怒りしか沸かない高市首相の熊本訪問と、熊本の被災者のためにすぐにやらねばいけないこと
8月3日の高市首相による熊本訪問は、『論外』の一言でした。
あろうことか内閣広報官を帯同して、『総理が震災に即座に対応して、被災者に真摯に向き合っている』感のあるBGM付の動画を作成、目的はやはりそれだったのか。
実際、総理が訪れた避難所は氷川町中学校ただ一つ。問題なのはまずこの斐川町の町長が、総理に同行した金子国交大臣の後援会長だということ。
そして、中学校の各教室にはクーラーが完備され、避難者120人分の段ボールベッドが搬入されていました。総理訪問の前日にです。
その、『困っていない』避難所の視察すらが数分間。内閣広報官は、『一部SNSで事実と全く異なる情報が流れている、高市総理の視察は(3分ではなく)51分間です!』 と言っていましたが、事実誤認です。
そもそも、彼が引用した時事通信の首相動静は、
同3時13分、同県氷川町の氷川町及び八代市中学校組合立氷川中学校着。避難所を視察。
-ここまでが“避難所の視察”【3:13-3:21 8分間】
同3時21分から同34分まで、藤本一臣同町長。 金子国交相、赤間防災担当相、津島淳内閣府副大臣同席。
-ここまでは“町長との面談”【3:21-3:34 13分間】
同3時35分から同54分まで、被災者と意見交換。金子氏、赤間氏、津島氏、藤本氏同席。
-ここまでは“被災者との意見交換”【3:35-3:54 19分間】
同4時4分、同所発。
・・・避難所視察が51分間ではありません。
視察は8分、
町長との面談が13分、被災者との意見交換が19分。 クーラー完備の氷川中学校たった1か所で、これだけの短時間滞在。
どれだけ舐めている対応でしょうか。さらに、被災者は事前に選ばれた感が強く、『快適に過ごしている、総理のお陰』みたいな発言は、氷川町の監査委員という町の役職者。
一体全体、我々は何を見せられたのでしょうか?本当に困っている、クーラーもなく断水で困っている、体育館で雑魚寝している人達にひとりひとり声を掛けることもなく、朝9時過ぎに公邸を出て夜の10時には戻っているという有様。
これで国民に寄り添っているなどと、口が裂けても言って欲しくないところです。いま、本当に熊本の人たちのためにやらないことは、命と生活を守ることでしょう?
体育館への空調設置にスポットが充てられ、そこへの拘りから、電源の有無も調べずに300台のクーラーを調達して送った挙句、使用できずに置かれているだけの状況を現出した防衛大臣がいましたが、そこじゃない。
今回の地震で6万5千人の宿のキャンセルが出ました。避難所にいる人は7,500人。
すぐに宿泊施設に移してあげるべき
です。
ホテルに被災者を移せば、クーラーのある快適な部屋でプライバシーの確保もできます。断水対策もまずは宿泊施設優先という、工事の優先度の設定が出来ます。三度の食事もでき、人としての当たり前の生活が出来る。
もしクーラーの無い体育館への避難を余儀なくされたら、まずは『宿泊施設に移らせて欲しい』と訴えます。お年寄りや子供から順番に。
40度を超える酷暑でクーラーの無い体育館がどれほどの地獄か、首相は見学すらしなかった。自分が味わわないと人苦しみは理解できないと思います。
とにもかくにも、まずは人々の命と生活を守るために、すぐに出来ることをすぐに実行に移して欲しい。酷暑なのです、悠長にやっている場合ではない。即効性のある施策をすぐにやるんです、こういう時は。
自分が出来ることは寄付ぐらいです。権限を発揮できる人がやれることをやらないのは実にもどかしい。やはり、民間の自発的な活動に期待するしかないのでしょうか。
炎天下、作業してる人も無理はなさらずに。こまめに水分を補給してこまめに休んでください。そして、マスコミも宿泊施設への移送を訴えて欲しい。東日本大震災で被災したから痛いほど分かる。
早め早めの対応を、本当にお願いします。
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