辺野古沖事故、抗議船2隻が転覆直前に立ち入り禁じられた「臨時制限区域」に侵入

辺野古沖にある長島周辺の海域=令和5年12月、沖縄県名護市(大竹直樹撮影)

沖縄県名護市辺野古沖で3月、船2隻が転覆し同志社国際高(京都府)2年の武石知華(ともか)さん(17)ら2人が死亡した事故で、2隻が事故直前、立ち入りが禁じられている辺野古沖の「臨時制限区域」内に侵入していたことが3日、第11管区海上保安本部(那覇)への取材で分かった。

事故は3月16日午前10時10分ごろに発生。米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する抗議船2隻のうち「不屈」が転覆し、約2分後に「平和丸」も転覆した。

11管関係者によると、事故直前、ゴムボートで警戒していた海上保安官が臨時制限区域内に不屈と平和丸が相次いで侵入するのを現認。日米地位協定に伴う刑事特別法(刑特法)違反の疑いがあるとして、2隻に区域内から出るよう安全指導を行ったという。

2隻は事故直前の午前9時48分ごろ、辺野古沖にある長島と隣の小島の間を抜け、浅瀬のリーフ(サンゴ礁)から水深の深い大浦湾側の海域へ移動。このとき、ゴムボートで警戒していた海上保安官が、2隻に向かって「波が高くなっているので安全に航行してほしい」と注意を促していた。(大竹直樹)

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