送(のはず)なので、今のネタをすぐに話してくれて、共感できて楽しいです。大人になったらこうなるのかと聴いていました。ラジオはすぐにメールをしたら読んでくれたりして聴いている人とのコミュニケーションができていて、ずっと残ってほしいメディアです。(高校2年・男子・東京) -
『PONTSUKA!!』(ベイエフエム)
お便りがたくさん読まれたり、リスナーが考えた企画が採用されたりするので、「ラジオをみんなで作っている」と感じられる点も多くの人に愛される理由ではないかと思います。私たちは、SNSで近状を知ることが当たり前になっていますが、この番組を聴いて、SNSだけが人を知る手段ではないことに気づきました。(高校2年・女子・東京) -
『加藤さんと山口くん』(STⅤラジオ)
番組コンセプトどおり、二人の日常会話を盗み聞きしているような気持ちになるほど自然なトークだった。話しているうちにどんどん話題が移り変わっていくところにリアルな温度感があってすごくよかった。(高校1年・女子・北海道) -
『SKE48 1+1+1=3じゃないよ!』(東海ラジオ)
弟に勧められて聴いてみました。私はアイドルに興味はなかったのですが、面白いトークを繰り返してくれて楽しかったです。聴取者参加型イベントなどもあり、とても楽しめました。(中学1年・男子・岐阜) -
『J‐POPパラダイス90‘S』(長崎放送)
radikoの番組表で音楽系の番組を探していたときに目にとまり、聴取した。途中でさえぎられることがないので、作業をしながら聴くときはさえぎられるCMが多いユーチューブよりもこの番組の方が向いていると思った。(中学1年・女子・長崎) -
『Yusuke Hirado MUSIC HORIZON』(FM長崎)
私がラジオを聴いて思ったラジオのいいところの一つ目は、ラジオは少し対象をしぼって、専門性の高い内容を提供できることです。プロの方々がじっくり話すことが出来ます。二つ目は出演者の素が見えるところです、ラジオでしか聴けない話や、出演者の自然体な雰囲気が感じられます。聴いていると、楽しいと感じる部分が多いです。(中学2年・女子・長崎)
【自由記述】
<ラジオに関する意見や要望>
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ラジオのメリットは何かをしながらでも聴くことができるということや、聴取者との距離が近いなとも思いました。テレビや新聞よりリスナーからの投稿がたくさん紹介されているイメージなので、ただ情報を得るだけでない温かさがあるのではないかなと思いました。(中学1年・女子・岡山)
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自分の“推し”が出演することをきっかけにラジオ番組を聴いた。「推し」の存在は、普段あまり接点のないラジオやテレビなどのメディアに触れる大きな一歩になると感じた。魅力を感じるのが「リスナーからのお便りコーナー」だ。ラジオというメディアとリスナーがしっかりとつながっている瞬間だと感じ、こうした双方向のつながりは、テレビ番組などにおいても非常に大切な要素ではないだろうか。(高校3年・女子・神奈川)
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ラジオアプリなどでは字幕(テレビの生放送みたいな)を出すと、高齢者や聴覚障がいの方でも楽しめるのではないかなと思います。(高校1年・女子・岡山)
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私は普段、ほとんどラジオを聴く機会がありません。実際に聴いてみると、映像がない分だけ音や話に集中できることが鮮明に感じられました。テレビや動画配信サービスでは映像の情報量が多いため、どうしても画面に意識が向きます。しかし、ラジオは声や音楽だけで内容が伝えられるため、自分で場面を想像しながら聴くことができます。その点がラジオならではの魅力だと思いました。(高校3年・女子・滋賀)
<他のジャンルの番組について>
- 暇な時は適当にその時間にやっているバラエティー番組などをつけることがあるのですが、どんな番組でもちょっとした笑いを引き出せるように作ってあることを知って驚きました。YouTubeやゲームよりはいい暇つぶしじゃないかなと思って最近は重宝しています。(中学2年・女子・神奈川)
<放送局への要望について>
- 中高生向けのNHKの教育番組などは平日の昼の時間帯に放送されていることが多いが、私はテレビの録画ができないため、そのような家庭でも教育番組が見られるように、土日や遅い時間帯に放送していただけたら嬉しいと感じる。(高校1年・女子・東京)
【青少年へのおすすめ番組】
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『音楽の日』(TBSテレビ)
このシーズンは長尺の音楽番組が多く放送されるものの、基本的に出演者はどの番組も大差ないため、番組のコンセプトや企画で何か惹きつけられるものがあるとより良いなと思いました。(高校2年・男子・東京) -
『真剣遊戯!THEバトルSHOW』(フジテレビ)
「GACKT降臨!!志田未来とあっち向いてホイ!!」というタイトルに惹かれて初めて見た。心理戦の番組は盛り上がる。(中学3年・女子・千葉) -
『THE MUSIC DAY2026』(日本テレビ)
ふつうの音楽番組と違って見やすいなと思うのは、事前にタイムテーブルを出してもらえるところです。いつお風呂に入ろうか、いつ勉強しようかなど、前日に考えるだけでも楽しい気持ちになります。(高校1年・女子・岡山) -
『真相の館』(NHK Eテレ)
地球温暖化が進むマイナス面だけでなく、経済面で考えると新たな航路が生まれ、輸送コストが下がるといったプラス面もあるということを謎解きやゲームをしながら楽しく学ぶことができた。普段とは違った視点で「地球温暖化」について考えることができて、とても勉強になった。(中学1年・女子・長崎) -
『でんじろう先生のはぴエネ!』(中京テレビ)
焚火後の炭で電池が作れるとはおそらく科学での学習の応用に近いのだろうが、まったく想像をすることが出来ず、学校での学びの再発見と感じた。一度、学校で学んだ事を別の角度で再考させられるような番組がもっとほしいと思った。(高校3年・男子・静岡) -
『実証科学バラエティー百閒はジッケンに如(し)かず』(NHK総合)
NHKのバラエティーはユニークな切り口の企画が多く、実際に多くの人に協力してもらいながら検証を行っている点もNHKらしい丁寧な番組作りだと思いました。ことわざをもじったユーモアのある名前で番組内容にもあった素敵な名前だと感じました。(高校2年・女子・東京) -
『くりいむクイズミラクル3時間SP』(テレビ朝日)
昭和35年にあったベルマーク運動を今もやっているので、こんなに長く続いているのが意外でした。さらに昔の食品や建物をいつまでやっていたか、いつあったのかがわかって楽しかったし、たくさん見てもあきないから最高の3時間でした。(中学1年・男子・千葉) -
『やすとも×ニュース!私にとってどうなるの?』(毎日放送)
この番組の良さは、とにかく「ニュースが自分たちの生活にどう繋がっているか」がはっきり分かるところです。国の新しい決まりや物価の話も「身近なものの値段がどう変わるか」といったレベルまで落とし込んで解説してくれるので、中学生の自分にとっても「あ、これって自分の生活にも関係あるんだ」と自然に理解できます。専門家の分かりやすい解説もあるので、社会の仕組みを学ぶのにもすごく役に立つ番組だと思います。(中学3年・男子・兵庫) -
『Nスタやまがた「青春!未来へのパスポート」』(テレビユー山形)
地元の高校生が頑張っている姿をみることで、色々な人が力を貰うことが出来ると思うし、皆さんの頑張りがテレビからも伝わるほど熱くて非常によい番組だと思いました。ぜひ続けてほしいです。(中学3年・男子・山形)
◆委員のコメント◆
【最近聴いたラジオ番組について】
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『ラジオ体操』(NHKラジオ第1)を聴いた中学2年生の報告に「ラジオ体操があったからこそ、規則正しい生活ができた。夏の思い出の一つ」とあった。国民の健康のために作り、ラジオ番組と学校が一体になってメディアをうまく利活用していた時代の遺産だと思った。
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『ONE MORNING』(エフエム東京)を聴いた中学2年生は朝の通学時に車の中で親御さんがラジオをつけて、一緒に聴いている。スマホではなく、ラジオをつけることで親子の会話のきっかけになっている。
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BUMP OF CHICKENの『PONTSUKA!!』(ベイエフエム)を聴いた高校2年生の報告に「カセットテープの話題が出て、母親に『カセットテープって使ってた?』と聞いたら棚の奥から大量の手作りカセットテープを引っ張りだしてきてくれたのが印象的でした」とあった。番組が親子の会話やつながりを深めていると感じた。
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BUMP OF CHICKENの『PONTSUKA!!』(ベイエフエム)を聴いた高校2年生の報告に「この番組を聴いて、SNSだけが人を知る手段ではないことに気づきました」とあった。SNSを利用してない人がラジオで話すこともあるし、たとえSNSをやっている人でもラジオでは話す内容が違う。普段SNSを見ている子たちにとって、ラジオは発見が多かったということだ。
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『ゆるしん』(NHKラジオ第1)を聴いた高校1年生は東京在住ながら長野放送局制作の番組をアプリで聴いている。また、複数のモニターが地方局制作の音楽番組を挙げていて、テレビが手放したローカルな領域に若年層が実際に価値を見出しているのは面白い。
【自由記述について】
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高校2年生の報告に「お便りを送る際にメールなのも送るハードルが少し高い」とあった。若い世代はメールもオールドメディアになりつつある。本人が提案しているとおり、フォームなどテンプレがあると若い世代の参入障壁が一気に下がると思う。
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中学2年生の報告に「最近の若者は見ることを含めて分かりやすくないと面白くないという傾向がある。視覚的に訴えかけないラジオはなかなか難しいように思う」、高校2年生の報告に「ラジオを映像で楽しめる方法があるとさらに魅力が広がるのではないか」とあった。これらはSNSの影響が大きいと思う。対照的に、別の中学2年生の報告に「ラジオは音声だけなので、テレビと比べて情報量が少なく、聴いていて疲れない」、高校3年生の報告に「ラジオは、テレビと違い、顔(表情)や字幕がないので普段より集中して聴くことができた。また、会話に近い感じで、話すスピード感が自然だったり、余計なリアクションがないので、自分の考えを交えながら聴くのにとても向いている」とあった。ラジオは映像がない分、情報量が比較的少なく、深く伝えることができる。じっくり聴いて理解する、想像力を働かせることが大事で、ラジオの良さに気づいてくれたのだと思う。SNSと違うからこその良さがある。
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視覚化というアイデアが複数のモニターから挙がっていることに関して、ネット動画や切り抜きなどをラジオの入り口として意図的に設計するのは、最初のきっかけとしては意義がある。ただし、あくまで視覚化は入り口にとどめて、加工されていないところがラジオの面白さということに次第に気づいてもらえるといいのではないかと思った。
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高校2年生の報告に「インターネットを使わずリアルタイムでラジオを聴ける機能がスマホに装備されている方が、ラジオを聴く人は増えると思います」とあった。これは私も欲しい。
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高校1年生の報告に「年に一度でいいから『受験の仕方』を紹介する番組があったらよいな。特に高校はローカルで注意点などを教えてほしい」とあった。予備校や高校の先生が伝えるものとは別にテレビ番組を通じて情報を得たいというニーズがあることになるほどと思った。
【青少年へのおすすめ番組について】
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『真相の館』(NHK Eテレ)を視聴した中学1年生、高校3年生の報告に、地球温暖化のマイナス面ばかりでなく、経済面でプラスもあることをテレビから学んだとあった。番組から学ぶというのはとても大切なこと。特に青少年の時期に、自分の考えや意見が絶対ではないことを知るのは大事なことで、多様な価値観に触れ、社会の相互理解促進につながるように、いろんな見方・考え方を伝えることが放送の役割であり、価値だと感じている。
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全体的に、ドラマなどテレビはタイパが大事という傾向があった中高生たちが、ラジオだとまったり感を好むという全く別の反応をしているのが面白い。
今後の予定について
8月の委員会は休会とし、次回は9月29日(火)に千代田放送会館で定例委員会を開催します。
以上