そして最後に行き着くのが、「政府を批判する言論は不快だから禁止する」です。ナチスがやったことが、まさにそれでした。
ナチス政権以前のドイツには、性的表現を含む自由で刺激的な映画や文化が数多く存在していました。しかし、それらはやがて「不道徳」「退廃的」という言葉で排除され、検閲と弾圧の対象になっていきます。
最初から「政府批判を禁止します」とは言いません。まずは、多くの人が不快だと感じる表現から規制する。そして規制に慣れた社会では、次第に政治的な言論まで封じやすくなる。
ドイツ国民は、そうしたファシズムの濁流に飲み込まれていきました。これは大げさな想像ではなく、歴史が実際に示している流れです。
『みい山』に「不快だからアニメ化を中止しろ」が通るなら、
『千と千尋の神隠し』は少女を搾取しているから中止しろ!
『火垂るの墓』は戦時中の犯罪を美化している!中止しろ!
『まどマギ』は少女を痛めつける意図がある!止めろ!
これら全てが通ることになる。(論理は同じ)
ディストピアよw