被災の故郷思い活躍誓うホワイトソックス・村上 サイ・ヤング賞右腕から右翼線二塁打
ホワイトソックスの村上は、シカゴから約1万1000キロ離れた故郷の熊本県を最大震度7の地震が襲ったことをネットニュースで知った。即座にSNSを更新し「朝から心苦しいニュースでびっくりしています。自分の命を第一に行動してください」と投稿した。 この日のヤンキース戦では、23年にサイ・ヤング賞を受賞した右腕コールから四回に強烈な右翼線二塁打を放つなど4打数1安打で、5試合連続安打と14戦連続出塁をマークした。試合後は沈痛な面持ちで取材に応じ、「自分自身も経験しているし、本当に怖い経験だった。また同じようなことがあり、すごく心配」と語った。 2016年4月。九州学院高2年生だった村上は熊本地震で被災した。練習を終え、自転車で下校途中に激しい揺れに襲われた。母校の体育館が避難場所となり、十分に野球ができない期間を経験。野球を「僕の人生」と位置付ける村上にとっても大きな出来事だった。 昨季まで所属したヤクルト時代には、シーズンの本塁打数に応じて一定額を熊本城に寄付するなど故郷のことを思い続けてきた。大リーガーとなった今、自分にできることは何か-。 「僕自身応援してもらって力をもらっているし、こういったときこそ、少しでも力になれるよう頑張りたい」。被災した人たちに少しでも勇気と元気を与えるため、さらなる活躍を誓った。(シカゴ 赤尾裕希)