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この作品「敗戦国の大尉の僕がΩだと判明したので、元敵国の大佐に嫁いで、家庭に入る事になりました」は「創作BL」「美形×平凡」等のタグがつけられた作品です。
敗戦国の大尉の僕がΩだと判明したので、元敵国の大佐に嫁いで、家庭に入る事になりました/狼花こぎん@FANBOX開始の小説

敗戦国の大尉の僕がΩだと判明したので、元敵国の大佐に嫁いで、家庭に入る事になりました

3,018文字6分

この話は私の趣味が全開になっているだけの話です。何処を見ても地雷原だと思って、ご注意願います

恋しちゃったなら、仕方ないな

この作品にはアナタの嫌いな要素が入っている可能性もございますが、全て自己責任で読んで下さい。また無断転載やAIへの学習材料にする等は止めて下さい。そして、続きはpixivFANBOXです。ご了承下さい

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敗戦国の大尉の僕がΩだと判明したので、元敵国の大佐に嫁いで、家庭に入る事になりました


 とある時代。とある海での事。
空母の上で、僕は提督から我が国の敗北を聞いた。
 敗戦。
 我が国は負けたのだ。
 その事実。
 その現実。

「・・・」

 僕はどうなっても良い。だが、せめて、部下だけでも守りたい。
 そう思いながら、僕は海を見ていた。
海は今日も輝いていた。
どうか、部下達だけは無事に本国に送りたいと思っていた。
 やがて、元敵国、現在は戦勝国の国の空母が近付いて、僕達を捕虜として連れて行く事になったのだが、その前に検査を受ける事になった。
 此処は海の上、病気とかの検査は基本だ。病原菌を入れれば、大惨事である。
 僕も検査を受けて、捕虜として連れて行かれる事になったのだが。

「君、此処」

 元敵国の軍人が言う、片言の言葉を聞きながら、僕は部屋を見た。
 捕虜の部屋となれば、まぁ、良い所ではないとは思っていたのだが。

「え?」

 元敵国の空母の一室を僕は与えられた。
 ぎゅうぎゅう詰めではなく、本当に部屋だ。小さな一室を与えられたのだ。

「君、出る、駄目」
「勿論。それは分かった」
「何か、ある、呼んで」
「あぁ」

 何か、優しい?
 僕は捕虜なのに。
 しかも僕はエースパイロットと言う事で、相手からしたら、殺したい程の存在の筈だ。
 分からないなと思いながら、僕は寝台にぺたんと座って、窓の外を見た。
海は相変わらず綺麗だ。

 僕は見張りこそ居るが、御飯をしっかり貰えたし、シャワーも浴びる事が出来た。
 しかし部下達からは引き離れており、彼等の行く末が心配で仕方ない。

「すまない、質問だ。彼等は無事、なのか?」

 僕がドアの前の見張りに聞いてみると、彼は頷いた。

「無事」
「あと、何で僕だけ、このような扱いを?」

 完全に捕虜の扱いではない。
 まるで大事な人を護送しているような、そんな感じがした。

「君、Ω」
「え?」
「Ω、我が国の学者のα、君、嫁、貰う」

 つまり、僕の第二の性が希少種と言われるΩで、元敵国の優秀な性別であるαの人間が僕を妻にすると言う事だ。
 だから、僕をこんな丁寧な扱いをしているのだ。
 理由を理解して、僕はどうしたものかと思いながら、目を伏せた。

「・・・」
「嗚呼、すまない。教えてくれて、ありがとう」

 見張りの男は顔を真っ赤にしながら、頷いた。
 僕は部屋に戻り、頭を抱える事になった。

「僕が嫁、なんて・・・」

 家庭に入れと?
 バリバリの軍人で、今まで戦っていた人間なのに。
 無理。
 絶対無理。

「・・・」

 これはもう軍人として、裁判を受けて、処遇を受けるべきだ。恐らく、大尉の僕は銃殺になるだろう。
 其方が良いだろう。
 僕は、軍人として、死ぬ。
 そうしよう。
 心にそう決めて、僕は窓の外の海を見た。
 今日も海は輝いて、綺麗だった。


 それから、数日後、外が騒がしくなった。
 何だろうと思っていたら、廊下から慌しい音が此方に響いて来た。まるで、仇を取らんと言わんばかりに。恨みを晴らすが如く。
 僕は立ち上がり、ドアの方を見る。

 勢い良くドアが開いた。

 そこに居たのは金髪碧眼の美しい男だった。鍛えられた身体から軍人だと推測出来た。
 目が、合う。
 彼は顔を真っ赤にして、あわわと手を動かして、それからドアを閉めた。

「・・・」

 何だったんだ。

 僕がぽかんとしていると、またドアが開いた。
 先程の美しい男がドアの隙間から、ちらりと此方を見ている。

「どうかしたか?」
「・・・!」

 僕が尋ねると、ばたんとドアを閉められた。

「・・・」

 何なんだ・・・

 僕は困惑していたのだが、美しい男の方は僕の事が気になるらしく、ドアを開いて、此方を見て来るのだった。
 しかし声を掛けると逃げるし、ほおっておくと此方を見て来るし。
 意味が分からないなと思っていた。


 それが数日前。
 彼が来てから数日後の事、元敵国に着いた。
 僕は捕虜として連れて行かれると思って、窓の外を見ていたのだが、僕の部下の一人、暗号解読を担当していた部下を連れて、見張りの男が来た。

「大尉、ご無事ですか!?」
「勿論。君の無事のようで何よりだ」

 少しやつれているが、無事でホッとした。
 部下達だけは、どうにか本国に帰してやりたい。
 そう思っていたのだが。

「一先ず、来て頂けますか?」
「あぁ」

 見張りの男と部下に連れられ、僕は空母を降りた。
 タラップを降りた先に、あの美しい男が居た。周囲を軍人達がぐるりと囲っている。
 此処で、殺されるのか?
 そう思いながら、彼を見れば、美しい男が僕の前に跪き、赤い薔薇の花束を此方に向けて来た。

「はい?」
「大尉、彼—・・・アルフォンス大佐は大尉を妻にしたいようです」
「はぁ!?」

 思わず声が出た。
 慌てて部下を見れば、彼は複雑な顔をしていた。

「そうですね、何処から話せば良いのか・・・彼は大佐で、弟を乗った戦艦を大尉の攻撃に沈められたそうで・・・」
「それは・・・」
「その恨みを持って、最初は裁判を前に、大尉を殺そうとしたそうです」
「妥当だな」
「しかし大尉を見た途端に、恋をしてしまってそうで・・・」
「えぇ・・・」

 それで、あの行動と言う事か。
 あれ?でも、前に学者がどうとか言っていたような?
 聞き間違いかもしれないな。
 今はそんな事を考えている場合ではない。

「彼はαなので、Ωの大尉を妻にしたいそうです」
「それは・・・その、断りたいのだが」
「そう言ってみます」
「あぁ。頼む」

 部下が美しい男—・・・アルフォンス大佐に断る旨を彼の国の言葉で伝えると、彼は目を丸くした。それから、何かを強い口調で言っていた。
 僕が不安そうにしていると、部下が此方を向いた。

「大尉」
「何だ?」
「大尉が断ると、部下全員を皆殺しにするそうです」
「恋でそう言うのを決めたら、いけないのでは・・・?」
「自分達の命は既に彼の指示一つで決まるようです」
「それ、は・・・」

 困った。
 結婚はしたくない。
 そもそも軍人の僕が家庭に入るとか、有り得ない。
 しかし、だ。
 それ以上に部下だ。
部下を無事に本国に帰す事。それが僕の最後の役目である。
 僕は苦渋の決断をする事になった。

「・・・彼に、結婚をする事を伝えてくれ」

 部下の為に、妻になろう。

 腹を括った瞬間だった。

 部下がアルフォンス大佐にそれを伝えると、彼は花束ごと僕を抱き締めて、声を上げた。
 周囲の軍人も喜び、軍帽を投げる者も居た。
余りのはしゃぐ姿に、僕は呆然としていたが、彼は僕の頬にキスをした。

「君、愛シテル」

 拙い言葉で、僕を愛している事を彼は伝えたのだった。


続きはpixivFANBOXにて。またラブラブエッチの時間なので、R-18です
URL:https://roukakogin01.fanbox.cc/posts/10783254

コメント

  • サザン

    時々読む者ですが、今回助詞が不適当な部分が少なくとも3箇所ありました 修正してもらえますと幸いです

    2025年10月26日
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