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イオンモール爆発 雑貨店の指示で2人戻り犠牲に 遺族に謝罪

(更新)
令和8年熊本地震

大規模な爆発が起きた熊本県嘉島町のイオンモール熊本で、従業員2人が死亡した雑貨店の運営会社が、2人が一時、避難したあと、売上金を金庫に戻すために建物の中に戻るよう指示していたことを明らかにしました。会社は2日、遺族に経緯を説明し、謝罪したということです。

地震後に大規模な爆発が起きた「イオンモール熊本」では7人が死亡し、このうちテナントの雑貨店では、従業員の大竹玖瑠美さん(22)などあわせて2人が亡くなりました。

大竹さんは地震のあと外に避難しましたが、その後、同僚と2人で再び建物の中に戻り、爆発に巻き込まれました。

この時の状況について雑貨店の運営会社が3日、取材に応じ、大竹さんたちが一時、避難したあと、2階にある店舗のレジに入っている売上金をバックヤードの金庫に戻すため、建物の中に戻るよう指示していたことを明らかにしました。

地震の発生からおよそ50分後に会社の営業部長が雑貨店の店長を通じて大竹さんたちに指示を出したということです。

その際、イオン側に許可を取るよう伝えたということですが、イオン側から許可が取れたかどうか、現時点ではわからないとしています。

会社は2日、遺族に対して経緯を説明し、謝罪したということです。

運営会社「ハビタ」の湯瀬剛二取締役営業部長は「当時の指示は不適切で、本当に後悔している。遺族に対して誠心誠意おわびをしたい。原因の調査など、今後の対応については現在、検討している」と話しています。

イオン「当時の状況を確認中」

雑貨店の運営会社が建物の中に戻る際にイオン側に許可を取るよう伝えたとしていることについて、イオンは「当時の状況を確認中だ」としています。

そのうえでイオンは、「マニュアル上は、一度避難したあと建物に戻らないことになっていて、地震当日も建物の安全確認はとれておらず再入館ができるとは周知していない」とコメントしています。

亡くなった女性の告別式

「イオンモール熊本」で亡くなった、雑貨店の従業員 大竹玖瑠美さん(22)の告別式が3日、熊本市内の斎場で営まれ、家族や友人が参列しました。

ひつぎを乗せた車が斎場から出発すると、参列した人たちは大竹さんとの別れを惜しんでいました。

大竹さんの中学時代の部活の後輩だという女性は「目の前が真っ白になり、信じられません。厳しくもありましたが明るい先輩でした」と涙ぐみながら話していました。

経済産業省が任意の調査

「イオンモール熊本」で起きた大規模な爆発をめぐって、経済産業省は、3日午後、警察や消防、それに、この施設にLPガスを供給していた事業者などとともに、現場で任意の調査を行ったことを明らかにしました。

経済産業省によりますと、この施設では、LPガスを飲食店での調理や給湯などに利用していたということで、今回の調査では、ガスの配管に沿って、建物の内部などを確認したとしています。

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