「旧梓小学校三号校舎」老朽化で解体へ 8月22日にお別れ見学会
2026/07/28
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旧梓村(現松本市梓川梓)のシンボルとなる建築として昭和12(1937)年に新築され、地域で愛された「旧梓小学校三号校舎」が、老朽化に伴って本年度中に解体されることを受け、8月22日にお別れ見学会が開かれる。48年まで多くの卒業生を送り出してきた旧校舎に入る最後の機会で、主催する市歴史の里(島立)が参加を呼びかけている。
旧梓小学校三号校舎は木造2階建てで、校舎部分の建築面積は1263平方メートル。48年以降は保育所となり、59年から平成9(1997)年までは各種プリント基板組み立てを行う民間企業の工場として貸し出された。その後は空き校舎となり、現在に至る。
県建築士会松筑支部が一昨年度行った調査によると、外観は和洋折衷建築を思わせる造りで、当時の東京市で定められた木造小学校校舎設計規格をベースに独自の工法で造り上げたとみられるという。現在のような情報社会ではない時代に、一地方の村が、最先端の情報や技術を用いて最善の校舎を建設する試みが行われた。
当時の村は県道沿いに商店が立ち並び、景気が良く元気のある地域だったといい、調査書は「梓村にとってのシンボルとして、村の繁栄を表現するかのように立派な校舎を建設した」と推測。「大規模木造校舎としての歴史の資料として、後世に引き継がれることを切に願う」とする。歴史の里の担当者は「内部は雨漏りもなくきれいな状態。文化財のような建物ではないが、地域の思いがこもっている」と話している。
見学会は参加無料。午前10時、10時半、11時、11時半の全4回で1回30分程度。申し込みは不要で希望の時間に現地に集まってもらう。市内で活動する建築士が講師を務める。