京阪とJRのノーラッチ(改札内)乗り換えといえば、かつて東福寺駅が可能でした。東福寺駅では京阪本線とJR奈良線が接続。奈良線はもともと単線でホーム1面しかなく、京阪三条・出町柳方面のりばと対面で乗り換えが可能でした。東福寺駅は昔、国鉄・JRのりばも京阪が委託管理していました。
しかし、JRが対向式2面ホームに改築されると同時に、JR側にも改札口が設置され、ノーラッチでの京阪との乗り換えが不可能になりました。かつて京阪とJRの間を自由に行き来できたホームは、柵で分け隔てられています。それでも、京阪沿線から京都駅への最安運賃経路ということで、東福寺経由の利用は増加傾向にあり、JR奈良線では快速系統も全て東福寺に停車するようになり、大混雑も日常化。一方、京阪のほうはホーム有効長の関係もあって特急は通過。
現在、京阪とJRとの改札内での直接的な行き来は不可能ですが、間接的ながら唯一可能なルートが存在します。それは近鉄と京都市営地下鉄を介するもので、JR・近鉄ノーラッチ駅は2024年2月現在、
柏原、吉野口、津、松阪、伊勢市
の5駅があります。近鉄(京都線)と京都市営地下鉄烏丸線は相互乗り入れ、また同地下鉄東西線には京阪京津線の電車が乗り入れているので、近鉄から京都市営地下鉄を通って京阪京津線・石山坂本線までノーラッチで行き来できます。
ただし、京阪線(本線・中之島線・交野線・宇治線・鴨東線)と京津線・石山坂本線は、同じ会社線ながら路線網そのものが切り離されているため、両者間を改札内で行き来することは物理的に不可能です。京都地下線開通前は京阪本線と京津線が三条駅改札内で乗り換えできましたが(さらに昔、本線と京津線のレールがつながり、大阪天満橋~浜大津間直通運転の「びわこ号」もありました)。その後、地下鉄東西線開通に伴い、京津線の三条-御陵間が廃止され、代替交通として浜大津から御陵を経て東西線の京都市役所前駅まで乗り入れる形態になりました(現在、乗り入れ区間を太秦天神川駅まで延長)。
コメント
コメント一覧 (2)
かつては奈良線の利用客が少なかったですが民営化後利用客が増加し改札も分離されました。
京阪は特急が通過ですがJRは快速も停車するのが痛いですね…。
ある意味南海三国ヶ丘駅と境遇が似ていると思います。
こちらも準急以下しか停まらないですし。
JR側は快速停車駅です。
こちらもかつてはJRと南海が連絡改札で繋がっていましたが南海側の駅改築を機に完全に分離されましたね。
東福寺と三国ヶ丘は、確かに境遇が似ていると言えますね。
京阪の東福寺駅ですが、ホーム両側に踏切がある関係で8両対応にするのは困難なようですね。昼間の停車列車総本数も、京阪が15分間隔に減便したため(準急が1時間あたり4本のみ)、今ではJRのほうが多くなっています。