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サムスン電子1~3月期 営業益・売上高2期連続で過去最高=半導体がけん引

記事一覧 2026.04.30 11:59

【ソウル聯合ニュース】韓国サムスン電子が30日発表した1~3月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は57兆2328億ウォン(約6兆1700億円)で、前年同期比756.1%増加した。営業利益は、韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想の45兆6633億ウォンを25.3%上回った。ウォン安・ドル高もあり、営業利益は部品事業を中心に前期より約1兆8000億ウォン押し上げられた。売上高は前年同期比69.2%増の133兆8734億ウォン、純利益は同474.3%増の47兆2253億ウォンだった。同社は、人工知能(AI)技術の革新と先制的な市場対応により、営業利益と売上高がいずれも2期連続で過去最高を達成したと説明した。未来成長産業の育成に向け、1~3月期に11兆3000億ウォンの研究開発費を投じたという。

サムスン電子の1~3月期の営業利益と売上高がいずれも過去最高を記録した=(聯合ニュース)

サムスン電子の1~3月期の営業利益と売上高がいずれも過去最高を記録した=(聯合ニュース)

◇半導体が業績けん引 スマホ新製品発売で売り上げ増加 

 1~3月期の業績を部門別にみると、半導体事業を担うデバイスソリューション(DS)部門は営業利益53兆7000億ウォン、売上高81兆7000億ウォンを記録し、業績をけん引した。

 AI関連の高付加価値製品の販売拡大とメモリー価格の上昇により、営業利益と売上高が前期比で増加し、四半期ベースで過去最高の業績を更新した。

 システムLSI(大規模集積回路)は、フラッグシップSoC(システム・オン・チップ)の販売拡大により業績が改善した。

 ファウンドリー(受託生産)は需要減少により業績が悪化したが、高性能コンピューティング市場を中心に受注が続いており、光通信モジュールの大手企業からの受注にも成功した。

 完成品(セット)事業を担当するデバイスエクスペリエンス(DX)部門の営業利益は3兆ウォン、売上高は52兆7000億ウォンだった。

 新型フラッグシップ(旗艦)スマートフォン「ギャラクシーS26」シリーズの発売により売上高は前期比で増加し、コスト負担が増す中でも高付加価値製品を中心に販売を拡大。リソースの効率化で利益減少を最小限に抑えた。

 テレビ事業を担う映像ディスプレー(VD)事業部は、プレミアム・大型テレビの堅調な販売実績と運営効率の向上などにより収益性が改善した。

 生活家電を手掛けるDA事業部は、エアコンの新製品を発売したものの、原価上昇や関税の影響で業績の改善幅は限定的だった。

 サムスンディスプレーの営業利益は4000億ウォン、売上高は6兆7000億ウォンだった。中・小型ディスプレーは閑散期とメモリー価格上昇の影響で需要が減少したが、大型ディスプレーはゲーミングモニター用有機EL(OLED)の需要が好調だった。

 自動車電装のハーマンは営業利益が2000億ウォン、売上高が3兆8000億ウォンを記録した。メモリー供給の制約やオーディオ市場の閑散期、開発費などのコスト増により業績が悪化した。

◇半導体と完成品の経営環境対照的 下半期は多様なリスクも

 4~6月期はDS部門でAIインフラ投資の拡大やメモリー価格の上昇が続くと見込まれ、さらなる業績改善が期待される。

 メモリー部門では、AI産業の成長に伴うメモリー需要増加への対応を続ける方針で、技術リーダーシップを強化するためにHBMの第6世代製品「HBM4」の初サンプルも供給する予定だ。

 DX部門は、プレミアム製品の販売拡大と構造的なコスト効率化を推進するとともに、中長期的な組織競争力の強化など事業体質の根本的改善と未来成長力の確保に注力する方針だ。

 サムスン電子は、下半期には関税や地政学的な不確実性など、引き続き多様なリスクが存在すると予想している。

ynhrm@yna.co.kr

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