「準備する時間もある」ソフトバンク渡邉陸 週1の出番で好リード 異例の捕手4人態勢も小久保監督が挙げる「簡単に2軍に落とせない」理由
◆楽天0―5ソフトバンク(1日、楽天モバイル最強パーク宮城) ソフトバンクの渡邉陸捕手が先発の上茶谷大河を好リードし、勝利に導いた。 ■【動画】〝上茶専属〟?!渡邉陸の好リード&上茶谷の好投! 現状、捕手4人態勢の中、上茶谷の〝専属〟状態。週に1度の出番で攻守に持ち味を発揮した。 試合後、小久保裕紀監督が「いの一番」に名前を出したのが渡邉陸だった。「渡邉陸の必死さ。このチャンスを逃したら1軍にいられないという。それが(上茶谷の良さを)引き出していると思う」とたたえた。 ソフトバンクの捕手では球宴前に山本祐大が左有鉤(ゆうこう)骨の疲労骨折から復帰。それまで海野隆司、渡邉陸、谷川原健太の3人態勢を敷いていたが、首脳陣は誰も降格させず、異例の4人態勢にした。ベンチ枠の関係で渡邉陸は先発時以外は、ベンチを外れている。それでも1軍に残した意図を小久保監督は「上茶谷(が先発)の時に(マスクを)かぶった姿と結果がいい。簡単に2軍に落とせない。頑張りは認めてあげないと。これで落としたらどこを頑張ればいいのか分からなくなってしまう」と説明した。 1週間に1度のチャンス。渡邉陸も必死に食らいつく。「チャンスは多くない。週に1回というところはあるので、それだけ準備する時間もある。しっかり試合をつくっていかないといけない」と力を込めた。 もちろんリードだけではなく、打撃面でもアピールが必要になる。2回2死から四球を取り、正木智也の先制2ランにつなげた。2四球で2出塁。「いい打者が多いので1番につなぐというところは意識した」と振り返った。 出身地の熊本県で発生した最大震度7の地震は球宴休みで帰省中に被災した。この試合前には両チームで犠牲者に黙とうもささげられた。「当たり前じゃないということがある。野球ができていることにも感謝しながらという気持ちで(試合に)いきました」。故郷への思いも込めて、白星をかみしめた。(小畑大悟) 【#OTTOホークス情報】 ▼「このチャンスを逃したら…」 ソフトバンク小久保監督が渡邉陸を高評価 無傷7連勝の上茶谷大河を好リード▼
西日本新聞社