6xFi-21
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フィード
実際、日本でも昔ながらの小さい飲み屋はかなり厳しい。常連だった年寄りサラリーマンは減っていくし、物価は上がるし、深夜まで飲み歩く文化そのものが弱ってる。
けど、その一方で、不思議と生き残ってる店もある。外から見れば潰れかけ――内装も古い――店主も無愛想。なのに夜になるとちゃんと客が入る。しかも、チェーン店にはあまりいないタイプの客層が集まる。あれはもう、単なる飲食店というより“場所”なんだろう。
特に外国人経営の小さい店は、その傾向が強い。日本人向けに寄せすぎると埋もれるし、本国仕様に寄せすぎると人が来ない。そのギリギリを探りながら営業してるから、妙に店に熱がある。大企業みたいなマニュアル感が薄いんだよな。料理も接客も、良くも悪くも店主の人格がそのまま出る。
実際、古い雑居ビルなんか見ると分かりやすい。昼間は死にかけみたいな空気なのに、夜になると地下のインド料理屋――ベトナム料理屋――よく分からん中東系の店――そういう場所だけ妙に人がいる。SNSで大々的にバズってるわけでもないのに、口コミだけで客が回ってる。ああいう店は、一回ハマると常連が固定化する。
結局、小さい店の強みって、“非効率さ”そのものなんだと思う。店主のクセ――客同士の距離感――料理の妙な偏り。チェーン店なら削ぎ落とされるノイズが、そのまま価値になる。だから、単純に「古い店は時代遅れ」で終わらせるのは、たぶんちょっと雑なんだろう。