映画版のストーリーアレンジが秀逸!映画「はたらく細胞」感想文
金曜ロードショーで映画「はたらく細胞」を観ました。
元々、アニメ版「はたらく細胞」が好きで、「体の機能がもの凄くわかりやすく擬人化されている…!」と感動してました。
それ故に、実写版だとどうなるんだろう…と、正直思っていました。
でも実際観てみると、凄く良かったです!
アニメ版との違いは、
・オリジナルの「はたらく細胞」と「はたらく細胞BLACK」が上手くミックスされていたこと
・体の中の物語と、体の主人である人間のストーリーの両方が感動的だったこと
があり、この点で脚本が秀逸だったなあと…!
そして、以下からネタバレになりますが、凄く秀逸な変更だなあと思ったのが…
(以下ネタバレです。未視聴の方はご注意ください。)
癌細胞が、一般的な(固形癌)癌細胞ではなく、白血病細胞だったことです。
アニメ版での癌細胞は、一般細胞が癌化したものでした。
しかし実写版での癌細胞は、白血病のたまごである骨髄芽球が癌化したもの。
つまりは、白血球になりたかった細胞が癌細胞になるわけで。
そんな癌細胞が白血球と戦うことになるのが、一層切ないのです。
アニメ版でも癌細胞登場回は非常に切ないストーリーでしたが、映画版では一層切なさが際立ったものになっていました。
白血病は、生活習慣が悪くない、若くて健康な人でもなり得る不条理な病気です。
不健康な生活習慣を繰り返していたお父さんではなく、お父さんの健康を気遣いながら日々頑張る娘の日胡ちゃんを蝕む不条理。
そして、白血球になりたかった骨髄芽球が癌化してしまった事実もまた不条理…。
ところで、白血病の根治的な治療としての骨髄移植では、事前に放射線治療で細胞を全滅させないといけません。でないと骨髄移植した際、新しい骨髄を敵と認識して激しく攻撃してしまうからです。細胞たちを一度全滅させないといけないので、「はたらく細胞」としては、とっても悲しいシーンになっていました。
そんな中での、白血病と戦う日胡ちゃんを応援するお父さんと彼氏さんのシーンは涙を禁じ得ず。
そして、ドナーによって提供された骨髄によって、日胡ちゃんの体の細胞たちは生まれ変わります。
健康のありがたみや、献血や骨髄バンクへの大事さまで伝わってくるエンタメ。
まさに、笑って泣けて勉強になる、良い映画でした。




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